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2013年9月

第860夜:大内慎二の初期作

Shinji_s58_kao今夜も、ヤフオクで野口英世1枚で入手したこけしである。出品タイトルは「大内慎二の初期作」と出ていた。慎二と言うと今朝吉型が直ぐ頭に浮かぶが、出品されていたこけしは今朝吉型とは似ても似つかない表情のもの。そのせいか、結局他に入札者は現れず出品価格のまま入手出来た。胴底に「58.11」の書込みがあるが、慎二がこけしを作り始めたのは58年の9月頃からと言うから、確かに初期のこけしと言うことが出来る。口絵写真は、その慎二初期作の表情である。

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第859夜:「美と系譜のこけし」(岡崎仁治)

Jinji_keifu_kao最近はインターネットのヤフーオークション(ヤフオク)に常時多くのこけしが出品されており、ここから入手することも多い。珍しい戦前ものなどは垂涎の的であるが当然それ相応の対価が必要であり、そうそう入手出来る訳ではない。一方でよく見ていると1000円以下でもなかなか良いこけしが手に入ることもある。今夜の1本も500円で他に入札者が無く手に入ったものである。このこけし、どこかで見たことがあると思っていたが、「こけし 美と系譜」に載っているものと同手のものであった。口絵写真はその表情。

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第858夜:新兵衛こけしの継承者達

Kimiko_syoki_kao先日の友の会入札で、大沼君子のこけしを入手した。君子のこけしは中古品としてはそれほど珍しいものではないが、なかなか気に入ったものに出会わず、手元にあるものも数少ない。今回のこけしは父である新兵衛の俤を良く残しており、君子としては初期のものなのであろう。今夜は、その君子のこけしと共に新兵衛こけしを継承している工人のこけしを並べて比べてみようと思う。口絵写真は、その君子こけしの表情である。

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第857夜:友の会9月例会(H25年)

1309reikai_shinkiti咋22日は東京こけし友の会の9月例会があり、出席したのでその報告である。今月もTV局の取材が入り、こけしに対するマスコミの関心が高まっているのが感じられる。出席者は新入会の女性1名を含めて今月も80名を越えた。おみやげこけしは出雲の松谷伸吉さん。新品頒布こけしは、山谷レイさん、西山敏彦さんのえじこ、梅木直美さん、野地三起子さん、石井信明さん、太田孝淳さん、小椋英二さん。第一部は入札、抽選を含む中古こけしの頒布。こけし界ニュースを挟んで、第2部は「こけし物語」のDVD放映、創立60周年記念会、鳴子の全国こけし祭りのスライド、田中幹事による拡大ギャラリー(佐藤保裕のこけし)と続き、最後に「奥瀬恵介10年間の歩み」3冊をジャンケン大会で配布して終了した。口絵写真は伸吉さんのおみやげこけし。

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第856夜:福寿の達磨(2)

Fukujyu_daruma_s58遊佐福寿さんの達磨については第429夜で紹介したが、その時点では曖昧だったことがその後はっきりしたり、また描彩の異なる福寿達磨も手に入ったので、改めて紹介したいと思う。先ず、429夜では、盛さんの達磨は不明であったが、これはその後判明し、第494夜で紹介した。また、昭和30年代の福寿達磨も存在し、これは「こけし 美と系譜」25頁に掲載されている。口絵写真は最近入手した福寿達磨である。

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第855夜:佐藤末吉のこけし

Suekiti_senzen_kao先日のヤフオク入札で、佐藤末吉の戦前作を入手することができた。末吉は鳴子系と南部系の混血したようなこけしを作ったが、あまり語られることは無く、「こけし辞典」での解説も少ない。私は以前から注目していたのだが、その戦前のこけしと出会うことは少なく、従って、そのこけしを手元でじっくり鑑賞することも出来なかった。数年前に、その戦後作を手にすることが出来たが、今回その戦前作が来たことにより、その変化を比較することも可能となった。今夜は、その末吉のこけしを紹介したい思う。口絵写真は、その戦前作の表情である。

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第854夜:瀬谷重治のギボシ

Jyuji_giboshi_kao前回の幸治さんに続いて、今夜はお父さんの重治さんに登場願おう。「ギボシ」と聞いて、それが何なのか直ぐに分かる人は少ないのではないか。私も分からず調べてみた。「ギボシ」とパソコンに打ち込んで、かな漢字変換をすると「擬宝珠」と変換される。この「擬宝珠」とは「伝統的な建築物の装飾でや神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾りである。」とある。ちなみに「五重塔五輪塔などの仏塔の先端に飾られるもので、これは擬宝珠ではなく宝珠である。」ともある。「宝珠」は「意のままに様々な願いをかなえる宝」とあり、こけしの胴模様に描かれることもある。口絵写真は、その「ギボシ」の表情である。

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第853夜:幸治さんの近作

Koji_kinsaku_kao昨日、青葉こけし会のブログを見ていたら、瀬谷幸治さんのこけしが紹介されていた。幸治さんは体調不良で長いことこけし製作を中断しており、頒布は久しぶりとのこと。昨年中頃より愛好家の助力を得て少しずつではあるが、こけしを作り始めていると聞いていた。私も、縁あって昨年来、数本のこけしを手にすることが出来たが、今回の青葉の頒布こけしはそれらとは別の型のものであり、色々な種類のこけしを作っていることが分かった。そこで手元の近作を紹介したいと思う。口絵写真は近作の表情。

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第852夜:久太郎追求

Kyutaro_s8_kaoある特定の工人の作を年代順に集めるのは楽しいことである。特に製作歴が長く、作風の変化がある工人の場合は尚更である。そうような集め方では、その工人の地点、地点の代表作は是非揃えたいものである。そんな工人の一人に木地山系の小椋久太郎が居る。久太郎は大正時代から製作を始め、平成10年91歳で亡くなるまで果断なくこけしを作り続けた。私が久太郎こけしを本格的に集めはじめたのは、ここ5年ほどである。その間のことは第244夜以降、本ブログでも度々紹介してきた。久太郎こけしとしての最終目標は久四郎模索時代の作であったが、なかなか出会うことがなかった。先週のヤフオクで、ようやくそれと思しき作を入手することが出来た紹介したい。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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