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2012年11月

第789夜:正吾さんの武蔵(昭初)写し

Syogo_takezo_syosyo_kao10月20日に日帰りで鳴子に出掛け、高橋正吾さんに昭和初期と思われる武蔵のこけしを見て貰い、いつでも良いからと言って写しの作成を頼んできた。そのこけしが昨日送られてきたので、今夜はその紹介をしたいと思う。正吾さんには、これまでに何回も写しの作成をお願いしており、その中には今回と同じ時期のものもあったが、それから暫く経っており、どのようなものが出来あがってくるか楽しみであった。口絵写真は、その昭初武蔵写しの表情である。

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第788夜:ゆき子の初期こけし

Yukiko_s46_kao25日の友の会11月例会では、入札こけしとして2本の井上ゆき子のこけしが出ていた。こけしの胴底には昭和46年と48年との書き込みがあった。中でも46年作は表情に張りがあり、一目で魅せられてしまった。頑張った甲斐があって入手することが出来た。今夜はそのこけしを紹介したいと思う。口絵写真は、その表情である。

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第787夜:友の会11月例会(H24年)

1211reikai_kanou昨日は、東京こけし友の会の11月例会があり、出席したのでその報告である。出席者は71名であった。おみやげこけしは作並系の加納博さんで10種類を超えるこけしが送られてきた。例会ギャラリーは阿部常吉のこけし、戦前の優作と愛らしいエジコが披露、解説された。新品こけしは笹森淳一さん、阿部国敏さん、小林清さん、渡辺忠雄さんに、西山敏彦さんの子持ちエジコとカラス瓶入りの七福神。第二部は、みちのくこけしまつり、高円寺フェス、とげぬき地蔵尊の実演などがスライドで報告された。口絵写真は、おみやげこけしの加納博さんのこけし。

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第786夜:鳴子こけしまつり(H24年人形の家)

2012yokohama_yoshinobu_syog今日23日(金・祝)から、横浜「人形の家」で恒例の「鳴子こけしまつり」が始まった。祝日で混雑が予想されるため午後の2時過ぎに会場を訪れた。予想通り、混雑が一段落したところで、午前中はかなりの来場者があり、出展したこけし・玩部類も大分減っているようであった。今年も、実演者は高橋義一、大沼秀顕、早坂利成、柿澤是伸の4工人で、もう皆さんお馴染である。3時頃からはまた来場者が増えてきて、義一さんはロクロ挽きと描彩の実演、利成さんはこけし絵付けの指導、秀顕さんと是伸さんは来場者の応対と忙しく動いていた。「高勘」の二人(義一さん、是伸さん)は、伝統的なものとそれに工夫を加えた創作的なものを作っていた。秀顕さんと利成さんは、こけしはあくまで伝統的なものが中心で、お雛様などの木地玩具類に自身の工夫を凝らしていた。口絵写真は、是伸さんの新作、季節物の「正月飾り」である。

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第785夜:木肌こけし

Haruji_kihada_kao今夜は、ちょっと変わったこけしの話である。胴の一部に原木をそのまま使用し、木肌をそのまま残したこけしがある。正式な呼び名を知らないので、便宜的に「木肌こけし」と称しておく。この木肌こけし、戦前から作られており、胴に桜の原木をそのまま使った大沼岩蔵のこけし等は良く知られている。今夜は、弥治郎系の本田亀寿と佐藤春二の木肌こけしを紹介したい。口絵写真は、春二のこけしの表情である。

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第784夜:正一の太子型変遷

Syoichi_jizo_s33_kao昨夜は佐藤正一の初期太子型を紹介したが、その形態はかなり特徴的なものがあった。太治郎型は好きなこけしの1つなので、正一の太子型も何本か持っており、今回その初期作が入ったことで、その時代による変化を改めて見てみることにした。今夜は、その太子型の変遷である。口絵写真は昭和33年作の太子型の表情である。

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第783夜:正一の初期太子型

Syoichi_jizo_s17_kao_2ここのところ、ヤフオクで昭和10年代後半の古品の出品が続いている。出品価は高めであるが保存状態はそこそこ良いものが多く、蒐集欲をそそるものもある。先週出品分では佐藤正一と秋山慶一郎に注目していたが、正一を何とか入手できたので紹介したい。正一のこけしは胴底に署名と製作日(年齢)が書かれているので、製作時期が分かり便利である。今夜のこけしは「昭和17年11月1日、38才」とあり、初期の作であることが分かる。口絵写真は、その表情である。

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第782夜:渡辺忠蔵のこけし(本人型)

Watacyu_honnin_s37_kao暫く前、ヤフオクに渡辺忠蔵の初期のこけしが出ていた。「こけし 美と系譜」に掲載されている忠蔵のこけしと同手であるとのコメントも付いていたが、出品価が高めだったせいか、最初の出品では入札はなかった。その後、2回目の出品があったがやはり入札は無く、出品価で私のところにやってきたものである。忠蔵は、作蔵型、鯖湖型、本人型の3種を作っており、作蔵型と鯖湖型の初期のものを既に持っているが、本人型は持っていなかったので、今回入手した次第である。今夜は、その忠蔵本人型を見てみたいと思う。口絵写真は、その本人型の表情である。

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第781夜:岡崎斎と鳴子共通型

Hitoshi_senzen_kao伝統こけしの11系統の中で、鳴子系はあまり人気がない系統である。最近の若い愛好家には津軽系や土湯系、また南部系などが人気を集めているようだ。鳴子系のこけしは最もこけしらしいこけしであるが、それが却ってどれも同じように見え、面白みがないのかも知れない。ところが戦前の鳴子こけしを見てみると、実に多様性に富んでおり、系列、家系によって実に様々な特色のあるこけしが作られていた。それが戦後になって画一的なものになり特色が薄れて、所謂「鳴子共通型」のこけしが多数を占めるようになってしまった。その「共通型」では、胴模様として「菱菊」を描き、その菱菊は岡崎斎によって確立された様式を真似たものと言われている。今夜は、その斎のこけしを見てみたいと思う。口絵写真は斎こけしの表情。

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第780夜:希三のこけし(3)

Kizo_s14syaku_kao今夜は、先週入手した戦前の希三のこけしの話である。戦前の希三のこけしは友の会の入札にも何回か出ていたが、良いとは思ったものの入手するところまではいかなかった。特に何年か前に出た尺5寸の希三は保存も良く素晴らしい出来であったが大きさに負けて断念してしまった。その希三は整った表情であり、今思うと昭和15年頃の作だったようだ。その希三のこけしに取りつかれてしまったのは、14年作を見てからである。その独特な表情に魅せられてしまったのである。希三こけしについては、第604夜、605夜で紹介しているが、その時点では曖昧であった大沼竹雄こけしとの類似性について、改めて補足したいと思う。口絵写真はその希三こけし(14年)の表情である。

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第779夜:こけし談話会(幸九郎)

1211danwakai_ko9ro_s12kao昨日は、東京こけし友の会の「こけし談話会」があり出席したので、今夜はその報告である。談話会のテーマは、「渡辺幸九郎のこけし」で、幸九郎のお孫さんであるご夫妻を含め、15名の出席があった。幸九郎のこけしは、戦前の下ノ原時代、鎌先時代(昭和7年~)と、戦後のものもあり、幸九郎の各製作時期による変化を確認することが出来た。口絵写真は超大寸(尺5寸か)の幸九郎(昭和12年作)の表情である。なお、掲載写真では、こけしの色彩が背景の壁の色に溶け込んで見難くなっているので、ご容赦願いたい。

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第778夜:伊藤長一のこけし(2)

Cyoichi_syoki_kao「こけし辞典」などの文献を読んでいると、こけしの良し悪しについて触れていることが多々ある。但し、通常は評価の良いこけしについては、その写真が掲載されているが、評価の好ましくないこけしについては文言のみで写真の掲載は殆どない。こけしの良し悪しは、やはり見て較べて初めて分かるものであり、そうようなこけしも見てみたいと思うものである。本ブログでは、そのような観点からのこけしも取り上げていきたいと思っている。今夜は、その一例として鳴子系の伊藤長一のこけしを紹介したい。口絵写真は、長一こけしの表情である。

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第777夜:藤原政五郎のこけし

Fmasagoro_b_kao昨日、今日と秋らしい暖かな日差しが続いている。本ブログも今夜は記念すべき「777」夜を迎える。題材となるこけしは幾つかあるが、何にすべきか考えていた。そんな折の先週、同好の仲間からヤフオクに藤原政五郎のこけしが出ているが、「どうですか?」と聞かれた。南部系のこけしとは出会いが少なく、政五郎のこけしも持っていなかったので、改めて出品写真を見て見ると、なかなか良いではないか。とは言え、政五郎こけしにはイミテーションも多いと聞く。そこで、文献を調べてみると、どうやら政五郎のB型というものらしいことが分かった。保存状態も良いようなので、これなら1本欲しいと入札に参戦し、ほどほどの価格で手にすることが出来た。今夜は、そうして我がコレクションの一員となった政五郎のこけしを紹介したい。口絵写真は政五郎の表情アップ。

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第776夜:敏道のこけし

Toshimiti_s60_kao今日から11月、辺りの紅葉はまだまだと言った感じだが、朝夕はめっきり涼しくなって上着が手放せなくなった。先日のヤフオクで、阿部敏道のこけしを入手したので、今夜はその紹介をしたい。敏道さんは国敏さんの父親であるが、ガイドブックなどでの記載も殆どなく、そのこけしはあまり多くはないようだ。口絵写真は敏道こけしの表情である。

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