第320夜:黒頭の栄治郎型(源吉)
色々な工人の栄治郎型を精力的に集めていた頃、祐天寺にあった「つどい」民芸店で斎藤源吉の栄治郎型を見つけた。未だ持っていない源吉の作であり、かなり心が動いたが、黒頭が気になって手に入れなかった。その後、源吉の手絡模様の栄治郎型が手に入ると、今度は黒頭のものが欲しくなり、2年ほど前に楽語舎で求めた。この黒頭の栄治郎型は岡崎幾雄さんも作っており、その製作の経緯が知りたくなったが、未だに確認はしていない。今夜は源吉の黒頭栄治郎型を見てみよう。口絵写真はその表情である。
黒頭の栄治郎型と通常の手絡の栄治郎型を並べてみた。大きさは8寸5分で、右の手絡栄治郎型は74歳の署名があり、昭和33年の作である。左の黒頭の栄治郎型には年齢の署名はないが、木地形態・描彩など全体の雰囲気から、右とそれほど離れていない時期に作られたものと思われる。源吉の栄治郎型は昭和31年から作られているようだが、当初は「原」に倣った手絡の栄治郎型であったと思われる。源吉自身の型には黒頭と手絡があるが、黒頭の方が主流だったと思われるので、この栄治郎型でも黒頭のものを作ったのであろう。
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