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2016年10月

第130夜:栄利を極める!

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戦前の作田栄利がやってきた。昨夜の芳藏と同一出品者のこけしである。栄利のこけしは国恵が好きなこけしの一つで、第569夜以降、第690夜(Ⅱ)第95夜と、その探求結果を紹介してきた。その中で目指していたのは、やはり戦前の栄利こけしであった。吉郎平の弟子で松之進の影響を受けたという栄利は大正年間からこけしを作っていたとされるが、昭和15年に友晴木地に描彩した復活作以前のこけしは知られていない。従って、この15年作が栄利こけしの一つの目標であった。口絵写真は、その戦前栄利こけしの表情である。

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第129夜:芳藏賛歌!

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先週末の締め切りで保存状態が良好な古品が20本程、ヤフオクに出ていた。ここ暫く古品の出品が途絶えていたので注目して見ていた。中に何本か欲しいこけしがあり、入札に参加して2本を入手することが出来た。昨年は極上の古品が大量に出品され、その価格も鰻上りであったが、昨今は大分落ち着いてきて、相応の価格で手にできるようになったのは喜ばしい。さて、今夜は入手した内の1本、岩本芳蔵のこけしを紹介しよう。出品コメントでは大きさが7センチとなっており、豆こけしに近い小品と思っていたが、届いたこけしは17センチの立派なものであり、嬉しい間違いであった。口絵写真はその芳藏の表情である。

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第128夜:友の会10月例会(H28)

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昨23日は、東京こけし友の会の10月例会があった。10月は毎週のようにこけし関係のイベントが開催されており、その疲れもあってか出席者は65名とやや少な目であった。おみやげこけしは蔵王系の田中恵治さん、ギャラリーは田中幹事の担当で、十八番の小寸こけし、今回は土湯系の傘こけし各種を展示して解説された。新品頒布こけしは6工人。入札は、お楽しみ入札会と題して、最低価1000円で31点が出品され、多くの参加者に楽しんで頂いた。第二部は、今年で最後となった山寺のこけし塚供養祭を始め、こけし関係のイベントの報告があった。最後に恒例のジャンケン大会で終了となった。口絵写真は筆者が頂いた田中恵治さんのおみやげこけし(幾雄型)である。

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第127夜:二重あごのこけし

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外鳴子系列に分類される長谷川清一のこけしはなかなか縁が無くコレクションに入っていなかったが、先日のヤフオクでようやく入手することが出来た。清一こけしの鄙びて玩具っぽい雰囲気が最大の魅力ではあるが、それ以外に、あご線(二重あご)が描かれていることも気になっていた。同じく、外鳴子系列の高瀬善治のこけしにも、あご線が描かれているからである。あご線が描かれたこけしは、この両名と「こけし鑑賞」で鹿間氏が取り上げた松田徳太郎の描彩こけし(木地徳太郎、描彩は別人か?)くらいであり、あご線の由来は気になるところではあった。口絵写真は、今回の清一こけしの表情。

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第126夜:Kawaiiこけし展(人形の家)

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昨12日の午後、横浜人形の家で開催されている「Kawaiiこけし展」を見て来たので、その報告である。人形の家は入館料が大人400円であり、この展示会は別途200円がかかるため都合600円が必要となる(65歳以上のシニアは50円の割引あり)。平日であり、別途200円がかかるためか、残念なことに入館者の多くはこの会場の前を素通りしていた。人形の家は駐車場もあって大型の観光バスが何台も駐車でき、相応の入場者もあると思われるが、追加料金のために、そういう方々にせっかくのこけしの展示を見て貰えないのは何とも残念なことである。そのため静かな会場でゆっくり展示を見ることは出来たが…。内容は、「Kawaii(可愛い)」という第三次こけしブームのキーワードを冠した展示会であり、そのテーマに沿ったこけしが展示されていた。

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第125夜:二代目虎吉のこけし(大頭)

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最近のヤフオクでは、何本かを纏めて出品されるケースが増えてきた。第二次こけしブームの頃に集めていた収集家が高齢になり、亡くなったり、収集を止めたりして、そのこけしを処分するために出品しているのだろう。第二次こけしブームは今から思うと、正に狂乱的なこけしブームで大量のこけしが作られ、収集家や一部の投資家の手に渡っていった。その数は膨大であり、今後も中古市場には多くのこけしが出てくるのであろう。このため、1本のこけしが欲しいために、何本かのこけしを纏めて落札することになり、複雑な思いを禁じ得ない。先日も、8寸から尺2寸まで7本のこけしが大きな段ボール箱で送られてきた。欲しかったのは二代目虎吉の1尺だけであったのだが・・・(苦笑)。口絵写真は、その二代目虎吉こけしの表情である。

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第124夜:引眉こけし(今晃)

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10月に入ったが、秋晴れには程遠いすっきりしない日が続いている。気温も高かったり低かったり、油断していたら案の定、風邪を引いてしまった。若い頃とは違い、身体は確実に弱くなっているようだ(苦笑)。さて、ヤフオク上では今さんのこけしが相変わらず賑わっている。復元作から本人型まで、幅広く多様なこけしを作り、若い人から年配者まで愛好家は多いようだ。2か月ほど前、そんな今さんのこけしで気になる作が2,3本ずつ纏めて数回出品された。何回目かにようやく入手することが出来たので、今夜はその話をしよう。気になる点とは、「眉が薄墨で描かれている」ことである。口絵写真は、その今こけしの表情である。

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