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第297夜:こけし談話会(蔦作蔵・渡辺求)

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昨9日(日)は東京こけし友の会の「こけし談話会」があった。今回のテーマは「蔦作蔵・渡辺求のこけし」で参加者は14名であった。蔦作蔵は佐藤勘内の弟子、渡辺求は佐藤伝内の弟子となったが、木地技術は勘内・伝内の父である佐藤栄治に習ったと言う。求は大野栄治と共に戦後最も入手難の工人と言われ、一方の作蔵は変り型や木地玩具で有名であった。作蔵の古い本型のこけしはあまり目にしたことがなく、貴重な経験となった。入手難と言われた求こけしは初期の十日月目のものは無かったが、優品がかなりの数持ち寄られた。口絵写真は昭和初期の作蔵こけしの表情である。

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蔦作蔵の昭和初期と思われるこけし2本。特に左は横広の頭に薄く塗りつぶした大きな瞳が鋭い視線を送ってくる。今までの作蔵のイメージを一変させる強烈なこけしである。

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その後の作蔵こけし。頭は丸くなり、愛らしい表情のこけしとなったが、初期のおどろおどろしさは無くなってしまった。

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作蔵得意の変り型こけし5種。可愛らしさはこの上ない。

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こちらは、髷付きこけし。中央のこけしの瞳は昭初の作蔵と相通じるものがあり古いものと思われる。

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こちらも戦前によく作られたモンペこけし。

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作蔵の小寸物。

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作蔵の養子となった蔦文男のこけし。

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湾曲の大きな三日月目が魅力的な昭和13年から15年頃の求こけし。

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それ以降の戦前のこけし。目の湾曲が緩くなって切れ長の三日月目となった。

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求の小寸物。

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戦後の求こけし。

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求のこけしを真似たと思われるこけし。第287夜で紹介したが、今回持ち寄り品の中に、その妹分を思われるこけしが見つかった。胴底にはいずれも「求」の書き込みがあり、入手難の求こけしとして扱われていたものと思われる。

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求の弟子、佐藤正の求型こけし。

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コメント

蔦作髷2枚目右側の小寸は別の方の作品ですね。

しょ〜じ様
お久し振りです。
小さいものなので気が付きませんでしたが、誰の作ですか?

後で再度確認しますが、米澤の作者(船山テルあたり)かと思います。

しょ~じさん
あ…それは…僕が昔オーロラさんより頂いた、米沢不明のこけし……紛れてしまってごめんなさい…

しょ〜じ 様、むら~の様
なるほど!
やはり見る人が見ると分かるものなのですね!
ありがとうございました。

むら〜のさま
今は亡きオーロラのばあちゃんからでしたか!?今大きい画像で見てますが蔦衛さんの初期にも見えます。平らな底仕上げ or4ツ爪なら蔦さん、穴一つであれば米沢産ですね…。

しょ~じさん
平らな仕上げです(*´ー`*) ホッ

(^-^)v

しょ〜じ様、 むら~の様
「通」ならではの貴重なお話、ありがとうございました。

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