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第755夜:こけし談話会(戦前丑蔵)

120909dannwakai_eihiro今日は、鶯谷の「ねぎし」にて東京こけし友の会の平成24年度第2回目の「こけし談話会」があり、出席したので紹介したい。真夏を思わせる酷暑の中、23名の出席があった。テーマは「戦前の丑蔵」ということで、丑蔵とその弟子にあたる高橋市太郎、小林善作、小林英一の戦前作が多数持ち寄られた。また、今回は特別ゲストとして佐藤英裕さんをお招きして色々とお話しを伺った。口絵写真は、挨拶をする英裕さん。

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写真(2)は会場風景。幹事の鈴木さんの資料を使った解説から始まった。

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写真(3)は、今回集まった中では最も古い昭和初期の丑蔵。左端の小寸は蝶形手絡に一筆目の愛らしい作。

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写真(4)もそれに続く昭和1桁台の丑蔵。殆ど同じ時期に作られたものと思われるが、右のこけしは胴模様の最下部に横向き花弁のようなものが描かれている。上から重ね菊を描いていったら下にスペースが出来てしまったので、付け加えたのではないかとの意見であった。そう言えば、左のこけしでも最下部の菊はやや押しつぶれた形になっている。よく考えて均等に4つの花弁を描いたのではないのであろうか。

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写真(5)は昭和10年代以降の丑蔵。左から古い順。小林辻右衛門名義など。

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写真(6)は高橋市太郎。左端は初期の作で、丑蔵のフランケンを思わせる形態・描彩が興味深い。市太郎のこけしは、表情の鋭いA型と表情やや甘く、下部に紫ロクロ線が入ったB型に分けられる。

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写真(7)は小林善作。善作も普通の重ね菊で表情の鋭いA型(左3本)と、開いた重ね菊で表情のやや優しいB型(頭頂の手絡も異なる、右3本)に分けられる。

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写真(8)は小林英一のこけし。

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