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2017年12月

第242夜:新山享のこけし

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ここ2回は弥治郎系新山家のこけしを取り上げて来た。新山家は弥治郎系を代表する重要な家系であるが、最近では福太郎を継承する吉紀・真由美工人が活躍する一方で、久治直系の久志の後継者たちは陰の薄い存在となってしまった。かく言う国恵も久治・久志のこけしはある程度所蔵しているものの、その息子である久城・慶志・享のこけしとなると友の会のおみやげこけし程度しか記憶にない。そんな中で目に付いたこけしがあったので紹介したい。新山享のこけしである。口絵写真は、その表情である。

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第241夜:新山家の戦前のペッケ(久志と茂)

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弥治郎系新山家のペッケは小寸こけしの中でも形態・描彩が良くマッチして愛らしいこけしの筆頭に挙げても良いと思う。同じようなペッケでも、やはり作る工人によって個性は出てくるもので、各工人のペッケを集めるのも楽しいものである。今夜は、戦前の新山久志と茂のペッケを紹介しよう。茂は大正9年生まれの久治の二男で久志の弟にあたるが、25歳で戦死したために残るこけしは少ない。口絵写真はその茂のペッケの表情である。

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第240夜:久城のペッケ

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昨日(27日)締め切りのヤフオクに新山久治の小寸こけしで出ていた。昭和8年の記載があるもので、昭和一桁代の久治の小寸ものはあまり見かけないこともあってか、7万円を超える価格で落札されていた。弥治郎の新山本家は久治・久志が戦前・戦後と活躍し、久志の息子の久城、慶志、亨もその伝統を引き継いでこけしを作っていたが、今は誰も作っていないようだ。先日の友の会例会の中古品のコーナーに新山久城のペッケが出ていた。久治を彷彿させる出来栄えに目を付けていたが、自分の順番まで残っていてくれたのはラッキーだった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は久城ペッケの表情である。

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第239夜:佐藤(朝倉)英次のこけし(戦前)

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今年も余すところ一週間となった。この1年間に我が国恵志堂コレクションには多くのこけしが仲間入りをしてきた。その中でタイミングが悪くて未だ紹介していないこけしを残る期間で紹介していこう。今夜は佐藤(朝倉)英次の戦前のこけしである。英次は大正12年から北岡木工所で木地修業を始め、佐藤(大原)正吉と一緒に主に玩具類を挽いたという。その後、昭和6年に応召し、7年には除隊となって木地業に戻ったが、翌8年には上京して転業してしまった。従って、英次の戦前のこけしは大正末から昭和8年までということになる。口絵写真は、その英次こけしの表情である。

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第238夜:戦前の初見こけし

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東京こけし友の会の例会で入札は楽しみの一つである。最近は古品が出ることは減ってきたが、それでも担当幹事さんのご努力で毎回、2,3点は古品が並んでいる。今月はどんな古品があるのかとワクワクしながら入札コーナーに向かう。そして、今回釘付けとなったのは松田初見のこけし。戦前の鳴子で初見や竹雄のこけしは山のようにあったと言われているが、岩蔵や武蔵に比べたらそれらが出てくることはあまりに少ない。という事は残って居ないという事で、大事にされなかったのであろうか。今回の入札ではこの初見に的を絞って挑戦したが、近くに居る強敵に競り合って僅差で入手出来たのはラッキーの一言。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその初見の表情である。

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第237夜:友の会12月例会(H29)

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昨10日(日)、東京こけし友の会の今年最後の例会が開催された。暖かい日差しでここのところの寒さが和らいだ中、60名を越える方々が出席された。おみやげこけしは土湯系の渡辺隆さん、直胴型と太子型でロクロ線模様は各種あった。12月は新品こけしの頒布は無く、これまでの作が割引きで頒布された。中古こけし(含む、入札・抽選)には30~40年代の保存良い良品が並び、こけし関係文献の頒布もあった。ギャラリーは下西会員が鳴子こけしまつりについて詳細に解説された。第二部はこの秋に多数開催されたこけし関連イベントの報告がスライドにより行われ、最後に恒例のジャンケン大会で大物こけしを贈呈して散会となった。口絵写真は筆者に手渡されたおみやげこけし。

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第236夜:戦前の広三(2)

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山形系の奥山広三のこけしは好きなこけしの一つなので、製作時期が違うものがあると出来るだけ入手してきた。先ずは戦後作から集め始め、ようやく戦前作に辿り着いて、千夜一夜(1)の第820夜で紹介した。先日、更に古そうな広三をヤフオクで見つけ入手することができた。今夜はその広三こけしを紹介しよう。口写真は広三こけしの横顔である。

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