第169夜:友の会3月例会(H29)

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昨26日(日)は東京こけし友の会の3月例会があった。東京では桜の開花宣言が出たものの冬のような寒い日が続き、お花見も延びそうな模様。当日は朝から雨も降って外出し難い状況もあってか、参加者は59名に留まった。おみやげこけしは大井沢の志田菊宏さん。会は、こけし界ニュースで始まり、ギャラリーは中の沢の荒川洋一のこけし、新品・中古こけしの頒布、入札・抽選こけしの頒布で盛り上がって第一部は終了。第二部は海外宣伝用に作られた英語によるこけしの紹介ビデオで、中には会員のお宅拝見の映像も含まれていた。最後はこけしと大エジコ、こけしポスターのジャンケン配布で散会となった。口絵写真は筆者に配布された菊宏こけし(アーモンドアイ)。

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第168夜:柿澤是伸実演販売会

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今日(23日)から、そごう千葉店で「第25回宮城県の物産と観光展」が開催され、今年も鳴子の柿澤是伸さんが実演にやってきた。毎回、こけしの出展は是伸さんだけであり、是伸個展のようなイベントになっている。千葉そごう6階の会場は昨年と同じ場所であり、かなり広いスペースであるが、初日の夕刻の段階では既に多くの作品が売れており、展示台には隙間ができていた。開場と同時に多くの愛好者が訪れ、2時間ほどで大分無くなってしまったとのことである。会期は29日までの1週間であり、是伸さんは木地も沢山持ってきているので、今後会場で実演を兼ねて作品を作り補充していくとのことであった。口絵写真は、5月人形2種である。

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第167夜:名古屋こけし会と秀顕展

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去る12日(日)、名古屋に行って来た。11日、12日と東急ハンズ名古屋店で「東北伝統こけしの集い」というこけし展があり、大沼秀顕さんが実演に来ることになっており、また12日は名古屋こけし会の例会日に当たっていることが分かった。名古屋こけし会には10年以上も前から会員になっているものの未だ例会に出たことが無く、ようやく実現する運びとなった。名古屋までは新横浜から東海道新幹線「のぞみ」で1時間40分余り。会場の「名古屋市短歌会館」へは名古屋駅から地下鉄東山線で一駅の「伏見」で下車。地上に出ると道路はお祭り騒ぎ。何と「名古屋マラソン」の真っ最中であった。5分程歩いて12時半過ぎに会場に着いた。短歌会館2階の会場は未だ閉まっており、開場の13時に会員の皆さんが集まって来られた。例会は13時から2時間半程であったが、マラソン大会の影響で頒布こけしの到着が1時間半程遅れるなどのハプニングもあった。閉会後、参加者の多くは東急ハンズでのこけし展に足を運び、秀顕さんを囲んで暫しのティータイムを楽しんだ。口絵写真は自分のこけしを真剣に見つめる秀顕さん。

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第166夜:福寿の鯨目こけし

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本ブログ第10夜の中で触れた「福寿の鯨目こけし」が国恵志堂にやってきた。所蔵者のK氏が先日ヤフオクに出品してくれたのをゲットすることが出来たのである。かなり以前に書肆ひやねで見せて貰って以来の再会である。また、1月下旬にやはりヤフオクで入手した滝島茂のこけしは鯨目ではないが、本項のこけしと関連がありそうなので、その辺りも含めて観賞してみたいと思う。口絵写真は福寿鯨目こけしの表情である。

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第165夜:落ち穂拾い(佐藤正)

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以前、ヤフオクなどでなかなか良い出来なのに全く注目されず、誰にも応札されないで見過ごされてしまうこけしを、失礼ながら「落ち穂拾い」などと呼んで取り上げた。今回もそれに類するこけしの話である。佐藤正のこけしである。渡辺求の優品を入手したことから、その弟子である佐藤正のこけしにも注目していたが、なかなか思いを叶えてくれるものには出会わなかった。そんな折、先日、佐藤正の8寸、6寸の2本組がヤフオクに出品されていた。8寸は三日月目、6寸は十日月目で、特に8寸はその表情に惹かれた。結局、他に誰も応札せず、出品値の600円でゲットできてしまった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第164夜:秋山家の小寸2本

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ヤフオクに鳴子の秋山家の小寸こけしが2本出ていた。戦前の秋山慶一郎と耕作と思われるこけしで、いずれも面白い出来だったので入手した。秋山耕作は明治14年の生まれで、忠、慶一郎は弟にあたる。秋山一家は明治31年に鳴子に移り、それから木地業に従事するようになった。耕作のこけしは昭和14年から3年間に妻とらよとの合作で作られたものが知られている。慶一郎はその頃は既に鶴岡に移っていたが、この2本のこけしが一緒に出て来たことから、慶一郎のこけしは鳴子の秋山商店でも売られたのかも知れない。口絵写真は慶一郎こけしの表情である。

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第163夜:友の会2月例会(H29)

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昨日(26日)は東京こけし友の会の2月例会があった。当日は会場の直ぐ近くを東京マラソンが通るため、朝からかなりの人出があった。おみやげこけしは弥治郎系の高田稔雄さん。例会ギャラリーは季節を反映した雛こけし特集。新品こけしは6工人。入札品は10点、抽選品は12点であった。第二部はイベントの報告ということで、今年になってから各地で開催されたこけし関係の催事がプロジェクターで映写された。最後は恒例のジャンケン大会で散会。口絵写真は筆者が受け取った高田さんのおみやげこけし。

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第162夜:正吾のこけし細工物(2)

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さて、正吾さんはいつからこのような細工物を作り始めたのだろうか。正吾さんが修業した「高亀」は厳格な木地屋であり、武蔵や武男の作品を眺めても入れ子のような細工物は見当たらない。もちろん、臼と杵や甕と柄杓、野菜籠のような木地玩具類は「高亀」の製品として作られていた。正吾さんもそのような木地玩具と伝来のこけしを作っていた。同年代の福寿や昭二が新型(創作)こけしに熱中したり、昭和30年代からは古品の復元が盛んになっても、正吾さんはひたすら武蔵の戦後作を引き継いだ作を作り続け、それは昭和42年頃にピークに達する。しかし、その後は第二次こけしブームの中で壁に突き当り、低調な作に陥ってしまう。そこから復活するのは、昭和55年に「備後屋」で開催された「こけし古作と写し展」に出品した武蔵古作の復元作であった。これを契機に正吾さんは武蔵の各種古作に挑戦して目を見張るような作品を再現していった。それが一段落した頃、高橋五郎氏の提唱で開催されたのが「新しい伝統こけし展」である。ここでの新しい試みとして、正吾さんは傘こけしや髷こけし、二側目のこけしに挑戦し、そういった活動の中から細工こけしも生まれていった。今夜は昨夜紹介したペアこけしの内、傘こけしを詳しく紹介しよう。口絵写真は傘こけしの表情である。

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第161夜:正吾のこけし細工物(1)

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国恵志堂はこけしの細工物が好きである。こけしに関する細工物という点では、入れ子こけしと刳り貫いた中に小物を入れたえじこが双璧であろう。このようの細工物を作る現行の工人としては鳴子の高橋正吾さんは最右翼と言って良いであろう。精巧な細工物を作るには優れた木地技術が必要であり、小さい時から老舗「高亀」で鍛えられた正吾さんならではの多彩な作品が知られている。今回紹介するのは傘と髷の2体の細工こけしで、その中に小こけしやえじこ、だるま等の小物が入っている。今夜は、その内の髷こけしを紹介しよう。口絵写真は髷こけしの表情である。

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第160夜:あとりえ樹々こけし展(Vol2)

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昨日(18日)、あとりえ樹々で開催されているこけし展に行ってきた。会場は、JR青梅線の東中神駅下車、線路沿いに徒歩1分のところ。店主の橋浦裕氏の父橋浦廣吉氏が収集したこけしコレクションの中から、今回は鳴子系と仙台のこけし約80本が展示されている。店は「アートギャラリー&カフェ」ということで、店内の片側の棚と奥のテーブルにこけしが展示されている。展示されているこけしの本数も程よく、椅子に腰かけてお茶を飲みながらゆっくりと鑑賞することが出来る。なお、開店しているのは水曜と土曜の週2回だけであり、会期中(~2/25)はあと2回しかないので、早めに行くことをお勧めする。口絵写真は、今回の目玉こけしの1つでもある庄司永吉こけしの表情である。

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