« 第855夜:佐藤末吉のこけし | トップページ | 第857夜:友の会9月例会(H25年) »

第856夜:福寿の達磨(2)

Fukujyu_daruma_s58遊佐福寿さんの達磨については第429夜で紹介したが、その時点では曖昧だったことがその後はっきりしたり、また描彩の異なる福寿達磨も手に入ったので、改めて紹介したいと思う。先ず、429夜では、盛さんの達磨は不明であったが、これはその後判明し、第494夜で紹介した。また、昭和30年代の福寿達磨も存在し、これは「こけし 美と系譜」25頁に掲載されている。口絵写真は最近入手した福寿達磨である。

Fukujyu_daruma_sakari

写真(2)は左が盛さんの達磨(高さ11cm、昭和30年代)で、右が今回入手した福寿達磨(高さ14.5cm)。ご覧のように形態は頭頂部の丸み、胴下部の膨らみがやや異なるが、非常に良く似ている。描彩も鼻下の髭の形は異なるが、ほぼ同様と言える。ただ福寿達磨は胴中央下部に宝珠を描いている。

Fukujyu_daruma_s31

写真(3)が昭和30年代の福寿達磨。「ひやね」の店頭にあるものを撮らせてもらった。鼻下の髭は写真(2)右の福寿達磨と同じ。

Fukujyu_daruma_4tai

写真(4)は手元にある福寿達磨各種である。盛さんの達磨からの伝承を考えると、写真(3)の昭和30年代の達磨から写真(4)の右3体の達磨へ変化していったと思われる。その中では左端の達磨が形態・描彩ともやや異色である。

|

« 第855夜:佐藤末吉のこけし | トップページ | 第857夜:友の会9月例会(H25年) »

達磨・細工物」カテゴリの記事

鳴子系」カテゴリの記事

コメント

福寿さんのだるま、欲しくて自分もオークションに参加したのです…。でも、行くべきところに落ちついたのかなと。思い出すたびにブログを拝見する事にします。

投稿: だるま三昧 | 2013年9月21日 (土) 18時39分

だるま三昧様
そうでしたか。それは申し訳なかったです。
4本の中では一番ダルマらしいもので、やはり福寿ダルマは良いですね。またの機会を期待しましょう。

投稿: 国恵志堂 | 2013年9月23日 (月) 12時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188678/58231557

この記事へのトラックバック一覧です: 第856夜:福寿の達磨(2):

« 第855夜:佐藤末吉のこけし | トップページ | 第857夜:友の会9月例会(H25年) »