遠刈田系

第993夜:こけし談話会(正吉・英次)

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昨日(8日)は友の会のこけし談話会があったので、その報告である。雨が降り凍えるような寒さの中、それでも10名以上の方々が集まった。テーマは遠刈田系の佐藤(大原)正吉と佐藤(朝倉)英次のこけし。両名とも初期の作から戦後のものまで、主要な時期のものが集まり、こけし変遷の全貌を眺めることが出来た。こけしの勉強には大変有意義な集りであり、終了後には懇親会もあるので、ぜひ多くの方々(特に若い方々も)の参加をお勧めする。口絵写真は正吉の正末昭初のこけしの表情。

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第992夜:友の会新年例会(H27年)

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昨25日は、東京こけし友の会の新年例会があったので、その報告である。始まる前に会員に急病人が出るハプニングもあったが、予定通り13時30分に開会。出席者は115名で昨年よりやや少なかった。橋本会長の挨拶に続いて、招待工人である佐藤正廣・康広さんお二人の紹介と、挨拶があった。続いて平成26年度例会皆勤者20名の紹介と記念こけし(康広作)5寸の贈呈があった。お土産こけしは阿保六知秀さんと岡崎斉一さんの4寸こけし。新年例会での頒布は全品新品で、その解説があった。今回は抽選品は無く、入札こけしは玩具も含めて27点が出品された。こけし界ニュースを挟んで、最後は工人さんからの寄贈こけしも含めた大ジャンケン大会が行われ、盛会の内に終了した。その後、有志約40名が参加して、正廣・康広両工人を囲む会が開かれ、こちらも大盛況であった。なお、正廣さんからは百万塔5点他の寄贈があり、ジャンケン大会と囲む会で参加者に贈呈された。口絵写真はおみやげこけし2点。

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第967夜:友の会9月例会(H26)

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今日(28日)は東京こけし友の会の9月例会があったので、その報告である。好天の中、73名の出席があった。おみやげこけしは遠刈田系の我妻敏さんのこげす型で一筆目、一側目、二側目の3種があった。ギャラリーは秋保の菅原敏さんのこけし、初期作からの変遷と各種の型の紹介があった。新品頒布は7工人で西山敏彦さんは秋にちなんだ子持ちエジコ。こけし界ニュースでは話題沸騰中のヤフー・オークションの極美古作のスライド紹介があった。第2部は友の会旅行会や各種こけしイベントのスライド報告。最後に、小椋英二工人から寄贈のあった木地山こけし10本のジャンケン大会があり、閉会となった。口絵写真は、我妻敏工人のおみやげこけし3種。

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第966夜:日本こけし館の入札品

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最近のオークションと言えば、ヤフオクに出た60本の極美古作の逸品に尽きるが、日本こけし館で開催された中古品オークションの落札こけしが送られてきたので紹介しよう。日本こけし館でのオークションは全国こけし祭りのイベントの1つとして開催されていたものである。友の会旅行の2日目午後は日本こけし館での柴田長吉郎コレクションの鑑賞となっており、その折にこのオークションを知った。こけし館の1階の1室に並べられた中古こけしは2000本はあったであろうか。時間も余り無く、遊びのつもりで8本に入札して来た。その内の3本が落札でき送られて来た。口絵写真は落札こけしの1本、阿部勝英こけしの表情である。

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第957夜:北岡のこけしたち(2)

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今夜も橘コレクションのこけしである。橘コレクションのこけしには胴底に「KOGESHIDO」のラベルの貼ってあるものと貼っていないものがあり、ラベルのあるものでも日付の入っている

ものと無いものがある。また戦後20年代のものには毛筆で日付を書き込んであるものもある。橘氏は戦前と戦後、数回東北にこけし収集の旅に出かけており、それと関係しているのかも知れない。さて、今回のこけしは、今では佐藤(朝倉)英次のこけしと判明しているものであるが、ラベルには「佐藤秀一」と書かれている。これも北岡商店のこけしと思われ、当時は正吉、英次の他、佐藤秀一も間違えられていたのであろう。口絵写真は、英次こけしの表情である。

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第956夜:北岡のこけしたち

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戦前の遠刈田木地業は、北岡、小室の両商店が中心となって工人を囲い込み、彼らにより作られた各種の木地製品を集めて販売していた。北岡商店は北岡仙吉により始められ、佐藤寅治・直助・治平・豊治など主として周治郎系列の工人が属していた。中でも、こけし等の小物類は若手であった佐藤正吉や英次が作り、佐藤秀一や広喜も遅れて加わったとのことである。これらのこけしは北岡仙吉名義で販売され、同じような様式のものであったため、真の製作者である正吉、英次等のこけしも混同して広まっていった。今夜のこけしは橘コレクションのものであるが、英次かとされていたものである。口絵写真はその表情である。

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第951夜:英太郎復活後のこけし

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本ブログも950夜を越え頂上も目前に迫ってきた。しかし中身を見ると相当な偏りがあり、戦後の名工の一人に数えられるであろう佐藤英太郎のこけしに関するものが非常に少ないのが分かるだろう。国恵は未だに英太郎さんに会ったことはなく、その人となりは人伝に聞いたもののみであるが、何となく近寄り難い雰囲気を感じてしまう。そんなことから英太郎のこけしも数本を保有するのみである。先日の友の会例会では珍しく抽選の順番が早く、出来の良い英太郎が残っていたので入手した。今夜は、その英太郎こけしの紹介である。口絵写真は、英太郎こけしの表情である。

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第934夜:作者不詳(伊勢・熊野詣で3日目)

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相変わらずヤフオクには橘コレクションの出品が続いているが、古い作品が多いだけあって、中には出品写真だけでは誰の作か分からないものもある。そういう所謂「作者不詳」こけしを見ると、それがどのようなもので誰の作なのか調べてみたくなるものもある。今夜のこけしもその範疇に入るもので、太い眉と元気な大きな目に惹かれて入手したものである。口絵写真はその表情である。

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第922夜:大葉亀之進のこけし(戦前)

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今日は春を越して初夏を思わせるような気候で、東京・横浜周辺の桜も一斉に開花が進んだようだ。満開も間近と思われるが、明日は天候が荒れるようで少し心配ではある。さて、久しぶりに衣装室を整理していて1本のこけしを見つけた。大葉亀之進の戦前のこけしである。以前、本ブログに掲載するつもりでいたが、そのままになっていたものである。口絵写真はその表情である。

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第921夜:「弁慶」とは…?

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東京地方もようやく桜の開花が宣言され、一気に春を迎えることとなった。そして筆者も昨日、一つ年を重ね、高齢者まであと一年となった。本ブログを始めてから7年半、自由人となって2年半、自由人となってからは、こけしに関する活動が生活の中心となっている。こけしのコレクションは保存場所など、家族の協力が必要であり、また自身が粗大ゴミにならないためにもと思って、朝食を作る担当を務めることにした。こちらも、そろそろ1年を迎えることになる。料理の出来は想像に難くないが、毎朝、自分の好きな物を食べられるというメリットは大きい(笑)。

さて、前置きはこのくらいにして、皆さんは「弁慶」という木地玩具をご存知だろうか。そう言う筆者も、それを知ったのはつい最近で、こけし手帖604号の記事を読んだからである。それから興味を持ってネットオークションを眺めていると、時々それが出品されているのを見つけた。結構高価であり、保存状態との兼ね合いでなかなか入手出来なかったが、ようやく手に入ったので、紹介しようと思う。口絵写真は、その弁慶の表情である。

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