第９９６夜：友の会３月例会（Ｈ２７年）: こけし千夜一夜物語

第９９６夜：友の会３月例会（Ｈ２７年）

今日２２日は東京こけし友の会の３月例会があったのでその報告である。桜の開花間近の暖かさの中、初参加のジェファニーさんを含め８２名の参加者があり盛会だった。お土産こけしは鳴子の大沼秀則さんのたちこ５種。新品頒布こけしは５工人の新作。例会ギャラリーは小松五平の第一人者と自他ともに認める鈴木幹事の五平こけし解説。こけし会ニュースを挟んで、第２部は、秋田県こけし展、ＷＡＺＡ２０１５のスライドでの報告とＮＨＫ「美の壺」のＤＶＤ放映があった。口絵こけしは秀則さんのお土産こけし。

大沼秀則さんのお土産こけし５種。瞳の大きな愛らしい表情は祖父誓さんからの伝承か。

新品頒布こけし。左から富塚由香さんの嘉三郎型。加納陽平さんの伝三郎型と正八型の２種。佐藤達雄さんの泰一郎風こけし。小林清さんの吉兵衛型。田山和泉さんのどんぐり、くり、くるみの３種。西山敏彦さんの勝次型と憲一型の２種。

例会ギャラリーで熱のこもった解説をする鈴木幹事（上）と珠玉の五平こけし（下）。

入札こけし。後列左より、佐藤昭一の明治型大小２本セット、遊佐福寿（昭和３０年代半ば）、天野庄右衛門、奥瀬鉄則盛秀型と幸兵衛型、井上四郎、井上ゆき子、佐藤春二の今三郎型（署名なし）。前列左より、２代目虎吉の由吉型、高橋定助（８８歳）、佐藤英太郎（２１歳）、佐藤巳之助の大正型黒頭大小２本セット、２代目虎吉、大沼秀雄（３４年頃）、佐藤慶春、小林清次郎の子持ち髷こけし（胴上下に５本ずつ材種の違う小こけしが入っている）。一番人気は小林清次郎であった。