第49夜:「美と系譜」のこけし(1)
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昭和46年9月に鹿間時夫氏監修による「こけし辞典」が発刊された。この本はこけしの百科事典のようなもので、こけしに関するあらゆる情報が載っており、私は手垢で紙面が黒くなるほど繰り返し繰り返し読んだものである。こうしてこけしに関する知識も増えてくると実物のこけしが欲しくてたまらなくなる。
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さて第3夜は旅から戻ってからの話である。私が初めての長期ツーリングから帰宅すると前後して、鳴子のこけしも到着した。それから暫くの間は他の民芸品と一緒に棚の一角を飾っていた。色々な民芸品が集まってくるにつれ、何でもかんでも集めるのではなく何かに的を絞って集めようと思うようになった。
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第2夜は私のこけしとの出会いを振り返ってみたい。
大学入学と共にサイクリング部に入った私は、以来自転車による旅行(ツーリング)に熱中し出した。昭和45年春の事である。その年の夏、私は初めての長期ツーリングとして東北地方を縦断する計画を立てた。青森から仙台まで東北の山間部を6泊7日で走り抜けるというものであった。
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