★「柿澤是伸特別頒布会」当選者発表!
千夜一夜物語完結記念「柿澤是伸特別頒布会」に13名の方から応募がありました。規定の10名を若干オーバーしましたが、以下の通り全員を当選として頒布することに致しました。
千夜一夜物語完結記念「柿澤是伸特別頒布会」に13名の方から応募がありました。規定の10名を若干オーバーしましたが、以下の通り全員を当選として頒布することに致しました。
年が明けて3週間目に入り、正月休みで静かだったネットオークションのヤフオクも活況を帯びてきた。そんな中、ヤフオクで今年最初の1本を入手した。平賀貞蔵のこけしである。貞蔵のこけしも第二次こけしブームの頃には、老工のこけしとして人気があり、なかなか入手難であった。戦前の貞蔵のこけしは張りのある鋭い表情のものであったが、戦後はおとなしい表情のものとなり、また忙しさのせいか頭頂部の赤い飾りを弥治郎系のようなロクロ模様にしたりして、今一つ魅力に欠けるものであった。そのため国恵志堂コレクションにも1本もなかった。今回入手した貞蔵こけしは、戦前の復元作。一般の観光客向けのこけしとは区別して作ったのであろうか、木地形態、描彩とも水準を越えたものであり、貞蔵こけしとしてコレクションに加えるに躊躇しない出来栄えである。このこけしが600円で出品され、他に誰も入札者がおらず、そのまま落札できてしまった。安価に入手できたのは嬉しいものの、第三次こけしブームと言われる昨今、この貞蔵こけしが注目されない現状は寂しいことでもある。口絵写真は、その貞蔵こけしの表情である。
昨日(9日)より、表参道のOPAショップ/ギャラリーにて佐々木一澄氏(東京こけし友の会会員)企画による「日本の郷土玩具」展が開催されているので、本日午後に行って来た。土曜日の午後で賑わっている表参道・青山通りから少し中に入ると、古い団地(青山北団地)が残っており、その一角にOPAショップはあった。ショップは人が4人も入れば一杯になってしまうほどで、その壁面に日本各地の郷土玩具が整然と飾られており、その一角にこけしも並んでいた。ショップの隣はギャラリーになっており、こちらはショップよりはかなり広く、佐々木一澄氏の個展が開かれていた。個展の方は、三方の壁面に一澄氏の作品が飾られており、中央には大きなテーブルが置かれていて、ここには一澄氏のコレクションの郷土玩具とこけしが並んでいた。ショップの方は28日(水)まで開かれているが、個展の方は14日(水)で終わりなので注意されたい。口絵写真は、一澄氏の作品のシルクスクリーンで伊藤松三郎の木取りを描いたものとのこと。
正月の2日、3日は毎年恒例の箱根駅伝見物(自宅でだが)に終始した。数年前から密かに注目していた青山学院大が、まさかの驚異的な記録で初優勝するとは思いもよらなかった。駒沢、東洋、明治、早稲田などの実績のある伝統校を破っての勝利は画期的であった。何より、各区のメンバーに悲壮感が微塵も感じられず、明るく楽しく走っていたことに、箱根駅伝の新しい時代の幕開けを感じた。新・山の神を擁し、今回の優勝メンバーの内8人が残る来年は大本命となるだろう。もちろん、他の大学も翌日から打倒青学に燃えるであろうし、来年の箱根駅伝が今から楽しみである。さて、前置きが長くなったが、今夜は二代目虎吉のこけしを見てみたいと思う。口絵写真は、初代虎吉の初期の作の復元作の表情である。
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