第14夜:ヤフオクの極美古作(第3弾)
毎日茹だるような暑さが続く中、こけし界を熱狂させる極美古作の第3弾がヤフオクに出品され、昨2日に締め切りを迎えた。昨年の9月から10月にかけて出品された古作は大正期から昭和初期の著名工人の作が並び、しかもその保存状態が極美であることから、落札価は桁違いのものとなり大騒ぎとなった。その時は計113本が出品されたのであったが、まだあるのではないかと囁かれていた。その期待の古作が満を持して出品されたのである。今回の出品数は46本。最高落札価は奥山運七で222万円余り、最低落札価は5250円(河村清太郎)。落札総額は1756万円余りで、1本当たり38万円余りで、昨年の第2弾とほぼ同様な価格であった。なお、残りの50本程が、今月の14日~16日に出品されるとのことである。口絵写真は、最高落札額の運七の表情である。
以下、今回出品された古作こけしと落札額を紹介しよう。
(115)西山勝次(20.5cm):171,000円
(116)宮本惣七?(20.5cm):1,215,000円
(118)菊地孝太郎(20.5cm):30,800円
(119)阿部金蔵(23cm):817,000円
(121)阿部常吉(15cm):17,500円
(122)佐藤広喜(20.5cm):211,000円
(124)奥山運七(25cm):2,223,222円
(125)?(23.5cm):390,100円
(127)白畑重治(12.5cm):34,500円
(128)河村清太郎(21cm):11,700円
(130)岡崎久太郎(24cm):218,000円
(131)岡崎長次郎(22cm):830,000円
(133)大沼誓(23.5cm):551,000円
(134)?(15cm):25,500円
(136)高橋武蔵(ねまりこ):10,500円
(137)後藤善松(ねまりこ):7,950円
(139)阿部常吉(えじこ):65,000円
(140)佐藤菊治(えじこ):51,000円
(142)阿部常吉(22.5cm):225,600円
(143)阿部広史(22cm):424,000円
(145)新山左内(18cm):101,000円
(146)西山勝次(27cm):201,000円
(148)宮本永吉(32cm):165,000円
(149)磯谷直行(31.5cm):251,000円
(151)佐藤春二(22.5cm):266,000円
(152)佐藤勘内(26.5cm):1,003,000円
(154)阿部金蔵(24.5cm):822,000円
(155)斎藤太治郎(25cm):603,000円
(157)菅原庄七(17.5cm):124,000円
(158)佐藤丑蔵(30.5cm):519,000円
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どれも欲しい、予算があれば参戦したいオークションでしたね。落札できた人達が羨ましいです・・。
投稿: 益子 高 | 2015年8月 3日 (月) 21時09分
益子 高様
全くですねぇ!
よくも、大正から昭和初期のものがこんな素晴らしい状態で残っていたものです!
激動の時代を潜り抜けてきたものですから、相応の価格になるのは仕方ないのでしょうね…。
投稿: 国恵 | 2015年8月 6日 (木) 21時00分