第163夜:友の会2月例会(H29)

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昨日(26日)は東京こけし友の会の2月例会があった。当日は会場の直ぐ近くを東京マラソンが通るため、朝からかなりの人出があった。おみやげこけしは弥治郎系の高田稔雄さん。例会ギャラリーは季節を反映した雛こけし特集。新品こけしは6工人。入札品は10点、抽選品は12点であった。第二部はイベントの報告ということで、今年になってから各地で開催されたこけし関係の催事がプロジェクターで映写された。最後は恒例のジャンケン大会で散会。口絵写真は筆者が受け取った高田さんのおみやげこけし。

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第162夜:正吾のこけし細工物(2)

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さて、正吾さんはいつからこのような細工物を作り始めたのだろうか。正吾さんが修業した「高亀」は厳格な木地屋であり、武蔵や武男の作品を眺めても入れ子のような細工物は見当たらない。もちろん、臼と杵や甕と柄杓、野菜籠のような木地玩具類は「高亀」の製品として作られていた。正吾さんもそのような木地玩具と伝来のこけしを作っていた。同年代の福寿や昭二が新型(創作)こけしに熱中したり、昭和30年代からは古品の復元が盛んになっても、正吾さんはひたすら武蔵の戦後作を引き継いだ作を作り続け、それは昭和42年頃にピークに達する。しかし、その後は第二次こけしブームの中で壁に突き当り、低調な作に陥ってしまう。そこから復活するのは、昭和55年に「備後屋」で開催された「こけし古作と写し展」に出品した武蔵古作の復元作であった。これを契機に正吾さんは武蔵の各種古作に挑戦して目を見張るような作品を再現していった。それが一段落した頃、高橋五郎氏の提唱で開催されたのが「新しい伝統こけし展」である。ここでの新しい試みとして、正吾さんは傘こけしや髷こけし、二側目のこけしに挑戦し、そういった活動の中から細工こけしも生まれていった。今夜は昨夜紹介したペアこけしの内、傘こけしを詳しく紹介しよう。口絵写真は傘こけしの表情である。

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第161夜:正吾のこけし細工物(1)

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国恵志堂はこけしの細工物が好きである。こけしに関する細工物という点では、入れ子こけしと刳り貫いた中に小物を入れたえじこが双璧であろう。このようの細工物を作る現行の工人としては鳴子の高橋正吾さんは最右翼と言って良いであろう。精巧な細工物を作るには優れた木地技術が必要であり、小さい時から老舗「高亀」で鍛えられた正吾さんならではの多彩な作品が知られている。今回紹介するのは傘と髷の2体の細工こけしで、その中に小こけしやえじこ、だるま等の小物が入っている。今夜は、その内の髷こけしを紹介しよう。口絵写真は髷こけしの表情である。

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第160夜:あとりえ樹々こけし展(Vol2)

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昨日(18日)、あとりえ樹々で開催されているこけし展に行ってきた。会場は、JR青梅線の東中神駅下車、線路沿いに徒歩1分のところ。店主の橋浦裕氏の父橋浦廣吉氏が収集したこけしコレクションの中から、今回は鳴子系と仙台のこけし約80本が展示されている。店は「アートギャラリー&カフェ」ということで、店内の片側の棚と奥のテーブルにこけしが展示されている。展示されているこけしの本数も程よく、椅子に腰かけてお茶を飲みながらゆっくりと鑑賞することが出来る。なお、開店しているのは水曜と土曜の週2回だけであり、会期中(~2/25)はあと2回しかないので、早めに行くことをお勧めする。口絵写真は、今回の目玉こけしの1つでもある庄司永吉こけしの表情である。

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第159夜:こけし談話会(H28#4)

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昨12日(日)、東京こけし友の会のこけし談話会(平成28年度第4回)が鶯谷の「ねぎし」で開催された。秋田県こけし展(犬っこまつり)に出掛けた方もあり、やや少な目の14名の参加であった。今回のテーマは「岡崎斉・斉吉のこけし」で、斉・斉吉の他、本間留五郎、天野正右衛門、斉司、大沼希三、後藤善松のこけしが持ち寄られた。他に、岡崎仁三郎かと思われる小寸こけしもあったが、斉吉の戦前のこけしは残念ながら無かった。口絵写真は大正期と思われる斉こけしの表情である。

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第158夜:34年の福寿勘治型

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昨夜は、斎藤弘道の昭和33年のこけしを紹介したが、今夜は34年の遊佐福寿のこけしを紹介しよう。昭和30年代に入り、こけし界ではいにしえの定評のあるこけしを復元して、その良さを引き継いでいこうという風潮が起こり、多くの復元作が生まれていった。昨夜の弘道の太治郎型もその一つであった。一方で、この時期は新型(創作)こけしが人気を集めていた時期でもあり、福寿や桜井昭二などは新型こけしも製作していた。中でも福寿は特に新型こけしに力を入れて頭角を現し、34年から35年にかけて新型こけしのコンクールで最高賞を受賞していた。もちろん、この時期、福寿は伝統こけしも作っていた。口絵写真は34年の勘治型の表情である。

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第157夜:33年の弘道

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先月の28日、椅子から立ち上がった瞬間、腰に痛みを覚えた。当初は歩くのにも支障があったが、それほど強い痛みではなく数日して歩行は出来るようになった。今でも長いこと座っていると痛みがあるので、軽い腰痛持ちになったしまったようだ。そんな中でもヤフオクを見ていると、弘道のこけしが纏めて5本出ており、胴底の署名からその内の1本が昭和33年作であることが分かった。33年後半から34年前半が弘道こけしのピークであり、中でも33年作は出ることが少ないので、弘道ラブの国恵志堂にしてみれば見過ごすわけには行かず頑張ってしまった。口絵写真は、その弘道こけしの表情である。

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第156夜:友の会1月例会(H29)

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昨22日は、東京こけし友の会の新年例会があった。例会参加者は100名には達しなかったが、昨年同様90名を超える方々が参集された。招待工人は弥治郎系の富塚由香さんと高田稔雄さんであったが、富塚さんは体調不良で欠席された。お土産こけしは柴田良二さん(木地山系)と新山真由美さん(弥治郎系)の4寸こけし。会は、会長の新年挨拶、招待工人紹介・挨拶、皆勤賞表彰、頒布こけし解説、入札品解説と続き、新年例会用に揃えられた各工人の力作こけしの頒布となった。最後に、色紙や大寸こけし、高田工人寄贈のこけしを巡る大ジャンケン大会で大いに盛り上がり散会となった。その後、高田工人を囲む懇親会が場所を改めて開催された。口絵写真は筆者が入手したおみやげこけし2本である。

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第155夜:子持ちえじこ(高橋通)

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国恵志堂は、入れ子こけしや子持ちえじこなどの細工物が好きである。単にこけしを作るのに比べたら遥かに面倒であり、それなりの木地技術が要求される。従って誰にでも要望できるものではないが、そのようなものがあれば出来るだけ入手してきた。先日、ヤフオクに高橋通さんの子持ちえじこが出ていた。通さんのこのような作品は初めて見たので、何とか頑張って手にすることが出来た。今夜はその子持ちえじこを紹介したい。通さんの思わぬ工夫なども知ることが出来、これも収穫であった。口絵写真は、そのえじこの表情である。

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第154夜:吉紀・真由美夫妻の小関写し

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昨夜が締め切りだったヤフオクに「こけし人形図集」という戦前の文献が出品されていた。この文献の名前についてはしばしば聞くところであったが、その全容については知らなかった。今回の出品の解説と掲載写真から、戦前のこけしが沢山掲載されていることが分かり、ぜひとも見て見たいと挑戦した。しかし、同様に思う方も多かったと見え、価格は鰻上りに上がり、相当頑張ったものの残念ながら落札には至らなかった。次に機会を期待しよう。さて、年明けにこけし同志のK氏より、こけしが送られてきた。新山吉紀・真由美夫妻による小関幸雄戦前作の写しとのこと。なかなか良い出来なので、紹介させて頂く。口絵写真は真由美さんの写しの表情である。

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