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2014年4月

第930夜:菅原さんの庸吉写し

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作28日、鳴子の菅原和平さんから、こけしが届いた。昨年11月、鳴子を訪問した折、作成をお願いした庸吉こけしの写しである。「原」となる庸吉こけしは、第803夜、804夜で詳述したものである。庸吉は幸八系列の主要工人であるが残るこけしは少なく、そのこけしは別系列の岸正規により復元されている。しかし、岸さんは先年亡くなっており、昭和43年に鹿間時夫氏の依頼で庸吉型を復元した菅原和平さんに白羽の矢をたて、お願いしたのである。口絵写真はその庸吉写しの表情である。

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第929夜:友の会4月例会(H26年)

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今日27日は、東京こけし友の会の4月例会があったので、その報告である。4月は恒例の総会が開催され、新品こけしの頒布もお休みであるが、新入会の会員1名を含め75名の出席があった。おみやげこけしは鳴子の早坂利成さん。何と13種類のこけしを作ってくれた。例会ギャラリーは目黒幹事の担当で奥瀬鉄則の署名に関して実例を示しながら興味深い解説があった。入札品は15点、抽選品は25点。昨年、仙台のカメイ美術館で開催された創立60周年記念展示会の図録「友の会の名品と思い出のこけし」が完成し、その紹介もあった。こけし界ニュースを挟んで、平成26年の総会が始まり、平成25年度の事業報告、会計報告、26年度の事業計画、会計案の説明が行われ、出席会員の承認を頂いた。口絵写真は、早坂さんのおみやげこけしの内の1本。

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第928夜:間宮明太郎のこけし

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去る18日に締切を迎えたヤフオクに津軽系の古品が数本出品されていた。青森の旧家蔵出し品ということで如何にも古いこけしという感じがするものであった。全体的に保存状態はあまり良くないが、木村弦三コレクションの古こけし達と同時期のものと思われた。稀品の斎藤幸兵衛や状態の良い島津彦三郎の他、長谷川辰雄、佐々木金次郎、盛秀太郎(描彩なし)、間宮明太郎などである。一番に狙っていた彦三郎は27万を超え、幸兵衛も12万、他は2,3万で落札された。その中で、間宮明太郎を入手できたので紹介しよう。口絵写真はその表情。

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第927夜:橘コレクションのこけし(佐藤末吉)

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今日は終日雨模様の寒い一日であった。さて、今夜も橘コレクションのこけしである。「こけしと作者」の第二図(9頁)のこけし群像の中に掲載されているものの現品である。胴底のラベルには「花巻より」と書かれており、全体的な感じは鳴子系であることから、佐藤末吉のこけしが連想された。とは言え、戦前の末吉こけしと比べても、描彩はかなり異なり、古い作であろうと思われる。入手時は相当黒くなっており、恒例の消しゴム作戦で汚れを取ったので、描彩がかなりはっきり分かるようになった。口絵写真は、その表情である。

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第926夜:春二の子持ちこけし

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昨夜は佐藤春二の豆こけしとエジコを紹介したが、今夜は春二の子持ちこけしを紹介しよう。春二は優れた木地技術から各種の細工物も作っている。子持ち・孫持ちなど、入れ子のこけしは多くの工人が作っているが、春二の子持ちは親こけしがドテラを着ていかにも母親らしく、また子こけしは眠り目で頭がまわり何とも愛らしい。この子持ちこけしは弟子の井上四郎・ゆき子からはるみへと引き継がれている。口絵写真は子のこけし。

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第925夜:こけしとえじこのセット

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こけしは1本でも群像で眺めても楽しいものであるが、2本ペアで見てみるのも面白い。特に、こけしとエジコ(ねまりこ)というペアは対照的で趣がある。この場合、エジコは横に大きいので、なるべく小さなものの方が纏まり易い。今夜は、そんな豆こけしとエジコのペアを紹介しようと思う。口絵写真は、佐藤春二の豆エジコである。

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第924夜:橘小物(鈴木安太郎)

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暫く前から、本ブログのアクセス・カウンタが表示されなくなり、アクセス数が分からなくなっていたが、ようやく回復して表示されるようになった。さて、先日のヤフオクには小物が多数出品されており数本を入手したが、今夜は鈴木安太郎のこけしである。安太郎は戦前より、豆こけしか大寸物まで色々な大きさのこけしを作っており、大きさによる雰囲気の違いも楽しめる。口絵写真はそのこけしである。

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第923夜:橘小物(大沼竹雄)

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昨2日は花見に出かけてきた。午後から天気が下り坂との予報があり、満開の見納めかと思ったからである。新橋から愛宕神社の急坂を登って鯉が群れる池に散る桜吹雪を眺め、新宿御苑では満開のソメイヨシノや枝垂桜を満喫し、椿山荘下の神田川沿いの桜並木を散策して、最後は椿山荘でのお花見ブッフェに舌鼓を打った。幸い雨に降られることも無くお花見の1日を満喫することが出来た。これも自由人ならではの特権であろう。帰宅すると、橘コレクションの小物が届いていたので、今日はその中から大沼竹雄の紹介である。口絵写真は、その表情。

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