山形系

第1001夜:千夜一夜完結!(友の会4月例会)

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今夜で、この「こけし千夜一夜物語」も完結(最終夜)を迎えた。この最終夜にどのような話題を持ってくるか色々と思いを巡らしている内に友の会の例会になってしまい、例会報告は延ばす訳にも行かないことから、これが締めとなってしまった(苦笑)。 第1話をスタートしたのが平成18年の4月であるから、この完結までに8年半ほどかかったことになる。考えて見れば1001夜というのは簡単な数字ではなく、ある意味、よくここまで来れたものと思う。これも、この千夜一夜を見に来てくれて、密かに応援してくれた皆様のお蔭であり、改めて感謝し、御礼申し上げる。なお、完結記念として、「こけしのプレゼント」と「特別頒布会」を計画しており、近々実施内容を掲載する予定である。口絵写真は記念に頂いた完結記念の盾。

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★小林清次郎さん、会田栄治さん逝去さる!

山形系の重鎮である小林清次郎さんと同じく山形系で山形県こけし会の会長を永く勤められた会田栄治さんが、3/11に相次いで亡くなられた。清次郎さんはここ数年病気療養中とのことであったが、会田栄治さんとは昨年10月のみちのくこけしまつりでお会いしたばかり。体調は万全ではないとのことであったが会長として精力的に活動されていた。山形県こけし会のみならず、戦後のこけし界を牽引してこられたお二人を失ったことは大きな痛手であり、今はただご冥福を祈るばかりである。

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第942夜:安太郎の小寸こけし

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先日、ヤフオクに小寸こけしが5本纏めて出品されていたが、その中の1本に鈴木安太郎のものがあり、なかなか良い出来で保存状態も良かったので入手した。安太郎のこけしは好きなこけしの1つであり、戦前から戦後まで、既に何本かのこけしを持っているが、今回の出品作は戦前の小寸こけしに良く似たものであり、戦前作の復元と思われる。今夜は、そのこけしを戦前作と比較して眺めてみよう。口絵写真は、入手した戦後作の表情である。

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第925夜:こけしとえじこのセット

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こけしは1本でも群像で眺めても楽しいものであるが、2本ペアで見てみるのも面白い。特に、こけしとエジコ(ねまりこ)というペアは対照的で趣がある。この場合、エジコは横に大きいので、なるべく小さなものの方が纏まり易い。今夜は、そんな豆こけしとエジコのペアを紹介しようと思う。口絵写真は、佐藤春二の豆エジコである。

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第924夜:橘小物(鈴木安太郎)

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暫く前から、本ブログのアクセス・カウンタが表示されなくなり、アクセス数が分からなくなっていたが、ようやく回復して表示されるようになった。さて、先日のヤフオクには小物が多数出品されており数本を入手したが、今夜は鈴木安太郎のこけしである。安太郎は戦前より、豆こけしか大寸物まで色々な大きさのこけしを作っており、大きさによる雰囲気の違いも楽しめる。口絵写真はそのこけしである。

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第895夜:安太郎のこけし(戦前ふたたび)

Yasutaro_s18_kao先日(21日)締め切りだった「ひやね」の入札で鈴木安太郎の戦前作をゲットした。通常一人の工人の戦前作はいいとこ2,3本止まりなのであるが、安太郎はこれで大小合わせて6本となった。安太郎の戦前作は昭和12年から18年までのものとのことであるから、それを考えると多い方であろう。先だっての橘コレクションで安太郎の早い時期のものを入手していたが、今回の出品は18年もので保存状態も良く、戦前作の変化を見る楽しみもあって入札に参加したのである。口絵写真はその表情である。

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第892夜:例会で入手のこけし(鈴木晃悦ほか)

Koetu_yasu_s14_kao今夜は15日の友の会例会(中古品大頒布会)で入手したこけしを紹介しよう。抽選、入札とも外れてしまったので、これが全てである。出品数が多く、事前に目を付けておくのがなかなか難しかったため、自分の番になってから選んだものである。頒布は受付番号の末尾番号を抽選で決まった順に行われる。私の受付番号は「11」だったので、末尾番号は「1」。最初に選ばれた末尾番号は「9」で、私の「1」は4番目くらいであった。最初の1巡目は1本、逆番からの2巡目は3本と決まっていたため、その本数内で選ぶことになった。口絵写真は、1巡目で入手した晃悦こけしの表情である。

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第876夜:橘コレクションのこけし(鈴木安太郎2)

Yasutaro1_ttbn_s13_kao今夜もヤフオクで入手した橘コレクションのこけしの話である。鈴木安太郎のこけしであるが、前回(874夜)紹介したものよりも先に出品されていたものである。安太郎の昭和13年代のものと思われ入手した。その後、874夜の安太郎が出品されたために2本とも我がコレクションに集まったものである。口絵写真は、その安太郎こけしの表情である。

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第874夜:橘コレクションのこけし(鈴木安太郎)

Yasutaro_ttbn_s13_kao今夜も、ヤフオクに出品された橘コレクションのこけしの紹介である。橘氏の著書「こけしと作者」190頁の第79図、左端に掲載されている鈴木安太郎の現品である。「こけしと作者」の写真では出来立ての極美こけしとして紹介されているが、それから75年も経った今では埃にまみれて色も落ち、相当に黒ずんだこけしになっているのは致し方ないのだろう。口絵写真はその安太郎のこけしである。

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第820夜:戦前の広三こけし

Kozo_s18_kao今日で還暦からちょうど3年が経ったことになる。会社を退職して自由人になってからでも約1年半が経過した。自由時間は増えたものの、それなりに忙しく、また体力も徐々に低下し、身体のあちこちに不具合が生じつつある。特に腰のヘルニアから起因していると思われる右臀部から足先までの鈍痛はなかなか解消しない。困ったものである。

奥山広三のこけしは好きなこけしの1つであり、本ブログでも4回に渡って触れてきた。第237、238、314、598夜を参照。しかしこれまで戦前の広三を入手する機会がなかったが、ようやく手にすることが出来たので紹介したい。口絵写真は、その戦前広三の表情である。

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