第715夜:これくしょん100(2)
今夜は、昨夜に続いて「これくしょん100」のPart2を紹介する。このPart2は昭和55年2月に頒布されたもので、No12~20までの9本である。頒布解説の要旨を以下に記す。『遅々とし進まず、やっと20本、14工人になりました。前回、須貝国男には同型で模様違いを作って貰いましたが、今回からは型の違うものを作って貰うようにします。佐藤一夫は、鳴子型、キナキナ、そして帯付、小幡敏夫には福松型と本人型、小笠原義雄には普通の型と作り付け(ものの本には、こげすとか書いてあります)などです。高橋雄司と小野寺正徳は、直接本人に頼んでもダメで、店を通して頼んだら作って貰えました。小笠原義雄は、依頼したのが78年で、始めは79年4月に送るとの話が、延びて80年2月と足掛け3年がかりです。』 当時のこけし界の状況が垣間見られて興味深い。
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コメント
小寸が好きな自分には夢のようなコレクションです。
こんな沢山の工人の小寸、ぎっしり詰まっていたら
目眩を起こして倒れそうです。
小さいながら、どれも美しく愛おしいですね。
投稿: kuma | 2012年6月 9日 (土) 23時11分
kuma様
おはようございます。
小さなこけしも、色々な工人の色々なこけしがこれだけ揃うと壮観ですね。未だ未だ、こけしブームの最中、よく集められたものだと思います。こけし好きの執念の賜なのでしょう。小さいながら当時の各工人の作風が分かり、貴重なコレクションです。
投稿: 国恵志堂 | 2012年6月10日 (日) 08時51分