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第837夜:友の会6月例会(H25年)

1306reikai_omiyage昨日は東京こけし友の会の6月例会があったので、その報告である。今月も新入会者1名を含めて80名を超える出席者があった。おみやげこけしは鳴子系の菅原和平さんで、4種類の模様があった。例会ギャラリーは拡大版ということで、第二部で行われ、南部系のこけし約80本を展示して、南部系の全体の解説があった。普段見過ごしがちの南部系も、系列・時系列毎に良く見てみると流石に見応えがあり、南部系に対する見方も変わったのではないだろうか。第二部では、他にもフランス向けに作られた友の会例会の紹介ビデオ、昭和30年代の鳴子や木地山の珍しいビデオも放映され、盛りだくさんの内容であった。口絵写真はおみやげこけし4種。

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先ずは新品頒布こけし。上の写真は遠刈田系、左が佐藤哲郎さんのヤミヨこけし。相変わらず手の込んだ華麗なこけしである。右2本は達曽部早苗さんのこけし2種(ぼた菊と枝梅)

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2枚目は、左から我妻敏さん(遠刈田系)の松之進型こげす、斎藤弘道さん(土湯系)の独楽入りエジコ、大人気で最初に完売となった。右2本は煤孫盛造さんのキナキナ2種(帯入りとロクロ線入り)。ギャラリーの古品と見比べるのも面白かった。

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3枚目は、佐藤誠孝一家のこけし。左2本は裕介さん、真ん中2本は英之さん、右端のえじこは誠孝さん。一家でも、それぞれの特徴が良く出ている。

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4枚目は、新山真由美さん(弥治郎系)の福太郎型(左端)と喜一型の小寸こけし各種。実に愛らしいこけしである。

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5枚目は、新山吉紀さんの喜一型。迫力のあるこけしである。右端は大寸物を縮小したもの。

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写真6、7枚めは中古こけし頒布品。

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写真8は入札こけし。今月は久し振りに古品も出た。左から、岡崎斎(鳴子系)、戦後作だが、表情が凛々しい。2本目は佐々木久作(鳴子系)、秋田時代の高橋盛の弟子で保存完璧。3本目は鎌田文市(弥治郎系)、頭大きく小寸ながら存在感あり。4本目は西山勝次(土湯系)、昭和16年頃か、表情素晴らしい。5本目は蔦作蔵(弥治郎系)、頭が外れて胴は刳り貫かれており、何かの容器になっている。6本目は阿部新次郎(土湯系)、昭和15頃年で自身の旧作の復元作、保存も良く秀逸。7本目は佐藤文六の作り付け一筆目、この型は文吉も作っている。右から3本目は大沼健三郎(63歳)、ヌーボーとした雰囲気が良い味。2本目は小椋啓太郎の戦前作。右端は佐藤寛次(護の息子)のこけしで数が少ない。他に、河村守の井桁模様のこけしもあった。

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写真9は抽選こけし。えじこを含む野地こけし10本の他、阿部進矢の旧作2本、保存完璧の斉藤源吉、荒川洋一の大寸善吉写し、珍しい表情の高橋雄司、高橋精志の精助型初期作、阿部シナの治助型初期作などがあった。人気は今晃の小寸(嶽)。

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写真10は、第二部のギャラリー風景。ダブルスクリーンを使った解説は、こけしが良く見えて分かり易い。

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写真11,12は南部系の古品群。煤孫茂吉、藤原政五郎、藤井梅吉、照井音治など逸品が揃っていた。

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コメント

この、スクリーンで写真など見せてくれることとか
ほんとに良く工夫されて、会員たちを楽しませて、
と頭が下がります。
これだけ大所帯になると、こうしないと見えないと
言うのもありますが、手でもって高く上げて見せる
距離には限りがあります。
大きく見えれば、もっと良く理解できますよね。

投稿: nina | 2013年6月24日 (月) 17時11分

佐藤 精孝さんは誠孝さんのことですよね?

投稿: | 2013年6月24日 (月) 18時19分

nina 様
はい、そうなんです。
今までの会場は縦長のスペースだったので、出席者が増えてきて、後ろの方の方は見えないとか聞こえないという声がありました。
今の会場は横長で、しかも大きなスクリーンがダブルであるので、スクリーンとパソコンを活用することで、皆さんに良く見え、話の内容が良く分かるようになったと思います。
頒布品解説や入札・抽選品の説明は、事前の準備が出来ないので、まだ手持ちでやっています。

投稿: 国恵志堂 | 2013年6月24日 (月) 19時18分

「精孝さん」は「誠孝さん」の間違いです。
ご指摘、ありがとうございました。
修正致しました。

投稿: 国恵志堂 | 2013年6月24日 (月) 19時20分

解からない者ですから、ご教示願います。
阿部進也さんとの記述がありますが、何処の系統なのでしょうか。
大変良いものだと感じました。

投稿: 疎き者 | 2013年6月27日 (木) 09時30分

疎き者 様
阿部進矢さんは蔵王系(蔵王高湯系)になります。
今回の2本は本当に良かったですよ。
私も欲しかったのですが、抽選だったので当たりませんでした。

投稿: 国恵志堂 | 2013年6月27日 (木) 10時37分

どうしても解からないことがあります。手帖の読者になって長年立ちます。以前手帖誌上に前年の新入会員名簿が載っておりました。ある年以前の誌上では見たことのない前年の退会者名簿が乗りました。以前には見られないことで、またそれ以後も見ておりません。何故その年だけ記事になったのか良く解かりません。何か意図があるのでしょうか。宜しく解説お願いします。

投稿: 疎き者 | 2013年7月 8日 (月) 16時12分

疎き者様
暫く不在だったので返答が遅くなりました。
以前のことは担当がいないので良く分かりませんが、
現在は個人情報保護の観点から、入会/退会のお名前を掲載しておりません。また、会員名簿も同様の理由で公開しておりません。
但し、手帖に原稿を掲載した場合は、ご本人の申し出が無い限り、
住所、氏名を掲載しております。

投稿: 国恵志堂 | 2013年7月 9日 (火) 23時45分

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