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2016年4月

第91夜:梅木修一さんの最新作

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山形の梅木修一さんからこけしが届いた。今年の正月、修一さんが直美さんの実演・販売に合わせて上京した折、依頼したものである。修一さんも87歳となり、今は直美さんの木地取りと木地指導に精魂を傾けている。そんな時期に復元という面倒な仕事を頼んでしまい恐縮していたが、律儀な修一さんは忙しい中時間を見つけて復元作を作ってくれた。今夜は、そのこけしを紹介したい。口絵写真は、その復元こけしの表情である。

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第90夜:正司さん訪問

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こけし工人の老齢化と後継者問題は、やや活気を取り戻してきたこけし界に深刻な影を落としている。弥治郎系や遠刈田系など新人工人の出現は嬉しい話であるが山形系ではそのような話は無く、現在純粋に山形系のこけしを作っているのは小林清さんと長谷川正司さんの二人くらいである。その正司さんも3年前に奥さんを亡くしてからは休業状態となり昨年後半からようやく仕事を始めたような状況であった。その後今年にかけて体調を崩したこともあり、様子を伺いに米沢を訪ねた次第である。現在は体調もすっかり回復して頗る元気になっており、往年の切れ味鋭いこけしを作っていて安心した。口絵写真は依頼していた吉太郎写しの表情である。

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<番外>角館の桜

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週明けの25日、26日と東北に行って来た。目的は2つ。1つは米沢の長谷川正司さんに依頼したこけしを確認すること、もう1つは角館の桜見物である。今夜は、角館の桜を紹介しよう。東北3大桜の名所の1つである角館の桜は、武家屋敷に植えられた「枝垂れ桜」と桧木内川の川辺に沿って咲く「ソメイヨシノ」の2つが見所である。枝垂れ桜とソメイヨシノは満開の時期がややずれており、今回は枝垂れ桜はほぼ終わりに近かったが、ソメイヨシノの方は満開から散り始めに間に合った。例年はゴールデンウィークが見頃と言うから、今年は1週間から10日ほど早かったことになる。口絵写真はほぼ満開の枝垂れ桜。

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第89夜:友の会4月例会(H28年)

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今日は東京こけし友の会の4月例会があった。4月の例会は総会も兼ねており、時間の関係もあって新品こけしの頒布は無く、また第2部が総会になっている。新品頒布が無いためか、4月の例会は他の月よりも出席者が少ない傾向があるのだが、今回は他月と遜色のない72名の参加者があった。おみやげこけしは土湯系の近野明裕さん、例会ギャラリー、こけし界ニュースを最初に行い、次いで中古こけしの頒布、抽選こけし、入札こけしと続いて第1部を終了。第2部総会では、昨年度の事業報告、決算報告、今年度の事業計画(案)、予算(案)の説明があり、質疑応答を経て、全議案が承認され、総会は終了となった。口絵写真は近野さんのおみやげこけしの中の1本で、眉太く金蔵を思わせる風貌は注目される。

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第88夜:「かゞ山」印のこけし(渡辺幸九郎)

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熊本大地震の本震が被災地に更なる大被害を与えてから1週間が経った。九州新幹線も熊本の一部を除いて開通し、復旧作業も軌道に乗ると思われるが、被災者の方々のご苦労はこれからでもある。挫けずに頑張って頂きたい。
さて、今回も「かゞ山」印が押されたこけしである。弥治郎系の渡辺幸九郎のこけしである。幸九郎のこけしについては、千夜一夜(Ⅰ)の第536夜第661夜で紹介しているが、それらとはやや作風が異なり、時代的にもやや古いものと思われる。このこけし、姿・形といい、描彩といい何とも気品のあるこけしである。通常、こけしは女の子を表したものであるが、このこけしはその中でも「良家の子女」を思わせる雰囲気を持っている。綺麗な着物を着て、うっすらと化粧を施した幼い女児である。お祝いの日なのであろうか・・・。口絵写真はその表情である。

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第87夜:周助型の後継者(吉野誠二)

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熊本で起こった地震が大変なことになっている。14日に発生した震度7の地震を上回る規模の地震が再び発生し、その被害は一段と大きくなった。更に震度3以上の余震が頻繁に発生している。昨夜からの激しい風雨は何とか凌げて更なる大被害にはならなかったようで良かった。被災された方々には心よりお見舞い申し上げる。西南戦争でも陥落しなかったあの名城の熊本城の惨状に心が痛む。
さて、仙台の佐藤昭一さんから個展の案内が来た。ここしばらく案内は無く心配していたが、頑張っているようだ。その原動力に弟子の吉野誠二さんのこけし界デビューがあるのは確かだろう。今夜は、その吉野さんのこけしを紹介しよう。口絵写真は大正型の表情である。

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<番外>戦艦三笠と海軍カレー

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今回はこけしとは関係のない話である。昨日(13日)は20数年ぶりに横須賀に行って来た。横須賀と言えば軍港の街、また日本のカレーライスの元祖である海軍カレー発祥の地としても有名である。戦艦三笠は以前に見た事はあったが、その時には食べ損なった海軍カレーを味わって来た。横須賀には海軍カレーを提供する食堂は数多いが、今回は代表的な食堂である「横須賀海軍カレー本舗レストラン」に行ってみた。口絵写真は、その海軍カレー本舗のエンブレムである。

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第86夜:「かゞ山」印のこけし(佐藤文助)

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最近、ヤフオクに胴底に「かゞ山」という印が押されたこけしが出品されている。こけし界で「かゞ山」と聞けば、東京こけし友の会の初代会長の加賀山昇次氏が思い浮かび、この加賀山氏のコレクションと思われる。この「かゞ山」印のこけしを紹介しよう。今夜は佐藤文助のこけしである。文助は、丑蔵と共に戦後の遠刈田こけしの2大巨頭と言われた工人で、第二次こけしブームの頃は難物工人ということもあって、なかなか入手が難しいこけしであった。目の大きな愛らしいこけしではあったが、年を重ねるに従って硬直した表情となり、眉毛や上瞼にギザギザを入れるようにもなった。戦前の文助こけしは華麗な美人こけしで人気も高く、良品の入手は難しく、国恵志堂にも入手出来ない状態が続いていた。口絵写真は、「かゞ山」印の文助こけしの表情である。

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第85:菅原さんの庸吉写しと乾通りの桜

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昨日は、「往来」のこけしをひやねで受け取り、その後花見に出かけた。皇居乾通りの通り抜けが3月31日まであったので当初は28日を予定していたが、開花後の冷え込みで花が開かず4月を迎えてしまった。幸い通り抜けが4月3日迄で延期され、東京の満開も宣言されたので出掛けて来た。天気予報は曇りであったが、通り抜けの時点では時折日も差し、絶好のお花見日和となった。大混雑を予想していたが、日程延期が知れ渡らなかったのか、拍子抜けするほどの人の少なさで、ゆっくり皇居内の景色を堪能することが出来た。さて、こけしの方は、菅原和平さんの庸吉写しで、口絵写真はその表情である。

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