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第136夜:入れ子こけし(小林清)

Kiyoshi_komoti_kao

昨夜は、小林清次郎さんの入れ子(孫持ち)こけしを紹介したが、今夜はその息子の清さんの入れ子こけしである。清さんはその控え目な性格もあってか、昭和の名工清次郎さんの陰に隠れてあまり目立たない存在であった。しかし、その木地技術は、千夜一夜(1)第272夜で紹介したように、清次郎さんを凌ぐほどの力量を持っている。清次郎さん、会田栄治さんという山形県の巨頭が相次いで亡くなり、清さんも山形系のトップとしての働きが期待されている。口絵写真は、清さんの入れ子こけしの表情である。

Kiyoshi_komoti_hikaku

こちらに、昨夜の清次郎さん(左)と清さん(右)の入れ子こけしを並べて見た。大きさは清次郎さんが7寸4分なのに対し、清さんは5寸9分。髷付きの全体の形態は清次郎作と同型であるが、大きさは一段と小さくなっているのが分かる。

Kiyoshi_komoti_all

こちらは、中のこけしと細工物を出して前に並べたところ。中に入っているこけしと小物がいかに小さいかがわかるだろう。

Kiyoshi_komoti_naka

胴は上下のロクロ線の所で3つに分かれ、下部には豆こけしが3本(左)、上部にはやみよ笛、ダルマ車、独楽の3つ(右)が入っている。

Kiyoshi_komoti_ko3hon

中に入っている豆こけし(3本)は大きさ1寸。胴は白胴に上下に鉋溝、裾括れ、上下にロクロ線の3種類。大寸物を省略することなくミニチュアにしている。

Kiyoshi_komoti_komono

こちらも中に入っている小物3種。こちらも手抜き無しのミニチュアである。輪入りのやみよ笛(右)など、その緻密さには驚かされる。全工人の中でも抜きん出た木地技術である。

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