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第722夜:これくしょん100(8)

Collect100_title8今夜は、再び元に戻って、これくしょん100の続編(Part8)である。Part8はNo71~79の9本で、昭和56年4月の頒布である。頒布解説を引用する。『3月中旬に、車中1泊、現地1泊で、盛岡を振り出しに鳴子、温海と訪ねて来ました。昨日から暖かになったばかりとの事で、盛岡の市内でも雪は道端に積み上げられており、宮城・山形の県境では列車の窓の高さまで、雪が残っていました。盛岡では友の会系のガイドブックには載っていない工人さん(木地屋さんと言うべきかも)を訪ね、鳴子も20年振りに会う工人さんをはじめ、数件を訪ねました。効果のほどは、その内現われるのではと思っております。進矢は、郵送しないとの事ですので出向きました。温海は10年振りでしたが街は変わったとの印象を受けませんでした。常吉さんもお元気で、ロクロに上がっておられました。進矢も仕事の真最中で、奥さんや常吉さんに相手をしていただきながら待って、出来たてを貰ってきました。温海滞在、2時間でした。71伊豆護は正月、吉祥寺・東急に来た時依頼したもの。72佐藤三蔵は2寸5分が限度と言うのを、無理に作って貰いました。78斎藤良輔は昨年2度訪ね、この正月に催促した成果です。79坂下隆男は、2月の友の会例会に2寸が出たので、電話で「以前、私が頼んだ時は作らずに、友の会が頼むと作るのか」と申したところ、友の会の旅行の時から作る様になったとの事で、今度は作って貰いました。今回、5工人で合計39工人になりました。昨年末より、立て続けにPart5~8をお届けしておりますが、プロのお店の方でさえ、予定通り入荷させられないのですから、素人の私の思惑通り行かず、入らないだろうと別の手を打つと両方とも入ってしまう、不手際もありました。約束だけは7月までありますので、いつ何が入ってくるか予断を許しません。皆様も、油断なく備えておいて下さい。』 こけしの入手に手間取っている様子が長文からも読み取れる。

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写真(2)は、そのNo71~75の5本。左から、71.伊豆護(銀山)、72.佐藤三蔵(遠刈田)、73.阿部進矢(温海)花、74.同地蔵型、75.同直胴。

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写真(3)は、そのNo76~79の4本。左から、76.阿部進矢(温海)三角胴、77.同ロクロなし、78.斎藤良輔(遠刈田)、79.坂下隆男(宮古)。

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