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最近、古品の時代区分について考える事があるのですが。以前、ある本で「古品とは昭和18年以前に作られた作品」との記述があったのを覚えているのですが、20年以上前の本なので、現在は少し時代区分が下がっているのかもしれないと思ったりするのですが・・。やはり、今でも収集界に於ける古品の時代区分は戦前以前の作品に当てられるのでしょうか?、それとも、時代が少し下がって昭和30年以前までになっているのでしょうか?。
他愛のないことを纏まらない文章で書いてしまいましたが、その辺が気になりだしたのでコメントさせて頂きました。本文と関係ない話題で、大変失礼しました。
投稿: 益子 高 | 2017年6月24日 (土) 00時31分
益子 高様
18年とか20年とか、厳密な年次は決められないと思いますが…。戦前の世の中の風潮、工人の生活状況、精神状況の元で作られたものが古品と言えるのではないでしょうか。終戦(敗戦)によって、日本人の価値観は180度変わってしまい、そのような状況の中で作られたこけしは、やはり戦前に作られたものとは明らかに違う。だからこそ、戦前作をわざわざ「古品」と呼んで区別しているのだと思います。従って、戦後直ぐの21年や22,3年でも、こけしを作る状況が戦前と変わらない工人が作った作は古品と言っても良いのだと思います。まあ、準古品と言った方がより良いかもしれませんが…。戦後も昭和30年代までのものは、40年代以降のものとは明らかに違いますね。高度成長期のこけしはスマートで洗練されてきて現代的な感じがします。一方、30年代のこけしには素朴さ、おおらかさ、温かみがあるような気がします。「ALWAYS三丁目の夕日」の時代のこけしなんでしょうね。こけしの魅力の一つはその作られた時代を反映しているということでしょうか。だから「古品」に惹かれるのでしょう。年と共に、そのようなことを感じることが多くなってきました(笑)。
投稿: 国恵 | 2017年6月25日 (日) 00時12分
こけしが発生したと思われる江戸末期から太平洋戦争終結の間、都市部の社会環境はめまぐるしく変わりましたが、実際、東北の農村部の環境はさほど変わらなかったと思われますね。恥ずかしながら、古品・中古品の区分はただ単に制作年代の古さを基準に思っていた所がありました、改めます。そう言えば以前、佐藤丑蔵のこけしに関して「何故、同一作者が作った物なのに、片や百万近い値が付いて、もう一方は2,3千円で買えるのだ?」みたいな事を言われた時に「例え、同一作者でも制作時の社会環境によって、作風ががらりと変わり、それが値の違いに繋がる」みたいな弁解をしたのを思い出しました。まぁ、通じていなかった様ですが(笑い)。ともかく、お返事ありがとうございました。
投稿: 益子 高 | 2017年6月25日 (日) 19時26分