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2018年3月

第261夜:きぬさんの英次古型(きぬさん訃報)

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27日に朝倉きぬさんの訃報を聞いた。3月23日に満99歳で亡くなったという。人生100年時代と言われ始めた昨今、それに1年を残した大往生であった。25日の友の会例会で、筆者は1本のきぬさんのこけしを入手した。英次作かと思わせる素晴らしい出来のこけしである。勿論、その時にきぬさんの訃報は知らなかった。この1本のこけしを通して、きぬさんが人生の最後の挨拶を友の会にしてきたと思えてならない。また、同日に亡くなった大沼力さんの30年代の優作も入手することが出来た。奇遇である。帰宅して、所蔵の英次の戦前作と比べて驚いた。木地形態、大きさ、描彩までそっくりなのである。今夜はそのきぬさんのこけしを紹介したい。口絵写真は、そのきぬこけしの表情である。

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第260夜:友の会3月例会(H30)

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昨25日は東京こけし友の会の3月例会があった。東京では暖かい気候で桜も満開となり、そのせいもあってか出席者は60名に満たず、やや少ない開会となった。こけし界ニュースの後、東京おもちゃ美術館の担当の方から美術館の紹介があった。ギャラリーは岩附義正さんで、土湯こけしのロクロ模様の描法の話があった。おみやげこけしは日下秀行さん、新品こけしは6工人を頒布、入札こけしには大正期の岡崎長次郎が出品され、その行方に注目が集まった。第二部では、「岡仁」こけしの製作動画、千葉での是伸展の様子が報告され、こけし談話会の解説と多くの会員の参加要請があった。最後に大寸こけしと岩附さん寄贈のこけしとえじこをジャンケン大会で配布して散会となった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし。

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第259夜:是伸展(千葉そごう)

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今年も千葉そごうでの「宮城の観光と物産展」の中で恒例の柿澤是伸さんの展示・即売展が始まった。初日の21日(春分の日)は横浜は季節外れの大雪で外出する気になれず、2日目の昨日(22日)の昼過ぎに会場に足を運んだ。場所は昨年と同じでかなりのスペースながら品物は思ったより疎ら…。昨日の初日に千葉に雪は降らず、かなりの人出で売れ行きも良かったそうだ。会期はまだ一週間もあるので、会場での製作に力を入れるとのこと。口絵写真は13個の子だるまが上に乗った大きな回し独楽。

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第258夜:明太郎のこけし

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今日21日は春分の日。2日前には当地横浜でも桜が開花した。例年より1週間ほど早い開花であった。ところが今日は一転しての冬模様、朝から雪が舞い始め、昼過ぎには民家の屋根が白く染まっていった。さて、津軽系の間宮明太郎のこけしはこれまであまり注目しないまま今に至っている。最も素朴で原始的なこけしのひとつと評されているが今一つピンとこなかった。ところが先日ヤフオクに出品された明太郎こけしの表情は今までの概念を覆させるものであった。口絵写真は明太郎こけしの表情をやや上方から眺めたものである。

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第257夜:昭二か松三郎か…

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3月に入ってから寒暖の激しい天候が続いている。高齢者には厳しい気候だ。そんな中、こけしの整理をしていたら2本の同じようなこけしを見つけた。大きさ、木地形態、描彩などを比べると、どうみても同一人の作品と考えられる。ところが、胴底に書かれた作者名(工人自身の署名ではないだろうが?)は、一方は桜井昭二とあり他方には松三郎と書かれている。面描を見ると、なるほど両者に似ていない訳ではない。今夜はそんな2本のこけしの話である。口絵写真は桜井昭二と書かれたこけしの表情である。

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