第79夜:是伸展in千葉
今月、6日頃より風邪を引いてしまい、ちょうどこけし手帖の編集や確定申告などの作業とも重なってしまい、本ブログの更新にまで手が回らない日々が続いてしまった。風邪も大分良くなり諸々の作業も一段落し、千葉そごうでの是伸展(「第24回宮城県の物産と観光展」)に行って来たので、その報告からブログの更新を再開したい。是伸展は昨16日より始まり、夕刻に会場に行ってみたが、今風の愛らしいこけし達を中心にかなり数が少なくなっていた。会期は未だ始まったばかりで先が思いやられたが、小物は現場で製作し、大きなものは自宅から送って貰えるようなので安心した。口絵写真は、周りにある豆だるま8個が中に入るエジコである。
柿澤是伸さん。3月の千葉そごう「宮城県の物産と観光展」の『顔』である!
本ブログ完結記念の是伸頒布会で頒布した「高勘古作」の別バージョン。
是隆さんが昔作った細胴こけしを再現したもの。写真の勘治型二側目の他に、大正型の二側目、おてんば娘の二側目がある。 おてんば娘。前に比べて、目の吊り上りがかなりきつくなった。 ヒバ材の大寸こけし2種。良い香りがする。 縁起の良い槐材のこけし各種。 大寸の達磨絵こけし2種。 雛こけし(後方)と子守こけし(前方)。 お面被りこけし。お面は左から勘治顔、天狗、おかめ、歌舞伎顔で、こけし本体とはゴムで止めてあるので、角度を変えたり、外したり出来る。ひょっとこもあったそうだ。 滴(しずく)こけし。季節ごとに色を変えた4種(秋は未だ無い)があるそうだ。春と冬は売り切れており、写真は「夏」の滴こけし。 ミニ帽子こけし。愛らしいさ抜群の人気者! 今回の大作。五月飾りセット。大エジコの中に五月人形の伊達正宗(月兜)、真田幸村(六文銭兜)、みあげこけし2体、各種の独楽、それに鯉のぼりが入っている(左)。エジコの頭を逆さまにして胴に被せると、五月飾りの台座になり、その上にこけしや独楽を並べる(右)。鯉のぼりの鯉や柱の頭注は独楽になっていて回すことができる。手の込んだ細工ものである。« <番外>日本の職人展 | トップページ | 第80夜:「是伸頒布会」第3回裏話 »
「鳴子系」カテゴリの記事
- 第614夜:松一さんの初期(戦中)こけし(2023.03.24)
- 第611夜:柿崎さんの鳴子型(2023.03.14)
- 第605夜:松三郎の美人こけし(2023.02.05)
- 第603夜:正子さんの勘治型こけし(2023.01.24)
- ★大沼秀雄さん逝去★(2023.01.05)
「こけしイベント」カテゴリの記事
- 第607夜:「こけしの世界」展に行ってきた…(2023.02.23)
- 第573夜:第21回紅花の山形路物産と観光展(2022.05.26)
- 第538夜:ソニー頒布を買ってみた!(2021.08.01)
- 第530夜:久し振りの直美さん(2021.05.28)
- 第416夜:友の会2月例会(R2年)(2020.02.24)
「えじこ・ねまりこ」カテゴリの記事
- 第599夜:福寿の新型えじこ(2022.12.27)
- 第573夜:第21回紅花の山形路物産と観光展(2022.05.26)
- 第549夜:清一のエジコ(2021.11.05)
- 第536夜:福寿の変形エジコ(五輪開幕!)(2021.07.23)
- 第487夜:子持ちえじこ(笹森淳一)(2020.11.04)
「ダルマ・木地玩具」カテゴリの記事
- 第601夜:2023年明け(2023.01.01)
- 第584夜:正吉ダルマの秘密…(2022.07.25)
- 第573夜:第21回紅花の山形路物産と観光展(2022.05.26)
- 第559夜:2022年元旦(髙勘古作)(2022.01.01)
- 第552夜:大沼昇治の孫持ち(2021.11.30)
「写し」カテゴリの記事
- 第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏)(2023.03.15)
- 第610夜:英太郎こけしが大量に…(2)(2023.03.03)
- 第609夜:英太郎こけしが大量に…(1)(2023.03.02)
- 第607夜:「こけしの世界」展に行ってきた…(2023.02.23)
- 第598夜:宣直さんの復活こけしとその後(2022.12.15)
「その他」カテゴリの記事
- 第608夜:AIで「こけし」を調べたら…(2023.02.28)
- 第607夜:「こけしの世界」展に行ってきた…(2023.02.23)
- ★大沼秀雄さん逝去★(2023.01.05)
- 第601夜:2023年明け(2023.01.01)
- 第583夜:「国恵志堂ブックス」第5回配本(2022.07.24)
「小寸こけし」カテゴリの記事
- 第613夜:今朝吉の小寸こけし(祝!WBC優勝)(2023.03.22)
- 第607夜:「こけしの世界」展に行ってきた…(2023.02.23)
- 第573夜:第21回紅花の山形路物産と観光展(2022.05.26)
- 第545夜:佳樹さんの伊太郎型(2021.10.16)
- 第530夜:久し振りの直美さん(2021.05.28)
「全て」カテゴリの記事
- 第614夜:松一さんの初期(戦中)こけし(2023.03.24)
- 第613夜:今朝吉の小寸こけし(祝!WBC優勝)(2023.03.22)
- 第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏)(2023.03.15)
- 第611夜:柿崎さんの鳴子型(2023.03.14)
- 第610夜:英太郎こけしが大量に…(2)(2023.03.03)
新しいこけしの画像ワクワクと拝見しました。
滴こけし可愛らしいですね♪
私もどこかで出会えたらいいな。
季節の変わり目、お体ご自愛下さい。
投稿: ピノ助 | 2016年3月19日 (土) 12時59分
ピノ助様
是伸さんは昔からの伝統的なこけしも良く研究して再現していますが、
新作も色々工夫して作っているようです。
滴こけしは昨年、何か新しいものを頼まれた時に、ちょうど梅雨だったので、
頭を滴の形にしたそうです。四季の4種類を作るそうなので、4つとも集めたくなりそうですね(笑)。
投稿: 国恵 | 2016年3月19日 (土) 22時25分