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2012年12月

第797夜:春二の直胴型

Haruji_rokurosen_kao 今年もあと残すところ数時間となった。本ブログも800夜目前というところまで来たが追い込みが効かず、800夜達成は年を越すことになってしまった。先ずは1年間、本ブログにお付き合い頂いた皆さんに感謝申し上げたい。さて大晦日のこけしは、最近手に入れた春二のこけしを取り上げることにした。春二は戦前から戦後と長い期間こけしを作っており、その残るこけしも数多く、幸太型や茂吉型を初め、自身の型でも多種多様なこけしが残っている。今夜のこけしは直胴にロクロ線模様だけのシンプルなものである。口絵写真はその表情である。

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第796夜:正司さんのムメノ写し2種

Hasemasa_umeno_s34_kao 年末を控え寒い日が続いている。今日は最低気温が0度を下回ったとか。とにかく風邪などひかないよう注意して頂きたい。先日、ヤフオクで8万を超える高額落札があったので見てみると、盛美津雄さんのこけしとだるまのセットであった。署名からみて近作であり大きさも6寸ほど。何でこんなに高くなったのかと・・・。思い当たるのは首をかしげたように顔を斜めに描いてところか。確かにこの様式は珍しく愛らしくはあるのだが、競り合い状況をみると3人が6万円を超えていた。第三次こけしブーム(?)の一端を垣間見たような気がした。だが、一番驚いたのは美津雄さんかも知れない。さて、今夜は長谷川正司さんの黒田ムメノ(ウメノ)写しである。正司さんは吉太郎型に専念しているが、最近は吉太郎周辺のこけしにも挑戦している。口絵写真は戦後のムメノ写しの表情である。

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第795夜:小島さんのこけし

Kojima_kannon_s44_kao津軽系の小島さんが亡くなってから一週間が経った。私は小島さんとは何回か話をしたくらいで特に親しい関係でもなかったし、こけしも数えるほどしか持っていない。小島さんは、津軽こけし工人組合の組合長として、津軽こけし館と協力し、津軽系こけしの普及に努めて来られた。その活動が実って、昨今の津軽系こけしの人気は高く、こけし工人フェスティバルも大盛況となっている。小島さんの思いは遂げられたと言っても良いであろう。今夜はその小島さん追悼の意味も込めて、手持ちのこけしを紹介したいと思う。口絵写真は小島さんの初期のこけしの表情である。

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第794夜:大沼誓のこけし(60万アクセス)

Sei_55sai_kao 今日、本ブログのアクセス数が60万件を超えた。50万件を超えたのが5/14だったので、約7カ月で達成したことになる。見にきて下さった方々に御礼申し上げる。さて、鳴子好きの私にとっても、大沼誓のこけしはかなり上位に入るこけしである。にも拘わらず誓のこけしは殆ど持っていない。戦後の誓こけしはかなり作られており、市場でもそれほど珍しいこけしではない。しかし戦前のものとなるとやはり多くは残っておらず、入札市場に出ることも多くはない。以前、戦前の秀作が目の前に現れたこともあったが手元に留めることは出来ず、その後そういう機会も訪れなかった。今夜紹介するこけしは昭和19年のもの、戦前最後のものであるが、流石に戦前「誓」こけしの俤を色濃く残しており、満足できる1本となった。今夜は、その誓こけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情。

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第793夜:戦前の健三郎こけし

Kenzaburo_s15_kao 今夜は、大沼健三郎の戦前のこけしを見てみたいと思う。健三郎は古くからこけしを作っていたと思われるが、確認される古いこけしは昭和12年頃のものとされている。そのこけしは泥臭く野趣に富んだもので古鳴子の風格を持ったものである。類例は「木の花(第拾八号)」『ピーク期のこけし(四)』を参照されたい。しかし、その後の変化は意外に激しいものがあり、そのあたりを見てみたいと思う。口絵写真は、健三郎昭和15年の表情である。

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★小島さん逝去!

津軽系の小島俊幸さんが本日(14日)、急逝されたとのこと。63歳。ご冥福をお祈り致します。なお、葬儀スケジュールは下記の通り。

 16日 午後2時 火葬   午後6時 通夜(ベルホール黒石)
 17日 午前11時 葬式(ベルホール黒石)

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第792夜:友の会12月例会(H24年)

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昨9日(日)は東京こけし友の会の12月例会があり、その報告である。12月は年末を控え、例会もいつもの第4日曜ではなく第2日曜となっているためか、常連さんでも来られない方がおり、出席者は63名とやや少な目であった。おみやげこけしは遠刈田系の新人、日下秀行さんで2種類の模様があった。例会ギャラリーは井上四郎さんの初期のこけし。12月は新品こけしの頒布は無く、中古品の頒布が中心であった。第二部では、今年亡くなられた工人のこけしを展示して生前を偲んだ。口絵写真は日下さんのおみやげこけし。

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第791夜:弘道の本人型(?)

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今日、17時20分頃、ちょっと大きな地震があり、ちょうど棚に並べていたこけしが倒れて落ちてきた。たまたまパソコンで作業中であったが、動作不能に陥っておりやむなく電源を落としたところ、再起動でエラーが発生し起動できなくなってしまった。どうやら起動用のファイルが壊れてしまったらしい。そのため今まで作っていたデータも使えなくなってしまった。仕方なく、古いパソコンを出してきて、メールとインターネットのみで使っている。何とも情けない話である。さて、昨日は墓参りに行った帰りに、久しぶりに「つどい」に寄ってみた。そこで珍しいこけしを見つけた。一見したところでは弘道のこけしのように見えたが、前髪やカセなど明らかに違うし、胴模様も見慣れたものではない。そこで胴底の署名を見ると、やはり弘道で、昨夜のエジコと同じ書き方であった。こけし界で良く言われる「こけしがこけしを呼ぶ」で、私の目の前に表れたのであろうか・・・。口絵写真は、その弘道こけしの表情である。

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第790夜:弘道の蓋付きエジコ

Hiromichi_ejiko_kao今夜は、斎藤弘道さんの蓋付きエジコの話をしたい。先日、ヤフオクで弘道のエジコを入手した。やや下膨れの頭部と表情から、昭和40年頃の作と思われ、弘道としてはあまり特徴のない時期のものである。形が面白いのと蓋付きという点に惹かれたのである。届いたエジコを見て、気付いた点が幾つかあるので、話してみたいと思う。口絵写真は、そのエジコの表情である。

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