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2014年3月

第922夜:大葉亀之進のこけし(戦前)

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今日は春を越して初夏を思わせるような気候で、東京・横浜周辺の桜も一斉に開花が進んだようだ。満開も間近と思われるが、明日は天候が荒れるようで少し心配ではある。さて、久しぶりに衣装室を整理していて1本のこけしを見つけた。大葉亀之進の戦前のこけしである。以前、本ブログに掲載するつもりでいたが、そのままになっていたものである。口絵写真はその表情である。

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第921夜:「弁慶」とは…?

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東京地方もようやく桜の開花が宣言され、一気に春を迎えることとなった。そして筆者も昨日、一つ年を重ね、高齢者まであと一年となった。本ブログを始めてから7年半、自由人となって2年半、自由人となってからは、こけしに関する活動が生活の中心となっている。こけしのコレクションは保存場所など、家族の協力が必要であり、また自身が粗大ゴミにならないためにもと思って、朝食を作る担当を務めることにした。こちらも、そろそろ1年を迎えることになる。料理の出来は想像に難くないが、毎朝、自分の好きな物を食べられるというメリットは大きい(笑)。

さて、前置きはこのくらいにして、皆さんは「弁慶」という木地玩具をご存知だろうか。そう言う筆者も、それを知ったのはつい最近で、こけし手帖604号の記事を読んだからである。それから興味を持ってネットオークションを眺めていると、時々それが出品されているのを見つけた。結構高価であり、保存状態との兼ね合いでなかなか入手出来なかったが、ようやく手に入ったので、紹介しようと思う。口絵写真は、その弁慶の表情である。

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第920夜:友の会3月例会(H26年) 

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今日は、東京こけし友の会の3月例会があったので、その報告である。もうすっかり春めいた気候の中、今月も70名を越える出席があった。おみやげこけしは、弥治郎系の長老、新山左京さんのこけし5種。異なる型を上手く作り分けている。例会ギャラリーは、「新山栄五郎と栄助のこけし」で、小寸から大寸まで12本の作品が並んだ。中古品は保存の良いものが多く、入札品17個、抽選品は30個ほどが並んでいた。こけし界ニュースを挟んで、第二部は、最近のこけしブームを牽引する若手工人の話と、遠刈田の佐藤哲郎さんの話がビデオ映像を使って上映された。口絵写真は、左京さんのおみやげこけし。

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第919夜:橘コレクションのこけし(樋渡治一)

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今夜は樋渡治一のこけしである。木地山系に分類されているものの従来あまり注目を浴びず、どちらかと言うと不遇をかこったこけしの1つであった。ところが、昨今の第3次こけしブームでは一躍脚光を浴び、治一型のラグビーこけしは人気のこけしとなっている。今の時勢にあっているこけしと言えるのであろう。このこけしがヤフオクの橘コレクションに出てきたので、入手したものである。口絵写真はその表情。

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第918夜:千葉そごうの是伸展

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昨19日(水)より、千葉そごうで「第22回宮城県の物産と観光展」が始まり、今や恒例となった鳴子の柿澤是伸さんがやってきた。会場は千葉そごうの6階催事場でいつもと同じ、エスカレータ脇のスペースである。初日午前中の混雑を避け15時頃に会場を訪れたが、会場には絶えずお客さんが来て、是伸さんは対応に忙しそうなので、勝手に写真を撮らせて貰った。開催半日で展示品はかなり減っており、週末の3連休を含め25日まで、品物が持つかどうか心配なほどである。「高勘」の伝統的なこけしから、アイデア溢れる木地製品まで華やかな是伸ワールドが展開されている。今夜は、その出展作を紹介しよう。口絵写真は、5月人形の鯉車に乗った伊達正宗である。

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第917夜:橘コレクションのこけし(天野正右衛門)

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今年第一級の寒波も去り、ようやく春に向けた歩みが始まったようだ。ヤフオクの橘コレクションの出品に天野正右衛門のこけしがあったので紹介しよう。正右衛門は昭和4年から7年まで東根で木地業を開業し、こけしも作ったとされ、その当時かと言われるこけしが「山形のこけし」に載っているが、本格的に作ったのは昭和14年、秀島氏の依頼で復活してからである。戦前は14年から17年頃まで作り、戦後は34年以降に岡崎家の木地に描彩のみ行ったとされる。更に、高梨コレクションには20年代初め頃の作品も残っている。本項のこけしは、その20年代初期のものと思われる。口絵写真はその表情である。

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第916夜:「こけし辞典」のこけし(阿保六知秀)

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コレクションとは物を集めることなので、どうしても費用が発生する。趣味で集めることが多いので、資金に余裕のある人は別として、大抵は小遣い銭で求めることが多いだろう。限られた資金で如何に良いこけしを集めるかも腕の見せ所である。基本は好きなこけしを求めることであるが、何か手引きになるものがあると心強い。定評のある文献に載っているこけしは、それなりの基準で選定されており、良いものが多く載っている。「こけし辞典」もその1つであり、大いに参考になる。そこで、今夜も、「こけし辞典」に掲載されているこけしで、最近入手したものを紹介したい。阿保六知秀さんのこけしである。このこけしも2本一組でヤフオクに出品されていた。大小2本で、特に小こけしの目尻の釣り上った表情にピンときた。阿保さんのこけしは好きなこけしで前から注目しており、「こけし辞典」もよく眺めていたから、この目尻の上がったこけしは良く覚えていた。しかし沢山は作らなかったのか、この手のこけしを目にする機会はこれまで無かった。先ずは手元に置いておきたいこけしだったので入手できて良かった。口絵写真は、その小こけしの表情である。

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第915夜:「こけし辞典」のこけし(伊豆護)

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今日は日差しが暖かく気温も上昇して、すっかり春らしい気候となった。そんな雰囲気につられて隣の駅にある税務署まで確定申告書を提出しに行った。最近はパソコンで申告書を作成できるようになり確定申告も随分と楽になった。一年振りに行った隣駅には「とろけるくりーむパン」で有名な広島八天堂の売店が出来ており、帰りに4種類(カスタード、生クリーム、小倉、チョコレート)のパンを買って帰って来た。さて、最近は古品から新品まで沢山のこけしがヤフオクに出品されており、古品とか人気工人作や定評のあるこけしはそれなりに高価になっている。しかし、じっくり探して見ると思わぬ掘り出し物が安価に出ており、しかも殆ど争うこともなく入手できることもある。こういうこけしを探すのもこけし収集の楽しみである。今夜は、そんなこけしで最近入手した伊豆護さんのこけしを紹介しよう。口絵写真は護こけしの表情である。

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第914夜:弘道の微笑み(S33~34年概観)

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3月になって一週間が経ったが、今年は春の訪れが遅いようだ。とは言え、こけし界も雛祭りが終わり、本格的なシーズンを迎える。2月の友の会例会で、斎藤弘道の34年作太子型を入手した。弘道のこけしと言えば先ずは33年~34年作が代表作としてあげられる。我がこけし収集の起点の1つでもある太治郎型・弘道のこけし、特に33、34年作は機会があれば入手してきた。今回は太子型ではあるが、34年9月作。これで34年作をほぼ網羅できるようになったので、改めて現在ある33年、34年の弘道こけしを眺めてみた。口絵写真は、友の会入手の弘道太子型こけしの表情である。

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第913夜:忠のこけし(3)

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3本目の秋山忠のこけしを入手したので紹介したい。1尺2寸という大きさは、胴の太い鳴子系のこけしではかなりのボリュームとなり、保管スペースに窮している身では一旦躊躇したものの、保存状態も良く、とりあえずコレクションに加えたものである。秋山忠のこけしは戦前の昭和14、5年頃には鳴子では大沼竹雄や後藤希三などと共に良く見られたものと言われているが、今となってみれば目にする機会はそれほど多くはない。以前紹介した忠こけしとの比較と言う観点からも見てみたいと思う。口絵写真はその忠こけしの表情である。

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第912夜:橘コレクションのこけし(酒井正進と安藤良弘)

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ここのところ毎週、ヤフオクに橘コレクションの古品が出品されている。保存状態は良くないものの、これらのこけしには昭和1桁代のものも含まれ、また「こけし談叢」「こけし作者」の掲載品という素性の確かさもあって毎回出品作を楽しみしている。なかでもここでしか見られないこけしは資料としても貴重である。今回、「こけし談叢」に載っている酒井正進(実際には安藤良弘)の面白いこけしが出ていたので、入手した。今夜は、そのこけしの話をしよう。口絵写真はその正進こけしの表情である。

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