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第905夜:橘コレクションのこけし(高橋武蔵)

Takezo_s05_tachiko昨夜は昭和初期の武蔵こけしと正吾さんの写しを紹介した。ほぼ同時期と思われる武蔵のたちこがヤフオクの橘コレクションに出ており、小品のためか激しい争奪戦にはならず、こちらも1万円に満たない価格で落札することができた。このたちこ、どこかで見たことがあると思ったら、「こけし春秋」のNo124の「豆こけし60選(4)」2184頁に出ているものと良く似ている。今夜はその武蔵たちこを紹介しよう。口絵写真はそのたちこを斜め上から見たところ。

Takezo_s05_tachiko_3men
写真(2)が本項の武蔵たちこで大きさは2寸5分。「こけし春秋」の解説を引用しよう。『高橋武蔵 2寸6分。明治21年生れ。造り付けのたちこ。下部の土坡は青。底にKOGESHIDOの票が貼ってあり、橘文策氏旧蔵のこけし。目尻の極端に下がったユーモラスな表情の作風のピーク時期の昭和5年頃(41才)の作か。肩の張った全体の全体のバランス絶妙。』と。

Takezo_s05_tachiko_label
写真(3)は胴底のラベル。本項のこけしにはKOGESHIDOのラベルも貼ってあり、当初はこの春秋のこけしと同一かと思ったが、大きさが1分違い、木地形態、描彩にも違いが見られることから別物と判断した。橘氏はこの型のたちこを何本か持っていたのであろう。本項のたちこを春秋のたちこと比べると全体的にやや細身であることが分かる。1分の大きさの違いや太さの違いは誤差の範囲なのであろう。その他の特徴は春秋の説明の通りである。何とも愛らしい夢のあるたちこではないか。

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写真(4)の左右2本のたちこは以前、春秋のたちこを正吾さんに作って貰ったもの(第140夜を参照)。これで、本項のたちこと春秋のたちこの違いを見て頂きたい。左の楓模様のたちこの土は緑であるが、右の牡丹模様のたちこの土は昨夜のこけしと同様、赤で描かれているのが興味深い。

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