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2019年6月

第368夜:盛のもんぺこけし

Sakari_monpe_kaoヤフオクで高橋盛のもんぺこけしを入手した。ぜひとも手に入れたかったこけしの一本であった。戦前のこけしに「もんぺこけし」と呼ばれるものがある。弥治郎系の蔦作蔵や秋保の菅原庄七のこけしが有名である。胸部が膨らみ、そこからやや括れて腰部でまた膨らみ、裾部が窄まって最下部が台状に広がった形である。描彩はもんぺを履いた模様である。頭には髷を付けたものが多い。これに対して、今夜のこけしは形態は正にもんぺこけしであるが、頭に髷は無く、胴の描彩ももんぺ模様ではない。もんぺは太平洋戦争中は女性の標準服として全国に広まったが、元々は農山村の作業着であったようだ。東北地方では広く使われていたようで、そんなところからもんぺこけしも生まれたのであろう。口絵写真は盛もんぺこけしの表情である。

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第367夜:友の会6月例会(写真のみ:R1年)

1906reikai_ichigoro 東京こけし友の会の6月例会は、23日(日)に開催された。筆者は体調不良で欠席したため恒例の例会報告は掲載出来ず、関係者から頂いた写真のみ掲載させて頂く。ご了承下さい。口絵写真はおみやげこけしである阿部市五郎さんの石蔵型。

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<お詫び>友の会6月例会の例会報告はお休みです。

東京こけし友の会の6月例会は、筆者が体調不良で欠席したため、恒例の例会報告はお休みとなります。なお、後日、例会の写真が集まりましたら、写真のみ掲載する予定です。ご了承下さい。

第366夜:戦後の黒田ウメノと正司さんの写し

Umeno_s44_kao 現在自宅で安静中なので、滞っていた本ブログの更新を進めておこう。懇意にしている米沢の長谷川正司さんは昨年後半から体調を崩し、この冬シーズンはこけしを作っていなかった。その正司さんから電話があり6/9にこけしが送られてきた。今年の1月に訪問した折に預けて来た黒田ウメノのこけしの写しである。早速電話をすると、暖かくなって体調も良くなりこけしも作り始めたとのこと。声にも張りがあり元気さが伝わってきた。鳴子のこけし祭りコンクールにも出品したいと話していた。山形系は後継者難が深刻で、現在作っているのは小林清さんと長谷川正司さんくらい。先ずは喜ばしいことである。口絵写真は、黒田ウメノの表情である。

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第365夜:正吾さんの武寛写し(小)&菊宏作

Syogo_takehiro_syo_kaoここ数日、心臓の具合が良く無く血圧を計ったら、最低血圧が100を大きく超えておりギョッとした。かかりつけの病院に連絡したら、診察は早くても24日の午後との事。それまでは家で安静に過ごさなければ…。さて、今夜は昨夜の続きで正吾さんの武寛写しの小の方の紹介である。「原」の武寛こけしの大小2本は同時に作られたものと思われ、ほぼ同じような作行きではあるが、面描には多少違いも見られ、そこが見所でもある。さて、この2本の写しが届いたのは6/9、その数日後の12日に、何と武寛写しと思われるこけしがヤフオクに出品された。志田菊宏さんの作で軽部留治型となっている。しかも胴底には署名と共に「令和元年」と書かれている。どういう経緯でそのこけしが作られ、そしてヤフオクに出品されたかは定かではないが、5月から遅くとも6月頭の間に作られたもので、その時期は正吾さんと同時期と言える。こけし界の「縁」の話はよく耳にするが、またまた驚かされ比較のために、菊宏作も入手した。口絵写真は、正吾作の武寛写し(小)の表情である。大滝武寛の鶴岡こけしの話をしていたら、昨18日の夜、鶴岡市で震度6弱を記録する大きな地震が発生した。人命にかかわる被害が無かったのは良かったが、被災された方々にお見舞い申し上げる。

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第364夜:正吾さんの武寛写し(大)

Syogo_takehiro_dai_kao 先日、高橋正吾さんから、大滝武寛写しのこけしが届いた。先月(5/12)弥治郎で開催された友の会のこけし談話会の帰りに鳴子に寄った折に頼んだもので、一か月足らずで作ってくれたことになる。何とも面倒な写しの作成であり、いつもながら正吾さんには感謝である。「原」こけしは第347夜で紹介した大滝武寛のこけし2本。武寛は木地を鳴子の「高亀」に頼んで、それに描彩してこけしを作っており、その関係から正吾さんは武寛のこけしも作っている。口絵写真は写し2本の内、大きい方のこけしの表情である。

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第363夜:第8回下谷こけしまつり

1906shitaya_gunso_1 今日(6/14)から、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」にて下谷こけしまつりが始まった。早いもので今回で8回目となっている。最近のこけしイベントの恒例のようで、本イベントでも早朝3時には数名が並んでいたとのこと。開場の9時には30名余りの愛好家が列をなしていたそうだ。それから1時間程がピークで、筆者が訪れた午後3時時点では、2名程の客が居ただけで静かな会場になっていた。人気の本間直子さんのこけしは既に完売となっており、他の工人の作でも珍しいものは早々に無くなったようだ。本間さんは明日の午前中に帰宅されるそうだが、他の工人さん方は16日まで会場で接客にあたるとのこと。口絵写真は、入手したこけしの群像である。

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第362夜:二側目の鳴子こけし(斉司)

Seishi_senzen_kao 6月に入っても暑い日が続いていたが、関東地方は昨日梅雨入りの宣言があり、一転して肌寒い天候となった。さて、今夜紹介するのは楽語舎で見つけた鳴子のこけしである。ちょっと不思議な感じのするこけしだったので入手した。描彩(特に頭部)の特徴から岡崎系のこけしと思ったが、胴底には鉛筆で「鳴子 岡崎斉司」と書かれている。本人の署名ではなく入手者が記入したものであろう。岡崎斉司のこけしは変化が少なく、特に戦後の作は安定していてよく見かけるもので、それらと比べると斉司としても戦前の作ではないかと思われる。口絵写真はその表情である。

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