豆こけし

第931夜:最少こけし(滝島茂)

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ゴールデンウィークも終わり、ゆっくりと緑を楽しめる季節となった。小さなこけし(豆こけし)が話題になる事はあるが、それでは一番小さなこけしはどのくらいの大きさかと問われるとはっきりしたことは分からない。そこで手持ちのこけしの中で、一番小さなものを調べてみた。滝島茂の豆えじこで中にマメ豆こけしが入ったものがあり、改めて取出して眺めてみたので、紹介しよう。その中の一番小さなこけしが今まで見た中では最小のこけしと思われる。口絵写真は、豆こけしが入っている豆エジコである。

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第925夜:こけしとえじこのセット

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こけしは1本でも群像で眺めても楽しいものであるが、2本ペアで見てみるのも面白い。特に、こけしとエジコ(ねまりこ)というペアは対照的で趣がある。この場合、エジコは横に大きいので、なるべく小さなものの方が纏まり易い。今夜は、そんな豆こけしとエジコのペアを紹介しようと思う。口絵写真は、佐藤春二の豆エジコである。

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第924夜:橘小物(鈴木安太郎)

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暫く前から、本ブログのアクセス・カウンタが表示されなくなり、アクセス数が分からなくなっていたが、ようやく回復して表示されるようになった。さて、先日のヤフオクには小物が多数出品されており数本を入手したが、今夜は鈴木安太郎のこけしである。安太郎は戦前より、豆こけしか大寸物まで色々な大きさのこけしを作っており、大きさによる雰囲気の違いも楽しめる。口絵写真はそのこけしである。

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第838夜:友の会創立60周年記念展示会始まる!

130710kamei_zenkei7/9(火)より、仙台のカメイ美術館で、東京こけし友の会創立60周年記念展示会が始まったので、その紹介である。今回の展示会はそのタイトル「友の会の名品と思い出のこけし」にあるように、友の会に関係した古名品、会員の思い出のこけし、会頒布のこけし(おみやげこけし、周年記念こけし等)の3パートに大きく分けられる。古名品は、その名の通り、こけし界で名品と言われているこけしを、関連して展示している。明治期の栄治郎こけし3本、勘治こけし2本が揃って展示されるのは本邦初である。思い出のこけしは、会員の思い入れのあるこけしで、古品から最近作まで、実にバラエティに富んだ作品が並ぶ。約400本に及ぶ会頒布のおみやげこけしは、まさに壮観の一言に尽きる。7/13(土)には、誰でも参加できるオープニングパーティも予定されており、多くのこけし愛好家に参加頂きたい。

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第769夜:コレクション100(X5)

Collect100_title_x5_2今夜も、豆こけしコレクションの続きである。補遺の第5回目で、No219~229までの11本。昭和58年10月の頒布である。頒布解説は以下の通り。今回は3工人11本で、合計119工人になりました。久城は80年10月に訪問して依頼し、12月に出来るはずが、実演が入り約束の日に上がらず、幾度か約束を繰り返し4年目にして実現しました。

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第768夜:コレクション100(X4)

Collect100_title_x410月に入り、一気に秋の気配が感じられるようになった。北海道や高地では紅葉の便りも聞かれるようになった。さて、久しぶりにコレクション100の続編を掲載する。今夜は補遺の第4回目、No209~218までの10本である。この回にみ、頒布解説が紛失しているため、こけしを掲載するに留めたい。

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第762夜:コレクション100(X3)

Collect100_title_x3引き続き、豆こけしコレクションの続きを掲載する。今夜は、補遺の3回目、No199~208までの10本で、昭和58年3月の頒布である。頒布解説は次の通り。今回は若手3工人で、合計114工人になりました。英裕は前に、撰-610(大木)で赤テガラとオカッパの3段の重ね菊が出ましたが、今回は重複しないように赤テガラは2段の重ね菊、地蔵型とおよね初作のはずです。清は清次郎の息子で、手なれている感じがします。一成は好一の息子ですが、梅の咲き方も少々さびしいし、こげすにろくろ線は形が分かりにくく、胴模様は逆の方が良かったと思います。

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第761夜:コレクション100(X2)

Collect100_title_x2今夜も、豆こけしコレクションの続きである。補遺の2回目、No.189~198までの10本で、昭和58年1月の頒布である。頒布解説を記載する。昨年8月に補遺-1をお送りしてから、御無沙汰しており、自然消滅かと思われた方もおられたでしょうが、お陰さまで110工人を超える事が出来ました。今回は3工人10本で合計111工人になりました。猪狩は先に頒布した小関(大正2)、石川篤次郎(大正4)に次いで、朝倉きぬと共に大正7年生まれで、貴重な大正1桁生まれ工人の2寸です。もう一人の大正7年生まれの小林清次郎にも作ってもらう予定でいます。今晃は昨年9月26日に結婚しましたが、その直前に作った(9月24日到着)こけしです。富治海は、故文助の息子で、富雄の弟、猪狩と共に文助の弟子3人が揃いました。

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第760夜:コレクション100(X1)

Collect100_title_x1豆こけしコレクションも当初目標の100工人を達成し、今回からは追加分の「補遺」に入ってきた。「補遺-1」はNo179~188の10本で、昭和57年8月の頒布である。以下、頒布解説文を紹介する。今回は8工人10本で、108工人となりました。179俊昭は順番では100工人目だったのですが、・・・で繰り下げました。181~185孝市、うめ子、孝志は夫婦プラス息子です。187平四郎、188陽子はわずか20本中に10種ぐらいあり、寸法も小さい物ありでバラバラという感じで、分け様に困りましたが、平四郎が大ならば陽子は小、平四郎が小ならば陽子は大にセットしました。

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第759夜:コレクション100(18)

Collect100_title18昨夜に続き、豆こけしコレクションの続きである。今回はそのPart18で、No171~178までの8本で、昭和57年5月の頒布である。以下、頒布解説より。今回は6工人で、合計100工人になりました。1979年8月にPart1を発送してより、3年弱ですが、入荷は108工人まで進んでいます。当初の35組よりPart18では20組まで減ってしまったのは、後半のすさまじい追い込みに耐えられなかったのではと、反省しております。補遺は、来年3月ぐらいで終了させます。もう可能な工人も少なくなりましたので、初期のペースで集めます。とりあえず、7月に第1回を発送の予定です。

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