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第354夜:定助と三春の滝桜

Sadasuke_ejiko 15日から一泊二日で三春の滝桜を見に行ってきた。スパリゾートハワイアンズが催行しているバスツアーで、ハワイアンズに一泊し翌16日に滝桜を見に行った。昨年も同様のツアーがあり申し込んだが、桜の開花が早く中止となってしまった。今年は順調に開花を迎えたがその後寒い日が続いて心配していたが、今週になって気温も高くなり16日には快晴の下、満開の桜を満喫することができた。ただ、狭いバスの中で長時間を過ごしたため腰を痛めてしまい、現在休養中である。なお、鳴子の高橋定助は胴に色々な模様を描いており、今夜はそれを紹介しよう。口絵写真はえじこの胴模様である。

Sadasuke_icyo_ejiko

こちらが定助のこけしである。定助は戦後、昭和28年頃より他人の木地に各種の菊や楓、なでしこ等の花模様の他、宝珠なども描き、昭和33,4年頃からは銀杏、朝顔、松竹梅も描いていたようである。写真左のえじこ(89才)が「松竹梅」で、右のこけし(88才)が「銀杏」(イチョウの葉)とのこと。「朝顔」は残念ながら未だ見たことがない。洒脱にサラサラと描いた松竹梅に対し、銀杏は几帳面に塗りつぶしているのが興味深い。



さて、ここからは三春の滝桜…

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こちらは車道のある高台から眺めたところ。滝桜が独立の一本桜であることが分かる。滝桜後方の丘の上の桜並木も遠望できる。
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天然記念物「三春滝桜」の石碑を入れて撮影。
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この角度だと、太い幹がどっしりと支えているのが良く分かる。狩野永徳や長谷川等伯の屏風絵を想い起させる。
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前衛の菜の花とのコンビネーション。青い空との三色の組み合わせが美しい。
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下から見上げてところ。思わず口が空いてしまう…(笑)

 

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コメント

国恵さんこんばんは。この模様が銀杏です。

しょ〜じ様
こんばんは。これが銀杏でしたか!
形からするとイチョウの葉なんでしょうね…
ありがとうございました。

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