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2016年1月

第65夜:友の会新年例会(H28年)

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昨24日(日)13時30分から、神田のフォーラムミカサ・エコで、東京こけし友の会の平成28年新年例会が開催された。前日からの雪の予報も外れて好天の中、90名を越える会員の参加があった。今年の招待工人は遠刈田系の佐藤保裕・早苗ご夫妻。おみやげこけしは小林清、阿保正文さんの各種こけし。新品頒布品には人気の阿部進矢さんの玩具各種と帽子こけし、佐藤ご夫妻の各種こけしを始めとして、12工人の力作が勢ぞろいして、新年例会ならではの華やかな会場となった。入札・抽選こけしには戦前作も含まれ、こちらも人気を集めた。会長挨拶、招待工人挨拶、H27年皆勤賞表彰(19名)、新品頒布、入札・抽選を経て、こけし界ニュースの後には、寄贈されたこけしや色紙の抽選配布・ジャンケン大会で締めくくった。終了後、会場を替えて、佐藤ご夫妻を囲む会が開かれ、大いに盛り上がった。口絵写真は、おみやげこけしの小林清・阿保正文さんのこけし。

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第64夜:佐藤武雄のこけし

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ここのところ秋保のこけしを扱うことが多くなっているが、今夜は未だ触れていなかった佐藤武雄のこけしである。佐藤三蔵の長男であり秋保こけしの本流とも云える立場にある武雄であるが、庄七はもちろんのこと武治や吉雄にもまして取り上げられることが少ない工人である。戦前に木地修業をしたとは言え、その期間は短く、こけしも殆ど残っていないようだ。戦後は多く作っているが新形の影響は避けられず、こけしを習った当時の味わいは感じられない。口絵写真は昭和20年代の武雄こけしの表情である。

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第63夜:梅木修一・直美さんが横浜に

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昨20日より、横浜高島屋で開催されている「現代の職人たち展」に梅木さん父娘が出展しており、特に今日(21日)から明日午前中までは、修一さんも会場に来られるということで、今日午後出掛けて来た。今年で87歳となる修一さんがこけしのイベントで東京近辺に来られたのは十数年ぶりとのこと。80歳代後半とは思えぬ元気な様子に久し振りのこけし談を楽しんだ。会場には、直美さんの各種作品を中心に、修一さんも話題の月独楽シリーズや百万塔、勝之助型こけしを出展されていた。口絵写真は昨年のみちのくこけしまつりで受賞した月独楽シリーズ8月を分解したところ。スイカ、ナス、トマトを3段に重ね、それぞれが独楽として回る。しかもスイカは真中が割れて中から小さな種独楽が回りながら飛び出してくる。アイデアに満ちた精緻な作に驚愕である。

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第62夜:巳之助の本人型

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巳之助と云えば、佐藤周助の次男で周助型の後継者として有名であるが、戦前はもっぱら本人型を作っていた。戦後になって周助型を作り始め、特に昭和40年以降、「たつみ」の専属工人となってからは周助の多様な型を復元し、多くの秀作をものにした。その時期には各種の型の1つとして本人型も作ったが、あくまで周助型が主体で、本人型は余技のようなものであった。今夜は、その巳之助の本人型を見直してみたいと思う。口絵写真は戦前の本人型の表情である。

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第61夜:吉太郎周辺のこけし(堀実)

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昨夜遅く降り出した雨が雪に変わり今朝は一面の銀世界となっていた。東京・横浜では今冬初めての本格的な降雪であり、交通機関のかなりに影響が出たようだ。通勤の必要のない我が身を感謝しなければいけないだろう。さて、山形系の小林吉太郎のこけしは好きなこけしの1つであり、それと関連して吉太郎型を作る他工人の作も集めている。これまでにも、これらの工人の中から何人かの作を紹介してきたが、今夜紹介するのは、堀実と思われるこけしである。口絵写真はその表情である。

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第60夜:武治再考(2)

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昨夜は、戦前の武治こけし2本を比較して、その違い(変遷)を考察したが、今夜は更に範囲を戦後作まで広げて検討してみたいと思う。口絵写真は昨夜も紹介した昭和17年頃の武治こけしの表情。

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第59夜:武治再考(1)

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年末から年始にかけて穏やかな年越しを迎えた2016年であったが、ここのところ、株の暴落が続き、SMAP解散が紙面を賑わしたと思ったら、昨日はツアーバスの事故で多くの若い命が失われた。来週には大寒波が押し寄せるとの予報も出ている。今後の波乱を予想させる1月である。さて、こけし界で秋保というと、菅原庄七が連想されるほどの第一人者であるが、その分、山尾武治や佐藤吉雄は語られることが少なく、文献等でもあまり触れられていないのが残念である。そこで、今夜は、山尾武治のこけしを改めて考えてみたいと思う。口絵写真、昭和15年の武治こけしの表情である。

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第58夜:「日本の郷土玩具」展

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友の会会員の佐々木一澄氏の新春企画「日本の郷土玩具」展が、表参道のOPAショップ/ギャラリーで開催されるとの案内を頂いたので、今日午後、出掛けて来た。「日本の郷土玩具」展はOPAショップの方で27日まで開催されているが、連動企画展「集めたり描いたり」は隣のOPAギャラリーの方で13日(水)までの開催である。「集めたり・・・」の方は昨年は一澄氏の個展のような企画であったが、今年は一澄氏以外に5名の方が参加した合同展になっている。各氏の作品の他に、各氏が集められた郷土玩具が展示されている。ショップの方では、全国各地の郷土玩具が展示・販売されている。口絵写真は正吾さんの今回の武蔵写しの表情。

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第57夜:小寸こけしの魅力(吉三郎)

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昨夜は小林吉三郎のこけしを紹介したが、吉三郎のこけしに興味を持ったのは実は今夜紹介する小寸こけしに出会ったからである。小寸こけしには大寸こけしとは異なる稚気溢れる魅力があるのだが、この吉三郎のこけしは正にそれであった。口絵写真にある表情を見て貰いたい。無雑作に描かれた面描は眠っている幼子を思わせる。目は一筆目のように見えるが拡大してみると単純な一筆目ではないようだ。右目は二筆、左目は眼点があるようにも見える。鼻も割鼻を描いたのであろうが、これも二筆ではなく五筆にも見える。これは意図的にそうしたのではなく、筆の穂先が荒れていたために、一筆がそのようになってしまったのではないかと思われる。

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第56夜:吉三郎のこけし

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気が付けば、今日はもう正月も7日。全体的に温かい日が続き、穏やかな正月であった。ダッシュでスタートした今年の千夜一夜であったが3日で息切れ。今夜からまた気を引き締めて再スタートしようと思う。さて、山形系の小林吉三郎のこけしは今まで1本も手にしたことが無かった。吉太郎のこけしが好きな国恵にとっては、胴が太く優しい表情の吉三郎のこけしには目が向かなかったのである。そんな中、昨年暮れのヤフオクに戦前の吉三郎が出てきた。古風で眼光の鋭い表情に惹かれ、吉三郎を持つならこれかと思い入手した。今夜はその吉三郎のこけしを紹介しよう。口絵写真は、その吉三郎の表情である。

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第55夜:定雄のペッケ

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箱根駅伝の復路も青学大の圧勝となり、往路・復路を合わせて一度もトップを譲らない完全優勝となった。全10区間中の6区で区間賞をとり、復路の6区では1年生が区間記録タイで2位になるなど世代交代にも配慮した原監督の手腕には脱帽である。さて、これで駅伝三昧の正月も終り、明日からはいつもの生活が戻ってくる。今夜は弥治郎ペッケの3回目、新山定雄を取り上げよう。口絵写真は定雄のペッケの表情である。

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第54夜:久治のペッケ

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駅伝三昧の正月2日目、箱根の往路は青学の完勝に終わった。中位の大学の順位変動は大きく、往年の伝統校でも下位に沈んでいる所もある。特にシード圏の前後には多くの大学が犇めいており、復路も激戦が予想さtれる。さて、昨夜に続いて今夜は、新山久治のペッケを眺めてみよう。久治のこけしも久志と同様、昭和30年前後にピークを迎え、鋭い表情のこけしが生まれている。口絵写真は久治のペッケの表情である。

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第53夜:2016年元日(久志のペッケ)

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明けましておめでとうございます!

2016年が無事に明けた。今年は全国的に天候が良く、多くの場所で初日の出が見られたようだ。気温も高めで暖かい正月になった。正月と言えば駅伝を見るのが慣例で、先ほどまで「ニューイア駅伝」を見ていた。さて、今年のこけし界はどうなるであろうか。若い愛好家を中心とした第3次こけしブームは爆発的ではないにしろそれなりに進んでいくであろう。一方、年々鬼籍に入られる工人も多くなり、第2次こけしブームの世代である我々にとっては寂しいことでもある。さて、今年最初の話題として、新山久志のペッケを取り上げることとした。昨年最後に国恵志堂のコレクションに仲間入りしたこけしである。口絵写真はその表情である。

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