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第343夜:本間直子さんの初期こけし

Naoko_s57_kao

最近はインタ―ネットのオークション(ヤフオク)に古品から新作まで数多くのこけしが出品され、国恵もここから入手することが多くなった。先日入手した5本組は、恵介の完品、丑蔵69歳が入っていても一本当たり千円未満での落札であった。その中に本間直子さんのこけしがあった。手元に届いてからそのこけしを眺めて調べてみると、どうやら直子さんの初期のものらしいことが分かった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はそのこけしの表情である。

Kokeshi wikiによれば、本間直子さんは昭和55年4月1日より佐藤善二の弟子となり木地修業を始めた。こけしは昭和58年より作り始め、昭和60年7月1日に独立したとある。

Naoko_s57_syomei

今回入手の直子こけしの胴底には「大阪大丸にて 57.1.15」との書き込みがある。この書き込みの通りであれば、直子さんは昭和57年の頭にこのこけしを販売していたことになり、昭和56年にはこのようなこけしを作っていたことになる。

Naoko_s57_2men

こちらが今回のこけしの全体像である。大きさは6寸。師匠である善二の本人型を引き継いだこけしである。師匠作では胴の中央部の括れはなだらかであるが、本作では括れ部は独立して帯状になっており、その上下の胸部、胴部の膨らみも大きい。描彩では、頭髪と鬢が繋がっておらず、振り分けの大きめな前髪が描かれている。表情は優しく、女性工人らしく頬紅が小さく付けられている。胴模様には師匠伝来の牡丹模様を描いているが、上部には小さな蕾が付けられている。

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