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昨夜は遊佐寿彦の勘治型こけしについて紹介したが、今夜は寿彦の初期のこけしを紹介しよう。寿彦は昭和33年の生れ。高校卒業後(昭和51年)に父福寿について木地修業を始めた。当初は木地挽きが中心だったようで昭和50年代のこけしは見たことがない。「60.9.7(ナルゴ祭り)」と書かれたこけしは時々見かけるので、昭和60年9月の鳴子こけし祭りには本格的にかなりの数のこけしを作ったと思われる。口絵写真は60年1月の寿彦こけしの表情である。
8月の友の会臨時例会(中古こけし頒布会)で、一般頒布品の中に遊佐寿彦の勘治型のこけしがあった。保存状態が非常に良く、表情も含めた出来栄えもなかなかのものである。何と言っても原寸というところが気に入った。寿彦の勘治型は小寸ものが多く、原寸は少ないのである。筆者も初めての出会いであった。抽選での頒布順番が早かったため運用よく入手することが出来た。今夜はそのこけしを見て行こう。口絵写真はその表情である。
昨18日は東京こけし友の会の「こけし談話会」があったので、その報告である。通常は第2日曜日が定例であるが、9月の第2週は友の会の旅行会が入っていたため、一週ずれて第3週になった次第である。今回のテーマは「本田鶴松・亀寿のこけし」で、出席者は14名、こけしは鶴松・亀寿・久雄・四竃健康など40本程が持ち寄られた。中でも、鶴松、亀寿はそれぞれ10本以上が集まり壮観であった。口絵写真は稀品の一つである四竃健康の表情である。
昨夜紹介した精助こけしの写しを佐藤裕介さんに打診したのは7月後半になってから。程なくして裕介さんから承諾の返事をもらって、精助こけしを裕介さんに送付した。裕介さんから連絡があり、こけしが届いたのは今月の4日。写しの製作については個々に色々な事情があり、長いものだと数年かかることもある。一か月余りで作って頂いた裕介さんに感謝したい。口絵写真は、その精助写しの表情である。
先週の友の会旅行では、七ヶ宿の横川で横川木地業の歴史についての話を聞いた。その中で、横川には木地師の高橋精助が弥治郎から移り住んでいたという話があった。精助は明治時代から木地を挽いており、こけしも作っていたと推測されるが、現存するものは昭和14,5年に収集家の要望で作った少数が知られているに過ぎない。前から欲しかった精助こけしを入手したのは7月で、その写しを佐藤裕介さんにお願いしていたのが先日出来上がった。今夜は、先ずその精助こけしを紹介したい。口絵写真は精助こけしの表情である。
友の会の旅行で佐藤一夫さんのお店を訪ねた折、店には一夫さん、良子さんの各種こけしが並んでおり、その中に文吉型のこけしがあった。また、以前作ったという文六型のこけしも出してくれた。一夫さんの文吉型については色々な事が言われているが、Kokeshi Wikiにも掲載されており、なかなかの出来栄えであり、文吉型と文六型を1本ずつ入手してきた。口絵写真は、文六型の表情であるが、力の入った良い出来だと思う。
友の会の旅行会2日目は、まず遠刈田新地の工人訪問から始まった。組合から離れているためろくろ祭りに参加していない佐藤一夫・良子さん、佐藤英裕さんのお店などである。その後、新地からの裏道(山道)を通って蔵王こけし館へ。昨日、時間切れで見られなかった実演工人のコーナーを一巡して、こけしを見て話を聞いた。11時頃、遠刈田を後にして弥治郎こけし村へ。こけし村の工房は、新山実さんと星定良さんの2軒が開いていた。その後、白石では昼食を兼ねて白石うーめん祭りに参加。14時半頃、白石蔵王駅にて解散となった。口絵写真は、丑蔵が亡くなる一か月前に描いたという遺作のダルマである。
9/10(土)~11(日)の二日間、東京こけし友の会の平成28年度旅行会があったので、その報告である。今回の旅行は、遠刈田のろくろまつり参加をメインに、1日目は木地業にも縁の深い七ヶ宿を訪問し、2日目には弥治郎こけし村と白石のうーめん祭りも見学する盛り沢山のコースであった。参加者はご夫婦3組を含めて19名。東北新幹線の白石蔵王駅に10時に集合し、駅前で全員の写真を撮ったのち、マイクロバスで出発となった。口絵写真は参加章代りのリボンこけしで、筆者のは1寸7分の日下秀行さん作のこけしが付いていた。これを楽しみにしている参加者も多い。
去る8月26日、朝日新聞の夕刊を見ていると、見慣れた伊豆徹さんの写真が載っていた。記事は3段に渡りカラー写真が2枚入っていて、かなり大きく採り上げられている。タイトルは「こけし 実は電池変換器」。この電池変換器については、6月に徹さんに独楽エジコをお願いした時に聞いており、製品も送って頂いていたが、全国新聞にこんなに大きく掲載されていて驚いた。早速、徹さんに電話をしてみると、マスコミ数社から取材があり、新聞4社に掲載されたとのこと。防災の日を控えて、「防災こけし」としての面からも注目されたらしい。口絵写真は、徹さんの電池変換こけし(単1用)である。
東北、北海道に多大な被害を出した台風10号が過ぎ去ったと思ったら、今度は台風12号が九州から西日本に近づいている。今年は台風がなかなか発生しなかったが、発生し出したら立て続けに日本(特に北海道・東日本)を襲っている。熊本地震に始まって、西日本の集中豪雨、そして東日本への台風襲来と天変地異が続いている。
さて、第111夜で新山実さんの大正期栄五郎写しの紹介をしたが、実さんには同時に昭初の栄五郎写しもお願いしていた。今夜はその栄五郎写しを紹介しよう。口絵写真は、その栄五郎写しの表情である。
29日から31日まで、金沢から奥能登を巡る二泊三日のツアーに参加してきた。強力な迷走台風10号が関東から北陸を横断する予報が出たためか参加キャンセルが相次ぎ、参加者は当初の半分以下になったとのこと。バスのガイドさんからは「勇気ある参加者」との称号を頂いた(笑)。幸い、台風は北寄りにコースを取ったため、2日目は雨に降られたものの、台風の影響は殆ど感じられず、どこも観光客は少なく、快適な旅行を楽しむことが出来た。
さて、そのせいで掲載が遅れたが、28日は東京こけし友の会の8月臨時例会があったので、その報告である。参加者は66名とやや少な目であったが、多くのこけしを前に十分楽しめたのではないか。口絵写真は、入札に出た昭和初期の栄五郎の表情である。
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