第714夜:これくしょん100(1)
こけしの頒布は東京こけし友の会などの団体で行われているものの他、個人の活動もこけしブームの頃には盛んに行われていた。そのような活動を記録として残すのも本ブログの役目の1つかと考えている。今回、同好のS氏より『これくしょん100』という豆こけしの頒布品をお借りしたので、これから何回かに渡って紹介したいと思う。頒布は「虚仮子舎(円尾政弘氏)」の企画により限定会員制(約20名)で行われ、1979年8月~1982年5月までの3年間に、計18回、178本の頒布をもって達成されている。豆こけしは大きさ2寸で、1工人で1本から数本の間で頒布された。口絵写真は、豆こけしが収納できるように作られた木製の箱で、赤色の綺麗な模様で飾られている。
写真(2)は口絵の収納箱を開けたところ。中には4つに仕切られた薄い箱が4つ重ねて入っており、ここに豆こけしが納められている。なお、各こけしの胴底には写真(3)のように頒布の番号が付けられている。
それでは、「これくしょん100」の豆こけしを順番に紹介していこう。先ずはPart1と称して昭和54年8月に頒布されたもの。
写真(4)はそのNo1~5の5本。左から、1.大浦久一(小原)、2.阿保六知秀(黒石)、3.佐藤円夫(秋保)、4.佐藤武志(秋保)、5.高梨節子(秋保)。
写真(5)はそのNo6~11の6本。左から、6.高橋金三(花巻)、7.高瀬時男(休屋)、8.佐藤忠男(花巻)、9.須貝国男(鳴子)菊、10.同ぼたん、11.同かえで。
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