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第328夜:「てのひらのえんぎもの」原画展

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平成最後の年が明けて10日が経った。第二次こけしブームと言われた昭和40~50年代、正月には都内のデパートではこけし展が競うよう開催され、それを梯子するのが楽しみであり、こけしイベントの幕開けであった。ここ数年、第三次こけしブームとも言われてきたが、正月にデパートでそのようなこけし展が催されることはなかったし、ブームの中身が第二次とは明らかに異なっていた。そんな中で、今年も友の会会員でもある佐々木一澄氏の作品展示会が今日から始まったので出掛けてきた。口絵写真は展示会で展示されている郷土玩具の群像である。

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佐々木一澄氏は昨年の12月に「てのひらのえんぎもの 日本の郷土玩具」という本を出版された。氏が集めた日本各地の郷土玩具の中から243点を選び、そのイラストを描いて解説(エッセイ)を添えたものである。今回の展示会は、その原画展ということで、郷土玩具とそのイラスト(原画)が壁面に展示されている。本の中で、こけしは鳴子こけしが取り上げられ、そのイラスト(見開き2頁)とエッセイ12頁が収録されている。特に氏が心酔している高橋正吾さんの話が興味深い。

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会場は毎年お馴染みになったいる表参道のOPA(ギャラリー、ショップ)である。上の写真の右半分がギャラリーで左半分がショップである。

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こちらが本に載っているイラストの原画。原画の横に一澄氏にも並んで貰った。

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こちらが原画の元になった鳴子のこけし達。こけしの他にも、本に載った沢山の郷土玩具が真ん中のテーブルの上に並んでいる。

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隣のOPAショップでは、松田大弘さんのこけしが販売されている。

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上の段には、大寸の民之助型と初見のこけし車と帽子被りを再現したものが置いてある。

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下の段には、幸八型のロクロ線模様とたちこ、それにこけし車が置いてある。

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