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2013年12月

第896夜:久治戦前作

Kyuji_s17_kao今年もあと1日余りで終わろうとしている。このブログが今年最後のブログとなる。今年は第798夜から始まったから、この1年では98夜しか進まなかったことになる。さて、今夜は戦前の新山久治こけしである。久治は戦前から戦後と長い期間作っているので、その残るこけしは多く、中古市場でも良く見るこけしである。しかし、「こけし辞典」や「木の花」でも、初期の大頭で耳を描いた時期のものや、戦後の昭和29年を中心としたピーク期のものを除くと記載は少なく、戦前のものでも評価は低い。今夜はそんな恵まれない時期の久治こけしを取り上げてみたいと思う。口絵写真はその表情である。

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第895夜:安太郎のこけし(戦前ふたたび)

Yasutaro_s18_kao先日(21日)締め切りだった「ひやね」の入札で鈴木安太郎の戦前作をゲットした。通常一人の工人の戦前作はいいとこ2,3本止まりなのであるが、安太郎はこれで大小合わせて6本となった。安太郎の戦前作は昭和12年から18年までのものとのことであるから、それを考えると多い方であろう。先だっての橘コレクションで安太郎の早い時期のものを入手していたが、今回の出品は18年もので保存状態も良く、戦前作の変化を見る楽しみもあって入札に参加したのである。口絵写真はその表情である。

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第894夜:伊藤宏美のこけし

Hiromiito_kao伊藤つながりで、今夜は伊藤宏美のこけしを紹介しよう。宏美と言っても女性工人ではなく、鳴子の伊藤松一の息子である。松一について木地修業をし、こけしも作り始めたのであるが程なく転職してしまったため、作られたこけしは少ない。そんな珍しいこけしがヤフオクに出品され運よく入手することが出来た。口絵写真はその表情である。

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第893夜:伊藤長一のこけし(戦前)

Cyoichi_s18_kao今月3日の「たんたん」での古品即売会では藤井梅吉と大沼希三の2本のこけしを入手したのであるが、その時に気になるこけしがあった。伊藤長一のこけしである。小寸であったが、昭和18年頃との紙片が貼ってあった。帰宅して、こけし辞典等で長一こけしのおさらいをし、やはり欲しくなって「たんたん」に電話をしたら未だ残っていた。そうして入手したのが今夜紹介する長一のこけしである。口絵写真はその長一こけしの表情である。

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第892夜:例会で入手のこけし(鈴木晃悦ほか)

Koetu_yasu_s14_kao今夜は15日の友の会例会(中古品大頒布会)で入手したこけしを紹介しよう。抽選、入札とも外れてしまったので、これが全てである。出品数が多く、事前に目を付けておくのがなかなか難しかったため、自分の番になってから選んだものである。頒布は受付番号の末尾番号を抽選で決まった順に行われる。私の受付番号は「11」だったので、末尾番号は「1」。最初に選ばれた末尾番号は「9」で、私の「1」は4番目くらいであった。最初の1巡目は1本、逆番からの2巡目は3本と決まっていたため、その本数内で選ぶことになった。口絵写真は、1巡目で入手した晃悦こけしの表情である。

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第891夜:友の会12月例会(H25年)

1312reikai_omiyage_2昨15日は東京こけし友の会の12月例会があった。12月の例会は通常第2日曜日なのであるが、今回は会場確保の都合上、第3日曜日となった。今回の例会は、中古品の大頒布会と銘打ったこともあってか108名もの参加者を得て、用意したおみやげこけしが無くなってしまい、幹事の分をお渡しして対応した。新品頒布、例会ギャラリーもないため、地方頒布こけしの抽選、こけし界ニュースのあと、大頒布会が開始された。出品中古こけしは約600本、他に今年度の新品頒布品の予備が約100本、正面と右側のテーブルに並べられていた。頒布は一巡目は1本、二巡目は3本まで、その後フリーで本数制限無しという手順で進められた。なお、5千円以上の購入者に対しては、今晃の小寸こけしが1本サービスされた。最後に小椋英二さん提供の大寸こけし6本をジャンケン大会で頒布してお開きとなった。口絵写真は中川郁夫(木地山系)さんのお土産こけし4種。

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第890夜:阿部4代(阿部金一)

Kin1_s17_kaoこけしは親子、子弟関係で引き継がれていくものであり、その伝承のこけしを集めるのも楽しいものである。とは言え、現存していてその素性がはっきりしているこけしは明治以降のものであり、その伝承を遡るのにも限度がある。親子関係での伝承では湊屋の佐久間浅之助-由吉-芳衛-芳雄-俊雄の5代が最長と言えるのではないか。しかし浅之助こけしは十数本しか知られておらず、これを集めるのは至難の業であろう。その次と言うと4代ということになるが、その1つに阿部一家がある。阿部治助-金一・シナ-敏道-国敏である。今回、金一のこけしを入手したことにより、この4代が集まったことになる。口絵写真は金一の表情である。

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第889夜:大内恵津子の初期作

Etuko_s59_kao書籍でも直木賞や芥川賞受賞作など特定の分野のものでは初版本が珍重され、コレクションアイテムのひとつとなっている。こけしは、それ自身がコレクションアイテムではあるが、その収集方法は各人各様であり、初作(初期作)を集中的に集めている方もおられるであろう。私は特に意識的に集めている訳ではないが、初期の作品にはそれ以降の作品には見られない面白みがあり、機会があれば入手している。今夜は岳温泉の大内恵津子の初期作である。口絵写真はその表情である。

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第888夜:鈴木征一の初期作

Seiichi_s52_kao12月も1/3を過ぎ、今年も残り20日余りとなった。第3次こけしブームなどと言われる昨今であるが、この年末・年始に東京近辺のデパート等でこけしの展示・即売会があるという話は聞かない。昭和40~50年代の第2次こけしブームの頃には、各デパートが競って展示・即売会を行い、多くの工人が実演のために上京したものであった。あの頃の狂信的な熱気はもう戻らないであろう。さて、今夜は友の会例会の抽選で入手した鈴木征一のこけしである。口絵写真はその表情アップ。

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第887夜:英太郎(昭和36年)

Etaro_22sai_kao思いがけず佐藤英太郎のこけしを入手した。数多く世に出回っている英太郎のこけしであるが、国恵志堂コレクションには数本しか所蔵されていない。良い時期の英太郎があれば欲しいのは山々であるが、そういう作品は価格も高くなかなか手に入らないのである。今夜のこけしは特に意識もせずに見つけたものであるが、よくよく見ると初期英太郎のなかなか良い表情であり、紹介することにした。口絵写真はその表情である。

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第886夜:銀山温泉と伊豆工房

1312ginzan_tentou今週の3日、4日と大人の休日倶楽部のフリー切符を使って銀山温泉に行って来た。銀山温泉には今年の3月にも行っているのだが、その時は宿が温泉街から少し離れた所にあり、やはり温泉街の中に泊ってみたかったのである。銀山温泉と言えばこけし工人の伊豆護・徹父子がいる。前回は会えなかった護さんに会い、徹さんにはこけしとえじこの作成を依頼でき、温泉街の大正ロマンに浸った2日間であった。口絵写真は日暮れと共に灯が入った温泉街のガス灯である。

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第885夜:橘コレクションのこけし(伊豆定雄)

Sadao_izu_ttbn_kao早いもので、今年も師走を迎えた。夏が長く、秋が短かったような気がする1年であった。こけし関連の行事も、東京近辺では今日まで開催されている鳴子こけしまつり(人形の家)と山河之響の会の四人展を残すのみとなった。ヤフオクでは、橘コレクションの古品出品が続いており150点ほどにもなったが最近は「こけしと作者」に載っているような著名なこけしは少なくなったようだ。今夜は最初のころに入手した伊豆定雄のこけしである。口絵写真はその表情。

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