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第221夜:親子達磨(福寿と寿彦)

Toshihiko_daruma

このところ雨模様の日が続いていたが、今日は久し振りにお日様が顔を出したので本ブログ用の写真を撮った。殆どの工人がこけし以外に達磨も作るようだが、達磨はこけしほど伝統性がないため、工人の個性で割合自由に作っているようだ。国恵は達磨を意識して集めている訳ではないが、福寿さんの達磨だけは異なるものが見つかると入手してきた。その結果は千夜一夜(1)の第856夜で紹介したが、今のところ5種類が見つかっている。その息子寿彦さんの達磨はこれまで見た記憶がなかったが、今回ヤフオクに出て来たので、福寿達磨と並べて紹介しよう。口絵写真は寿彦達磨である。

Toshihiko_daruma_hikaku

こちらが、福寿達磨(左:大きさ12cm)と寿彦達磨(中:9cm、右:8cm)である。福寿作は昭和63年1月、寿彦作は平成4年9月。福寿達磨としてはソニー頒布用に作られた達磨が製作数が多くて良く目にするが、それを除くとこれが代表的な達磨であり、寿彦さんもそれをお手本に作ったのであろう。

Toshihiko_daruma_hikaku_yoko

こちらは横から見たところ。大きさの違いもあるが、福寿作は下部の膨らみが大きくどっしりとした風格のある達磨である。一方、寿彦作は下部の膨らみは少なく、すらっとした形態である。また福寿作は顔の面積が大きく、正面から見ると上部は全体が顔になっているが、寿彦作は顔の面積が小さく、周りの赤い衣装の部分が見えている。

福寿達磨の完成度の高さは流石で、睨みつける眼力の迫力は圧倒的な存在感を醸し出している。一方の寿彦達磨は未だ手慣れておらず、筆の勢いも控え目で迫力は感じられないが、それが却って初々しさにも繋がっている。現在、こけし界から離れているのが何とも残念である。

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