« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

2015年12月

第52夜:茂吉か実太郎か…

Mokiti_atama

今年も残すところ1日となった。この「こけし千夜一夜物語」(Ⅰ)も4月に念願の1001夜を達成し、5月には100万アクセスも突破することが出来、記念すべき1年となった。これも本ブログを読んで下さった皆様のお蔭と感謝している。この千夜一夜物語(Ⅱ)も、来年以降引き続き、愛読して頂ければ幸いである。さて、今夜は南部系こけしの3夜目として、煤孫家のキナキナを取り上げてみよう。口絵写真は、戦前のキナキナである。

続きを読む "第52夜:茂吉か実太郎か…" »

第51夜:与始郎のこけし

Yohaturo_kao

今年も最後の週になり、街は正月準備一色となってきた。国恵志堂の正月の楽しみと云えば、TVで駅伝を見ながら美味しいものを食べること。中でも蟹は欠かせない。昨日、タラバを仕入れていたものの、今日は限定数量のズワイ蟹の売り出しがあるということで、売り出しの9時に駅前のスーパーで出掛けて来た。混雑を予想して早めに行ったが、人出は少なくすんなりと目的の蟹を仕入れて帰ってきた。さて、今夜は南部系続きで佐々木与始郎のこけしである。口絵写真はその表情である。

続きを読む "第51夜:与始郎のこけし" »

第50夜:謎のリボン(照井音治)

Otoji_kao

早いもので、今年も最終週に入った。そして千夜一夜(Ⅱ)を始めて50夜となる。計画的に記事を掲載している訳ではないので、結果的に内容がかなり偏ってしまった。今夜はあまり触れることがない南部系のこけしを取り上げてみよう。南部系のこけしは手持ちが少なく、1本も持っていない工人も少なくない。そんな中、最近照井音治のこけしがコレクションに加わった。南部系の中でも他系との混血のような藤井梅吉と照井音治。これでようやく両名のこけしが揃ったことになる。口絵写真は、音治の表情である。

続きを読む "第50夜:謎のリボン(照井音治)" »

第49夜:庄七の小寸物(戦後)

Syo7_syosun_kao2

菅原庄七がこけしを作り始めたのは明治の末くらいからで、大正期のこけしも残っている。庄七のこけしは美人こけしとして有名であるが、その小寸物の愛らしさも格別である。昨夜は戦前の小寸(豆)こけしを紹介したが、今夜は戦後の小寸物を紹介したいと思う。戦後の小寸ものとしては昭和41年に「たつみ」が注文した一連のこけしが有名であり、形態・描彩とも種々の物が作られており、庄七晩年の代表作と言われている。口絵写真は、二側目の小寸物の表情である。

続きを読む "第49夜:庄七の小寸物(戦後)" »

第48夜:秋保の三姉妹(庄七)

Syo7_mame3hon_s

先日ヤフオクで入手した豆こけし3本組が届いた。出品写真に載っていなかった小さな箱が付いており、この箱に入って売られていたらしい。保存状態はとても良く、今作ったばかりのように綺麗である。箱に入れた状態のまま、今まで保存されてきたのであろう。よくぞ残っていたものである。木地・描彩の特徴から菅原庄七のこけしと思われる。口絵写真は、3本組の内、一番小さなこけしである。

続きを読む "第48夜:秋保の三姉妹(庄七)" »

第47夜:小林善作のこけし(A型復元)

Zensaku_ushikao_kao

今夜は、12月の友の会例会入札で入手した小林善作のこけしを紹介しよう。善作のこけしについては、千夜一夜(Ⅰ)の第362夜にて、「こけし辞典」の記事を引用して、A型とB型があることを書き、B型の善作こけしを紹介した。A型のこけしは描彩は丑蔵という説もあるが、善作は戦後の昭和40年代に、このA型の復元作を作っている。今回入手したのは、このA型の復元作である。口絵写真はその表情である。

続きを読む "第47夜:小林善作のこけし(A型復元)" »

第46夜:二代目虎吉のこけし(2)

Tora2_ooatama_kao

昨日の東京こけし友の会の入札には、心惹かれるこけしが多々あった。出品数は13点で、大きさも8寸前後と手頃であり、保存状態も完璧に近いものが多かった。友の会の例会入札は入札者が例会出席者に限られ、一札入札であるため競り合いによる価格の上昇は無く、最低価も低く抑えられているため、程々の価格で良品が入手出来るのが嬉しい。入札結果は3点に入札して2点を落札することが出来た。今夜はその内、二代目虎吉のこけしを紹介しよう。最近の友の会例会には、二代目虎吉の良品が度々出品され、今回の作も素晴らしいものであった。口絵写真は、その表情である。

続きを読む "第46夜:二代目虎吉のこけし(2)" »

第45夜:友の会12月例会(H27)

151213reikai_tatuo

今日は東京こけし友の会の12月例会があった。各地のこけしイベントも終わってしまっており、82名という多数の出席者があった。12月は新品こけしの出品は無かったが、書籍類が纏まって出品された。おみやげこけしは木地山系の佐藤達雄さん。ギャラリーは大野栄治と栄治型のこけしの解説があった。中古こけし頒布、入札、抽選と所定の行事があり、こけし界ニュース、第2部のイベント報告の後、橋本正明氏による「Kokeshi Wiki」の制作に纏わる興味深いお話があった。最後に小椋英二さん寄贈のこけしやこけしの色紙、カレンダーなどをジャンケン大会で配布して、本年最後の例会を終了した。口絵写真は、佐藤達雄のおみやげこけし。なお、元会長で友の会の運営に多大の尽力をされた柴田長吉郎さんが4日に逝去されたとの報告があった。ご冥福をお祈りする。

続きを読む "第45夜:友の会12月例会(H27)" »

第44夜:佐藤吉雄のこけし(2)

Yoshio_s20mae_kao

秋保こけしと言えば、美人こけしで有名な菅原庄七が先ず頭に浮かぶが、同じく三蔵の兄弟弟子であった山尾武治や佐藤吉雄も庄七に引けを取らない良いこけしを作っている。この3名とも戦前から戦後にもこけしを作っているため、その変化もそれぞれにあって興味深い。その中で、今夜は佐藤吉雄のこけしを眺めてみたい。吉雄のこけしについては千夜一夜(Ⅰ)の第564夜で紹介しており、その続編ということになる。口絵写真は、昭和20年代前半と思われる吉雄こけしの表情である。

続きを読む "第44夜:佐藤吉雄のこけし(2)" »

第43夜:米太郎型(安太郎と清次郎)

Yonekiti_yasu_kao

あと3週間で正月というこの時期に台風並みの風雨が襲い、それが通過したら夏のような暑さになった。異常気象が確実の増えているのが不気味である。さて、山形系の祖とも云える小林倉治の弟子である鈴木米太郎のこけしは、昭和14年頃に秀島孜氏が鈴木安太郎の所で発見した10本前後が残っているだけである。その米太郎のこけしは小林清次郎により復元されていたが、米太郎の息子の安太郎も復元していたのは迂闊にも知らなかった。その安太郎の米太郎型が手に入ったので、清次郎の米太郎型と一緒に紹介しよう。口絵写真は、安太郎の米太郎型の表情である。

続きを読む "第43夜:米太郎型(安太郎と清次郎)" »

« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

最近のトラックバック

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ