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第180夜:最近入手の古品(佐藤三蔵)&藤の花

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昨3日(水)は、足利フラワーセンターに藤の花を見に行ってきた。この時期、ツツジなどと一緒に藤の花も咲いているのは知っていたが、本格的に見た事はなかった。都内では亀戸天神が有名であるようだが、世界的規模という言葉に釣られて足利まで足を延ばしたのである。足利フラワーセンターでは、4色の藤が時期を少しずつずらせて咲くのであるが、今はその内の3色(うす紅、紫、白)が見頃を迎えており、残りの黄色はこれから咲き出すところであった。広い敷地の各所に植えられた藤の花はまさに壮観の一言であった。さて、こけしは秋保の佐藤三蔵。これまで入手する機会がなく、ようやく国恵志堂コレクションに参加したものである。口絵写真は、その三蔵の表情である。

先ずは、足利フラワーセンターの藤の花である。

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藤と言えば直ぐに頭に浮かぶ紫(藤色)の大群落。主力の藤で時期的には2番目に咲く。

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こちらは一番先に咲く「うす紅」色の藤。

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こちらは3番目に咲く「白藤」。見頃に入ったところで、6、7分咲きか。これから満開を迎える。
さて、三蔵のこけし…

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こちらが全体像である。大きさは6寸2分と手頃である。佐藤三蔵は秋保こけしの基を築いたとされる太田庄吉の弟子であるが、復活(昭和15年)以前の作品は極めて少ない。三蔵を含む秋保こけしの成立については、高橋五郎氏がこけし手帖660号、661号に詳細を寄稿している。その660号の11頁に本項のこけしと似たこけしが載っており、それからすると昭和17年頃の作と思われる。下瞼が丸い目、目尻の所から描き出される鬢、鬢の後に描かれる耳、垂れ鼻、「る」の字状の胴模様などが特徴である。

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こちらは三蔵こけしの頭頂部。前髪から後ろに延びる髪は太く、その上に緑で字のようなものが描かれている。これは、庄七が描く「乙」の字の原型なのであろうか。

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