第84夜:秋山一雄のこけし(復元作)
今夜も、先日の友の会入札に出たこけしを紹介しよう。秋山一雄の重量感に溢れた堂々たるこけしである。秋山一雄は昭和30年代からこけしを作っていたが、昭和39年に父慶一郎が亡くなってからは一段と力を入れて、39年~40年頃には眉目の筆致鋭い傑作を作りだし、収集界の声価を高めた。慶一郎の復活は昭和11年、石井眞之助氏によるもので、その時に7,8本のこけしを入手している。その内の1本(9寸8分)は深澤要氏に譲渡され、深澤コレクションとして日本こけし館に所蔵されている。今回のこけしは、その慶一郎9寸8分の復元作と思われる。口絵写真はその復元作の表情である。









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