第234夜:友の会11月例会(H29)
昨26日(日)は東京こけし友の会の11月例会があった。11月は東京近辺でもこけし関係の催し物が多く、当日も横浜人形の家では鳴子こけしまつりが開かれていた。そのため例会への参加者数が危惧されたが、開会間際になって増えてきて、最終的には68名の参加となった。おみやげこけしは鳴子系の吉田勝範さん、例会ギャラリーは友の会蔵の岡崎栄治郎こけしを展示し、橋本会長が岡崎幾雄さんによる栄治郎型の変遷を解説された。新品頒布こけしは6工人の力作、中古品(入札・抽選を含む)には状態の良い昭和30年代の良品が揃っていた。第2部は「Time slip:五十年前の産地と工人たち」というタイトルで橋本正明氏が講演をされた。昭和40年代の産地と工人をスライドで紹介し、興味深い楽しい話を聞かせて頂いた。その後、恒例のジャンケン大会で大物こけしを贈呈して散会となった。口絵写真は筆者が頂いたおみやげこけし。
こちらが、吉田勝範さんのおみやげこけし4種。
新品頒布こけし。左から、南部系の田山和泉さん、弥治郎系の吉野稔弘さんの独楽入りえじこ、作並系の鈴木敬さんの胞吉型2種とえじこ、作並系の平賀輝幸さん、土湯系の陳野原幸紀さん、遠刈田系の日下秀行さんの茂吉型。
入札こけし。後列左から、高橋定助、阿部千代世、二代目虎吉、佐藤文吉、海谷周松、佐藤春二、坂下権太郎。前列左から佐藤春二の子持ち、盛秀太郎、佐藤寛次、佐藤春二のえじこ、岩本芳蔵、大野栄治、二代目虎吉、伊東東雄、二代目虎吉、阿部常吉の子守り、大葉亀之進。他に小林栄蔵があった。
抽選こけし。後列左から、佐藤文男の煙草入れ、高橋武蔵、佐藤文吉、陳野原和紀、斎藤弘道、荒川洋一、蔦文男、大沼健三郎(88歳)。中列左から、大沼利春のえじこ、荒川洋一の達磨(習作)、小松五平、達磨(工人名失念)、岡崎昭一の達磨、斎藤良輔の提灯独楽。前列左から、佐久間芳雄の提灯独楽、松田初見のバケツ、広井正昭の独楽。
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