第223夜:友の会10月例会(H29)
昨22日(日)、東京こけし友の会の10月例会があった。津軽で工人フェスティバルが開催されており、衆院選の投票日で、しかも台風が接近しているという悪条件の中、50名の会員が出席された。おみやげこけしは遠刈田の佐藤勝洋さん。ギャラリーは若手会員の渡辺純さんで、こけしと風景、食べ物等とのコラボレーションを写真で示し解説された。新しい観点からの報告で興味を引いた。新品こけしは初頒布の鈴木敬さん(作並系)ほか6工人。また、佐藤正廣・康広親子の実演がスライドで報告された。抽選・入札こけしの頒布のあと、台風の影響を考慮して第二部は省略し、ジャンケンこけしを配布して散会となった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし。
こちらが、勝洋さんのおみやげこけしで、本人型(護型)、直治型、正吉型、こげす型の7種類があった。
例会ギャラリーで展示されたこけしと解説する渡辺純さん。こけしは斎藤幸兵衛、小倉嘉三郎、木村吉太郎、小林吉太郎、長谷川清一、宮本永吉、佐藤丑蔵など古品の逸品と遊佐民之助、斎藤弘道など戦後の優品に目が惹かれた。
新品頒布こけし。左から、海老名一郎、佐藤こずえ(3本)、新山実、北山裕美(山谷キヨ型)、近野明裕、鈴木敬(3本)。
こちらが入札こけし。後列左から、高橋盛雄、渋谷安治、宮本永吉、二代目虎吉、秋山慶一郎、高橋盛、高橋盛雄、新山定雄(53才)。前列左から、新山福雄(子持ち)、大沼岩蔵、岩本芳蔵、、佐藤文吉(34年)、高橋定助(88才、2本)、大野定良、井上四郎(子持ち)。特に、稀品で保存の良い大野定良が人気を集めた。
こちらが抽選こけし。後列左から、桜井実、佐藤伝、高橋盛、大浦久一、佐藤文吉、奈良吉弥。前列左から、大沼力、大沼君子、大沼誓、佐藤英太郎、井上四郎、阿部進矢、黒田ウメノ、井上四郎、佐藤英裕(18歳)。
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