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第862夜:友の会の旅行会(1日目)

1310ryoko_ribon5日(土)、6日(日)と東京こけし友の会の創立60周年記念旅行会があり、参加したのでその報告である。5日午前10時に仙台駅中央改札口に集合。参加者(14名)には胸に付ける豆こけし(2寸1分)の付いたリボンが渡され一泊二日の旅行会が始まった。第1日目は午前中はカメイ美術館で開かれている友の会創立60周年記念展示会の見学と高橋五郎氏による講演会への参加、午後は山形市のナナ・ビーンズで開かれている「みちのくこけしまつり」の見学と懇親会への参加である。口絵写真は、鈴木征一さんの豆こけしが付いた胸につけるリボンである。

カメイ美術館での展示会は、9月に一部古品の入れ替え(5本)があったので、それを写真(2)に示しておく。

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左から、佐藤文六、大沼岩蔵、高橋金三、高橋胞吉、奥山喜代治の5本である。

高橋五郎氏の講演は「鳴子こけしの発生を考える」というテーマで、こけし手帖618号で発表された新発見の鳴子系こけし等、古層のこけしを数多く持参されて、現物を元に興味深く楽しいお話であった。古いこけしでは、鳴子系だけでなく、他の系統のこけしでも頭と胴は嵌め込みであり、肩には段があると言う形態上の類似性についての話には興味を引かれた。

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写真(3)は講演会の様子。講演会には、旅行会のメンバも含めて60名ほどの愛好家が参加された。

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写真(4)は古作こけしを手にお話をされる高橋五郎氏。

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写真(5)は新発見の鳴子古層こけし。

昼食後、仙台駅から高速バスで山形駅に、山形駅からタクシーで「みちのくこけしまつり」の会場であるナナ・ビーンズに向かった。コンクールの受賞こけしは、東京こけし友の会のホームページを参照下さい。

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写真(6)(7)は会場風景。写真(7)の右端は招待工人の荒川洋一さん。

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写真(8)は会田栄治さんと6日の出番を待つ3.3寸の豆こけし達。栄治さんは胸の手術をした後とのことであったが、お元気そうであった。

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写真(9)は今回の目玉である3.3寸の記念豆こけし。このような豆こけしが他にも沢山用意されていた。

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写真(10)は岡崎幾雄さんと幾雄さんのこけし達。

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写真(11)は招待工人の新山真由美さんとこけし。

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写真(12)は招待工人の本間直子さんとこけし。

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写真(13)は招待工人の野地三起子さん(左)とこけし。右は地元の梅木直美さん、三起子さんとは今回初めて会ったそうだが、直ぐに仲良しになったようだ。

18時から、向かいの七日町ワシントンホテル2階で懇親会「こけしを語る夕べ」が開かれ、50名を越える参加者があった。地元工人、招待工人の他に、大沼秀顕さんと山形で避難生活をされている高橋通・順子ご夫妻も参加された。カメラを持って行かなかったので写真が無いことをご容赦願いたい。

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