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2013年3月

第821夜:大沼誓と力のこけし

Sei_55sai_8sun_kao今日で3月も終わりである。早々と桜も咲いたのに今日はまた冬に逆戻りのような天気である。さて、第794夜で大沼誓の6寸こけしを紹介したが、同じ出品者から8寸の誓こけしが出てきた。胴底には「五十五才」の署名と「19.2」の書き込みがあり、794夜の6寸と同時に求められたものと思われる。6寸の方は誓の定寸物とはやや異なる特徴があったが、この8寸は正に誓の標準的なこけしである。今夜はその誓こけしと、誓を継いだ力の誓型のこけしを比べて紹介したいと思う。口絵写真は、19年の誓8寸の表情である。

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第820夜:戦前の広三こけし

Kozo_s18_kao今日で還暦からちょうど3年が経ったことになる。会社を退職して自由人になってからでも約1年半が経過した。自由時間は増えたものの、それなりに忙しく、また体力も徐々に低下し、身体のあちこちに不具合が生じつつある。特に腰のヘルニアから起因していると思われる右臀部から足先までの鈍痛はなかなか解消しない。困ったものである。

奥山広三のこけしは好きなこけしの1つであり、本ブログでも4回に渡って触れてきた。第237、238、314、598夜を参照。しかしこれまで戦前の広三を入手する機会がなかったが、ようやく手にすることが出来たので紹介したい。口絵写真は、その戦前広三の表情である。

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第819夜:友の会3月例会(H25年)

1303reikai_tetuo昨日は東京こけし友の会の3月例会があり、出席したのでその報告である。桜の満開時期と重なったためか、1月、2月よりやや少ない70名の方々が集まった。今月も2名の新会員の参加があった。おみやげこけしは土湯系の渡辺鉄男さんのこけし4種。新品、中古、抽選、入札こけしの頒布と続き、こけし会ニュースを挟んで、第2部は先月、東北地方で放映されたNHKのクローズアップ東北「ワタシが”こけし”に恋した訳」を鑑賞した。その後、拡大版ギャラリーとして「柿澤是伸のこけし」の話があった。口絵写真は私が入手したおみやげこけしである。

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第818夜:角四郎のこけし(初期)

Kakushiro_s15_kao蔵王系の石沢角四郎のこけしは昭和15年9月に深沢要氏が訪問し、依頼されて作ったもの以降のものしか確認されていない。その深沢氏による復活最初のこけしは、「こけし辞典」に掲載されているように、十日月形の目が特徴的なものである。その後、昭和16年1月の「鴻」頒布のものでは、目が三日月形になっているから、この十日月目は昭和15年の4か月ほどの間に作られたものということになる。先日ヤフオクに古いこけしが6本ほど纏めて出品された中に、この初期角四郎と思われるこけしがあったので、紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第817夜:是伸展(千葉そごう、H25年)

130313yoshinobu_komoti_hat千葉そごうの6階催事場で咋12日より、宮城県の物産と観光展が開催され、今や常連となった鳴子の柿澤是伸さんが来られるので、今日13日、出掛けてきた。今日は一日中風が強く行き帰りの電車は大幅に遅れて通常の倍以上の時間がかかってしまった。是伸さんのコーナーは会場の入口の角で直ぐに分かったが、肝心の是伸さんが居ない。展示品を見ながら写真を撮ったりして待つこと30分ほど、ようやく是伸さんが現れた。午前中から忙しく、一段落したので昼食を食べに行ったきたとのこと。初日の昨日も遠方から来る人もいて、大賑わいだったそうだ。ここのところのこけし人気で来場者が増えているには嬉しいことだ。口絵写真は、子持ちの帽子えじこ。

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第816夜:冬の山形旅行3(蔵王)

130307_zao_meihinkan山形旅行の3日目は蔵王の樹氷見物が目玉である。3月に入り、ここのところの気温上昇で雪解けが懸念される。また前日は強風でロープウェイが止まっていたとの情報も入った。天候はまずまず、蔵王に近づくにつれて青空も見えてきた。10時半頃に蔵王温泉に到着。麓からロープウェイを乗り継いで頂上に向かう。最初のロープウェイからは眼下に蔵王のスキー場が見えるが木々の雪は殆ど融けている。ところが2本目のロープウェイに乗り換えると景色は一変し、雪を纏った樹林が一面に広がる。10分弱で頂上駅に到着。駅の展望台からの眺めを楽しんだ後、雪面に降りる。目の前に白い雪の衣を纏ったスノーモンスターが現れる。一部白衣の下から緑の体が見えるものもあるが、まだまだしっかり樹氷の形を保っている。青空から太陽が降り注ぎ、風も殆ど無く、年に何回も無いという絶好の樹氷日和に恵まれたのはラッキーだった。樹氷の森の中に足を踏み込むとまるで別世界のようだ。スキーヤーやスノーボーダーがパウダースノーを楽しんでいた。1時間ほど樹氷の世界を楽しんだ後、麓に下る。ロープウェイ山麓駅の近くにある蔵王銘品館は岡崎幾雄さんの能登屋別館。店頭での玉こんにゃくが美味かった。口絵写真は、その銘品館。

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第815夜:冬の山形旅行2(伊豆工房)

130306_izu_kobo山形旅行の2日目は、あつみ温泉からバスで鶴岡の山居倉庫(白壁土蔵造りの米蔵)を見学し、余目駅から陸羽西線で車窓の雪景色を楽しみながら古口駅へ。ここから雪見船にて最上川の船下り。船は周りに囲いがあり中には炬燵が用意された冬仕様船。船頭さんの軽妙なトークと山形民謡の舟歌を聞きながら、暖かい鍋料理の昼食をとる。1時間ほどの船旅を楽しんだ後、バスで銀山温泉に向かう。内陸に行くにしたがって雪の量が多くなり、道の両側には雪の壁が出来ていた。16時頃に銀山温泉着。宿は大正ロマン漂う温泉街から徒歩で5分程手前にあった。口絵写真は雪に埋まる伊豆工房。

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第814夜:冬の山形旅行1(阿部進矢)

130305_shinya_kanban3月の5日から作7日まで、山形に行って来た。目的は冬の銀山温泉と蔵王の樹氷見物。コースはあつみ温泉から銀山温泉、最後が蔵王という旅行業者の団体ツアーである。道中にこけしの産地はあるものの、団体旅行ゆえ、こけしが目的では無く、時間があれば訪問しようと考えていた。上越新幹線で新潟まで、そこから特急であつみ温泉駅、車であつみ温泉の宿に着いたのは15時過ぎ。時間があるので、温泉街に出かけて行った。雪は路肩にはかなりあるものの道の中央には殆ど残っていなかった。ここのところの気温上昇で一気に溶けたそうだ。あつみ温泉に来たのは初めて、平日ということもあってか川沿いの温泉街は閑散としている。川沿いの道から1本中に入った通りに阿部進矢さんのお店はあった。口絵写真はお店の入口の看板。

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第813夜:慶一郎のこけし(戦前)

K1ro_s18_kao蔵王系の秋山慶一郎のこけしは好きなこけしの1つである。特に戦前のボリューム感に溢れた堂々たるこけしは何とも言えない。「ひやね」の「こけし往来」第40集に、その戦前の8寸物が出ており、店まで出かけて実物を確認し、入札に入れたが入手するには至らなかった。それとほぼ同様の尺物がヤフオクに出た。保存状態(胴の色の残り具合)はひやね物よりは良さそうだが、出品値はかなりの高額であった。そのせいか直前まで入札者は現れなかったが、結局競り合いとなり、出品値の1割増しまで上がってしまった。今夜は、その慶一郎を紹介したい。口絵写真は、その表情。

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