肘折系

第969夜:ヤフオクの極美古作(第2弾)

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第964夜で紹介した正末昭初を中心とした極美古作の第2弾がヤフオクに出品され、10/3に終了したので、その記録として紹介しておこう。前回の出品で、その時期の古さ、保存状態の良さから、こけし界に衝撃を与えたが、今回もそれにも増して素晴らしい逸品が揃っていた。今回も盛秀が2本出た他、運七、浅之助、胞吉、善吉など、垂涎のこけしが含まれていた。落札最高額の運七は遂に300万円を超えるに至った。今回の出品数は53本、落札総額は2,140万円弱、1本当たりの単価は40万円を超えた。2回目なので、前回よりも多少安くなるかと思っていたが、噂を聞いて新規に参加したと思われる蒐集家も見られ、前回を上回る結果となった。口絵写真は、極初期の作と思われる中島正の表情である。

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第958夜:肘折のこけしたち(重之助)

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国恵は鳴子こけしが好みなので、鳴子系に関しては細かい点まで関心を持っているが、肘折系のこけしについてはあまり触れることが無かった。それでも、こけし界の先輩たちが評価したこけしについては一通り目を通してみたいと思う。中でも、初期重之助こけしは興味深いものがある。重之助は昭和35年からのこけしが知られており、本ブログでも第343夜で触れているが何分保存状態が悪く、状態の良いものを探していた。今夜紹介する重之助は昭和37年のものであるが、保存状態は大変良い。口絵写真はその表情である。

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第906夜:友の会新年例会(H26年)

1401reikai_omiyage昨日は東京こけし友の会の新年例会があり、今夜はその紹介です。その前に報告が2つ。

1つは最近、本ブログに対して外国より多数の迷惑メールが送られてきており、この一週間ほどは新規の更新を止めてその対応を考えていました。結局、有効な対策は見つからず、迷惑メールを一旦保留にし内容を確認してから削除する作業を続けています。

もう1つは例会での出品こけしの撮影の件です。新年例会に出席された方はご承知かと思いますが、昨日の例会では出品こけしの写真撮影を控えて欲しいとのお願いがありました。例会で撮影されたこけしの写真をネット上で公開することで一部問題が発生したためです。昨日の時点では有効な対策が見い出せなかったため、撮影を禁止させて頂きました。来月以降については現在対応を検討中です。なお、それでは新年例会でどんなこけしが出たのが分からないため、本ブログでは友の会の了解を得て、問題の無い写真を掲載しております。

新年例会には、121名の方々が出席されました。招待工人は、津軽系の長谷川健三、優志の親子工人。おみやげこけしは鈴木征一(肘折系)、伊豆徹(鳴子系)の各4寸こけしの2本。例会は12時30分より受付を開始し、定刻の13時30分より始まりました。会長の新年の挨拶、招待工人の紹介と挨拶、幹事の紹介、平成25年度例会皆勤出席者(20名)の表彰と続き、新品こけしの頒布、入札・抽選こけしの頒布に入りました。頒布終了後、こけし界ニュースを挟んで、昨年から今年にかけて開催された各種イベントのスライドによる報告が行われ、最後に会が用意した大寸こけしや色紙、小椋英二さんより寄贈されたこけしの大ジャンケン大会が行われて、大盛況のうちに散会となりました。会終了後、近くの居酒屋にて長谷川親子を囲む懇親会が開かれ、こちらも41名の参加を得て大いに盛り上がりました。

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第888夜:鈴木征一の初期作

Seiichi_s52_kao12月も1/3を過ぎ、今年も残り20日余りとなった。第3次こけしブームなどと言われる昨今であるが、この年末・年始に東京近辺のデパート等でこけしの展示・即売会があるという話は聞かない。昭和40~50年代の第2次こけしブームの頃には、各デパートが競って展示・即売会を行い、多くの工人が実演のために上京したものであった。あの頃の狂信的な熱気はもう戻らないであろう。さて、今夜は友の会例会の抽選で入手した鈴木征一のこけしである。口絵写真はその表情アップ。

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第872夜:昭三のこけし

Syozo_s43_kao作27日に行われた東京こけし友の会10月例会で面白いこけしを入手した。例会入札こけしの展示台には、奥瀬鉄則(3本)や今晃(5本)など人気のこけしが並んでいたが、その一角にひょっこり立っていたこけしである。署名は小林昭三、それほど著名な工人ではない。しかし、そのこけしが醸し出す雰囲気は他のこけしとは異なるものであった。目をつける会員も多く、今回の入札では今晃(弘前署名)と共に一番の応札を集めた。そのこけしを紹介しよう。口絵写真はその昭三こけしの表情である。

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第755夜:こけし談話会(戦前丑蔵)

120909dannwakai_eihiro今日は、鶯谷の「ねぎし」にて東京こけし友の会の平成24年度第2回目の「こけし談話会」があり、出席したので紹介したい。真夏を思わせる酷暑の中、23名の出席があった。テーマは「戦前の丑蔵」ということで、丑蔵とその弟子にあたる高橋市太郎、小林善作、小林英一の戦前作が多数持ち寄られた。また、今回は特別ゲストとして佐藤英裕さんをお招きして色々とお話しを伺った。口絵写真は、挨拶をする英裕さん。

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第754夜:初期庫治(2)

Kuraji_s40_kao9月に入り、昼間は未だ暑いものの朝夕は大分涼しくなった。こけし界も秋のシーズンに突入し、鳴子の全国こけし祭りも盛況の内に終了したようだ。鳴子には何回も行ったことはあるが、こけし祭りには縁が無く、今年こそはと思っていたが腰の具合が思うに任せず参加を取り止めることになってしまった。本ブログの方も更新が滞っており申し訳ない次第である。今夜は、8月に入手したままになっていた庫治のこけしを眺めて見たいと思う。口絵写真は、その庫治の表情である。

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第688夜:たつみ以前の巳之助こけし(昭和型)

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佐藤巳之助のこけしと言うと民芸店「たつみ」で頒布された物が有名で評価も高いが、私は「たつみ」以前の巳之助こけし(周助型)にも興味を持っていた。その昭和34年作は特異な前髪が顕著であり第322夜で紹介した通りである。その周助昭和型の中でも、32年作が以前から気になっていた。それは「こけし春秋(No.76)」や「東北のこけし」に写真掲載されている。3月の友の会例会の入札で、その32年作を入手することが出来たので、今夜はそれを紹介したいと思う。口絵写真は、32年作の表情である。

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第663夜:喜代治のこけし

Kiyoji_s29_kao今日から2月である。間もなく立春を迎えるというのに、本格的な寒さはこれからなのであろう。温暖化の弊害が色々と叫ばれている中、しっかりと寒い冬も貴重なのかも知れない。さて、今夜は1月の友の会例会で入手した喜代治のこけしである。喜代治のこけしは前から良いものを欲しいと思っていたが、なかなか惹きつけられるもので出会わず、ようやく渇望感を癒す作に巡り会えたという思いである。口絵写真は、その喜代治こけしの表情アップ。

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第662夜:ピーク期のこけし(横山政五郎)

Masagoro_s29_kaoこのブログは「夜話」と言うことなので、本来なら夜に書かなければならないのだが、夜間に用事があったような場合、翌日の午前中に前夜分を書くこともある。今夜もそうなってしまった。歴史の浅い「伝統こけし」の世界でも、既に『定評のあるこけし』というものが出来ていて、それは好き嫌いは別として気になるこけしではある。そして、出来れば手元に置いて、じっくり眺めてみたいと思う。今夜はそんなこけしの1つである横山政五郎のこけしを取り上げてみたい。口絵写真は、政五郎こけしの表情である。

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