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第159夜:こけし談話会(H28#4)

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昨12日(日)、東京こけし友の会のこけし談話会(平成28年度第4回)が鶯谷の「ねぎし」で開催された。秋田県こけし展(犬っこまつり)に出掛けた方もあり、やや少な目の14名の参加であった。今回のテーマは「岡崎斉・斉吉のこけし」で、斉・斉吉の他、本間留五郎、天野正右衛門、斉司、大沼希三、後藤善松のこけしが持ち寄られた。他に、岡崎仁三郎かと思われる小寸こけしもあったが、斉吉の戦前のこけしは残念ながら無かった。口絵写真は大正期と思われる斉こけしの表情である。

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こちらは、岡崎仁三郎かと思われるこけし(大きさは1寸9分)で、胴模様に特徴がある。

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左は大正期と思われる岡崎斉のこけし。風格のある堂々としたこけしであるが胴模様が殆ど消えているのが惜しまれる。右は昭和初期と思われる斉こけし。

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昭和11年との書き込みがある斉こけし。胴の花模様の周りにはニスが塗られているため鮮明な色彩が残っている。

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昭和14~15年頃の斉こけし。戦前の標準的なこけしで、この菱菊模様が戦後の鳴子こけしの代表的な模様となっていく。

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戦後の岡崎斉吉のこけし。昭和35年。

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本間留五郎のこけし。昭和15年~16年頃。

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留五郎の小寸こけし。

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天野正右衛門の戦前のこけし。頭頂部の水引に緑色が使われている。

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正右衛門の戦前~戦後直ぐ頃と思われるこけし。小寸ながら細身の胴に蕪形の頭の形態が美しい。異なる三種の模様が集まり楽しめた。

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戦後の正右衛門のこけし(昭和34年~38年)。戦後の製作数も少ないと言われているが、今回これだけ集まったことから、案外多く作られたのかも知れない。

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岡崎斉司の戦前のこけし。作行にバラつきがあり、木地・描彩に他人のものが含まれているのかも知れない。

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戦後の典型的な斉司のこけし。

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大沼希三のえじことこけし(左2本)。右端は後藤善松のこけし。いずれも戦前作。

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コメント

岡崎斉司戦前作左から2番目のものは胴の筆使いから、本間留五郎初作なのじゃないかと想像してしまいます。

しょ~じ様
確かに他の斉司と比べると筆致が違う気がしますが、
留五郎とは思いが及びませんでした…。
参考に胴底の写真も追加してみました。

岩下祥児さんの字でしょうか?見たことのある字体ですね。

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