山形系

第238夜;戦後の広三こけし(2)

Kozo_s32_kao 前回は戦後の奥山広三さんのこけしの変遷を見て頂いたが、最近、戦後の復活初期の広三こけしを入手することが出来たので、それを紹介したい。「山形のこけし」によれば、『戦後作は昭和29年が最初で、ロクロ線の赤が強く、下瞼が上部に湾曲したねこ眼のもので、面描は不慣れなためか、つたないものが多い。昭和30年から32年まではほとんど作らず、33年頃から継続的に作り始める。昭和35年までのものはロクロ線が青勝ちで、面描はひょうきんでとぼけた表情のものが多い。』とある。本稿のこけしは胴底に「昭和Ⅲ二年」の書き込みがあり、32年作と思われる。

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第237夜:戦後の広三こけし

Kozo_s39_kao 山形系のこけしは小林家の一族が中心で、小林倉治とその息子達の代に全盛期を迎えたが、その後は後継者も少なく人気の点でも今一つという状態が続いている。同じ山形系の奥山広三のこけしもまた玄人好みのするこけしで一般的にはあまり目立つこけしとは言えないのであろう。私も広三こけしは良く見かけていたが殆ど入手することもなく時は過ぎていった。その広三こけしを見直したのは東京こけし友の会の入札で見た1本がきっかけであった。今夜はそのこけしを中心に戦後の広三こけしを見てみたいと思う。

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第220夜:打ち出の小槌

Abemasa_kozuti_kao さて、これも先日のS氏からの借り物。細工物の極致を目指したような木地玩具を今夜は紹介しよう。作者は山形系の阿部正義さん。「たつみ」で5個頒布されたものの内の1つだと言う。小槌の蓋の裏に「S56.7 たつみ」との書き込みがある。27年も前のものなのに蓋の嵌り具合には微塵の狂いもない。正義さんの木地技術の凄さをまざまざと見せつける。みちのくこけしまつりの会場では、説明係として元気な姿を見せていた。

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第203夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎2)

Seijiro_6sun_s39_kao 第198夜で小林清次郎さんの昭和48年作のこけしを取り上げたが、「木の花(第7号)」ではもう1本、昭和39年のこけしが佳作として選ばれている。清次郎さんのこけしについては、「こけし手帖(417号)」で村上穆氏が各型について詳細に述べており、それを補足する形で川上克剛氏が「こけし手帖(419号)」で吉太郎型誕生までの経緯を述べている。さらに井田丈男氏が「こけし手帖」の451号、452号と2か月に渡って詳しい説明を載せている。それらから、この昭和39年作は吉太郎型としての最初のこけしであり、「原」は大正末期の6寸5分朴材使用で俗に『赤湯手』と呼ばれているものである。なお「原」の写真は手帖419号に掲載されている。今夜はそのこけしを取り上げてみよう。

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第198夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎)

Seijiro_syaku1_s48_kao ここのところヤフオクに小林清次郎さんのこけしが相当数出品されている。所有者は清次郎さんのこけしが好きな方だったのであろう。私も清次郎さんの特に吉太郎型が好きで、昭和40年代の末から50年代にかけて相当数集めたものである。その後、色々文献を読んだり話を聞いたりすると、清次郎さんのこけしの良い時期は30年代末から40年代後半頃迄と思えるようになった。従って今はその時期の作品に絞って集めている。数多く出品されている清次郎こけしから1本(出品は4本纏めて)を落札した。他に入札者はなく、出品価格であったので安価であった。今夜はそのこけしについて触れて見たい。

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第96夜:清次郎の「雪女」

Sejiro_s45_kao 山形系の最長老である小林清次郎さんが名工であることに異論のある人は少ないであろう。しかし、その多作のせいか、またあまりにも色々な型を作ったためか、その中古市場での評価(あくまで価格面であるが)は決して高くはない。そんな清次郎さんのこけしが本日締切を迎えたヤフオクで3万円を超える落札価が付いたのだから、ここで触れない訳にはいかないと思ったのである。今夜はその話しである。

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第91夜:正司さんの吉太郎写し

Kititaro 暑かった今年の夏もようやく終わりかと思っていたら、ここ数日は厳しい残暑に見舞われてしまった。8月は思わぬアクシデントで諸々の予定が全く狂ってしまい、このブログ更新もままならぬ状態が続いていた。その後遺症は未だ残っているものの、以前頼んでいた吉太郎写しが米沢の長谷川正司さんから届いたので、今夜はその紹介をしたい。オークション等で入手したもののあり、それらも順次取り上げていきたいと思う。

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