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第940夜:栄治郎型再考(2)

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昨夜は、岡崎幾雄さんの栄治郎型を見て来たが、今夜は、それ以外の工人の栄治郎型を見てみよう。栄治郎型は昭和31年に幾雄さんが復元したのが最初であるが、その後、同系列の工人によって作られている。30年代前半には、斉藤源吉(第305夜、306夜参照)が、同中頃からは岡崎直志が、直志が亡くなってからは息子の昭一が作っている。昭和57年頃からは幾雄の弟子、田中恵治さんも作り始めた。また、源吉の弟子の田中敦夫や石沢角四郎・寅雄の父子も作っており、昭和50年代後半から平成初めにかけては各工人の栄治郎型が華やかに競い合っていた。しかし、現在は幾雄さんと恵治さんが作っているのみで先行きは心もとない状況だ。口絵写真は、恵治作米浪栄治郎型の表情である。

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写真(2)は各工人の栄治郎型で大きさはほぼ8寸に揃えた。左から、岡崎直志、岡崎昭一、田中恵治、石沢寅雄、田中敦夫のこけし。他に昭一妻のせつ子も少数作った(第601夜参照)。更にはイミテーションこけしも作られている(第575夜参照)。

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写真(3)は、札幌時代の細胴3本組の復元作。左から岡崎直志(昭和45年作)、岡崎昭一(昭和54年作)、田中恵治(平成9年作)。

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写真(4)は、札幌時代の大寸物の縮小復元作。左から岡崎昭一7寸と5寸(共に昭和58年作)、石沢寅雄7寸9分(平成12年作)、田中恵治8寸2分桜材(平成17年作)、右端は田中恵治の米浪栄治郎型8寸(平成17年作)。

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