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2012年9月

第766夜:正司さんの吉太郎写し(4)

Masashi_aohana_kiti_kao同好のK氏が依頼した長谷川正司さんの吉太郎写し第2弾が届いたので、紹介したい。原こけしは、青と赤の花を交互に重ねた胴模様が特徴的な吉太郎で、昭和50年代には小林清次郎さんも作っている。正司さんにとっては初めて作る型であるとのこと。原こけしの青花の青は普通の染料ではなく絵具が使われているらしい。口絵写真は、その吉太郎写しの表情。

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第765夜:友の会9月例会(H24)

1209reikai_omiyage一昨日は東京こけし友の会の9月例会があり出席したので、その報告である。前日までの猛暑が嘘のような涼しい雨の中、それでも69名の出席があった。お土産こけしは土湯系の陳野原幸紀さんで4種類があった。冒頭、会長から9/16までカメイ美術館で開催されていた「私の好きな戦後のこけし」展の報告があった。ギャラリーは平塚幹事の山形系黒田ムメノのこけしで、スライドも併用して後ろの席の人にも分かりやすい解説があった。新品こけしは野地三起子さん、長谷川優志さん、鈴木明さん、斎藤弘道さんのコマ入りえじこ。抽選は無く、入札は「お楽しみ入札会」と題して、最低価は一律1000円であった。第二部は旅行会のスライドを中心に、若い会員からのイベント報告、案内があった。口絵写真は、おみやげこけし。

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第764夜:梅こけしの系譜

Ume_kokeshi_meishi前回、高橋忠蔵、通の梅こけしの紹介をしたので、改めて梅こけしの系譜について纏めてみた。所謂「梅こけし」は弥治郎系の大野栄治の創作によると言われている。そのこけしは栄治の他、同系列の小倉嘉三郎-篤-勝志と引き継がれている。一方で、この梅こけしは遠刈田系と土湯系にも波及している。遠刈田系については第87夜で紹介したように、昭和14年に米浪氏が持参したこけし絵を元に佐藤円吉が作り始めたという(「こけし手帖54号」参照)。一方の土湯系では、同じ昭和14年に鳥居氏が描いたこけし絵により高橋忠蔵が作ったという(「こけし手帖256号」参照)。口絵写真は、米浪氏のこけし絵が描かれた名刺である。

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第763夜:通の梅こけし

Toru_cyuzo_ume_kaoここのところ、ヤフオクに高橋通さんのこけしが集中的に出品されている。その中に、一風変わったこけしが出品されていた。出品の解説には「珍品の梅こけし(忠蔵復元)か?」とある。本来の土湯系の形態・描彩ではないし、普通ならパスするのだが、第371夜で紹介した忠蔵の梅こけしの復元であろうことは直ぐに分かったので、並べて比較するのも良いかなと思い、入札に参加した。今夜は、運よく我が家にやってきた通梅こけしを、忠蔵梅こけしと比較しながら鑑賞したいと思う。口絵写真は、通さんの梅こけしの表情である。 

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第762夜:コレクション100(X3)

Collect100_title_x3引き続き、豆こけしコレクションの続きを掲載する。今夜は、補遺の3回目、No199~208までの10本で、昭和58年3月の頒布である。頒布解説は次の通り。今回は若手3工人で、合計114工人になりました。英裕は前に、撰-610(大木)で赤テガラとオカッパの3段の重ね菊が出ましたが、今回は重複しないように赤テガラは2段の重ね菊、地蔵型とおよね初作のはずです。清は清次郎の息子で、手なれている感じがします。一成は好一の息子ですが、梅の咲き方も少々さびしいし、こげすにろくろ線は形が分かりにくく、胴模様は逆の方が良かったと思います。

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第761夜:コレクション100(X2)

Collect100_title_x2今夜も、豆こけしコレクションの続きである。補遺の2回目、No.189~198までの10本で、昭和58年1月の頒布である。頒布解説を記載する。昨年8月に補遺-1をお送りしてから、御無沙汰しており、自然消滅かと思われた方もおられたでしょうが、お陰さまで110工人を超える事が出来ました。今回は3工人10本で合計111工人になりました。猪狩は先に頒布した小関(大正2)、石川篤次郎(大正4)に次いで、朝倉きぬと共に大正7年生まれで、貴重な大正1桁生まれ工人の2寸です。もう一人の大正7年生まれの小林清次郎にも作ってもらう予定でいます。今晃は昨年9月26日に結婚しましたが、その直前に作った(9月24日到着)こけしです。富治海は、故文助の息子で、富雄の弟、猪狩と共に文助の弟子3人が揃いました。

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第760夜:コレクション100(X1)

Collect100_title_x1豆こけしコレクションも当初目標の100工人を達成し、今回からは追加分の「補遺」に入ってきた。「補遺-1」はNo179~188の10本で、昭和57年8月の頒布である。以下、頒布解説文を紹介する。今回は8工人10本で、108工人となりました。179俊昭は順番では100工人目だったのですが、・・・で繰り下げました。181~185孝市、うめ子、孝志は夫婦プラス息子です。187平四郎、188陽子はわずか20本中に10種ぐらいあり、寸法も小さい物ありでバラバラという感じで、分け様に困りましたが、平四郎が大ならば陽子は小、平四郎が小ならば陽子は大にセットしました。

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第759夜:コレクション100(18)

Collect100_title18昨夜に続き、豆こけしコレクションの続きである。今回はそのPart18で、No171~178までの8本で、昭和57年5月の頒布である。以下、頒布解説より。今回は6工人で、合計100工人になりました。1979年8月にPart1を発送してより、3年弱ですが、入荷は108工人まで進んでいます。当初の35組よりPart18では20組まで減ってしまったのは、後半のすさまじい追い込みに耐えられなかったのではと、反省しております。補遺は、来年3月ぐらいで終了させます。もう可能な工人も少なくなりましたので、初期のペースで集めます。とりあえず、7月に第1回を発送の予定です。

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第758夜:コレクション100(17)

Collect100_title17久し振りに、豆こけしコレクションの続編を掲載する。前回はPart16までで止まっていたので、今回はPart17である。昭和57年4月の頒布。頒布解説は次の通り。No162~170までの8工人で、合計94工人になりました。164和平と165くにみは、初めての夫婦ペアです。167中鉢には少々ガッカリしましたが、普段作っていないものを作らせたせいでしょう。168、169小関は、大正2年生まれという事で、考慮外でしたが、「山形のこけし」特装版のために豆を作ったのを知り、アプローチして作ってもらいました。

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第757夜:高瀬善治のこけし(戦前と戦後)

Takazen_senzen_kao十和田湖の高瀬善治のこけしも気になるこけしの一つではあったが、なかなか入手するに相応しい作品に出会わなかった。ようやく今年6月に昭和22年という作を入手したところ、8月には戦前作を、これもヤフオクで手にすることが出来、善治の戦前から戦後にかけての作風の変化を直に鑑賞することが出来た。今夜は、その善治のこけしを紹介したい。口絵写真は戦前善治の表情である。

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第756夜:正司さんの吉太郎写し(3)

Masashi_kojima_kao先日、同好のK氏より、長谷川正司さんのこけしが送られてきた。K氏所蔵の吉太郎の写しとのこと。K氏も正司さんのこけしが好みとのことで、写しの作成を頼みたいという話は聞いていた。私が8月に正司さんを訪ねた折にそのことを伝えており、それが実現したものであった。随分と早く出来上がったものだと驚いている。口絵写真はその吉太郎写しの表情である。

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第755夜:こけし談話会(戦前丑蔵)

120909dannwakai_eihiro今日は、鶯谷の「ねぎし」にて東京こけし友の会の平成24年度第2回目の「こけし談話会」があり、出席したので紹介したい。真夏を思わせる酷暑の中、23名の出席があった。テーマは「戦前の丑蔵」ということで、丑蔵とその弟子にあたる高橋市太郎、小林善作、小林英一の戦前作が多数持ち寄られた。また、今回は特別ゲストとして佐藤英裕さんをお招きして色々とお話しを伺った。口絵写真は、挨拶をする英裕さん。

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第754夜:初期庫治(2)

Kuraji_s40_kao9月に入り、昼間は未だ暑いものの朝夕は大分涼しくなった。こけし界も秋のシーズンに突入し、鳴子の全国こけし祭りも盛況の内に終了したようだ。鳴子には何回も行ったことはあるが、こけし祭りには縁が無く、今年こそはと思っていたが腰の具合が思うに任せず参加を取り止めることになってしまった。本ブログの方も更新が滞っており申し訳ない次第である。今夜は、8月に入手したままになっていた庫治のこけしを眺めて見たいと思う。口絵写真は、その庫治の表情である。

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