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第363夜:第8回下谷こけしまつり

1906shitaya_gunso_1 今日(6/14)から、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」にて下谷こけしまつりが始まった。早いもので今回で8回目となっている。最近のこけしイベントの恒例のようで、本イベントでも早朝3時には数名が並んでいたとのこと。開場の9時には30名余りの愛好家が列をなしていたそうだ。それから1時間程がピークで、筆者が訪れた午後3時時点では、2名程の客が居ただけで静かな会場になっていた。人気の本間直子さんのこけしは既に完売となっており、他の工人の作でも珍しいものは早々に無くなったようだ。本間さんは明日の午前中に帰宅されるそうだが、他の工人さん方は16日まで会場で接客にあたるとのこと。口絵写真は、入手したこけしの群像である。

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今回参加の工人さん。左から本間直子さん、新山真由美さん、阿部国敏さん、大沼秀顯さん、平賀輝幸さん。新山吉紀さんは席を外していたので写真には写っていない。

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阿部国敏さんの作品。今回は、新次郎型も持ってきたとのことであったが、残念ながら既に売れてしまっていた。

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新山真由美さんの作品。主流の福太郎、福雄型各種と喜一型。

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平賀輝幸さんの作品。作並の伝統的なこけしと今風の斬新なこけし。

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新山吉紀さんの作品。こちらは福太郎・福雄型と本人型が中心。反対側の棚には栄治・喜一型が各種並んでいる。

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大沼秀顯さんの作品。岩太郎型、竹雄型を中心に、それらをアレンジした作品も並んでいる。

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こちらが、今回入手した各工人のこけし。左から、阿部国敏さんの治助型(6寸7分)。赤の染料を薄めて作ったという黄色を水玉状に散らしている。次は平賀輝幸さんの本人型台付(尺3分)。今まであまり意識していなかったが、本人型は目尻が鯨目状に跳ねるのが特徴とのこと。次は新山真由美さんの平頭型(5寸2分)。真由美さんが好んで作る型で私の好きな型でもある。新山吉紀さんの喜一型(3寸7分)。押しつぶされたような形と一筆目が愛らしい。同じく吉紀さんの平頭型(5寸2分)。鼻の形が真由美さんとは異なっている。右端は大沼秀顯さんの高橋みね型たちこ(4寸3分)。

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秀顯さんのみね型を、帰宅してから所蔵のみね作(みねのこけしは第596夜参照)と並べてみた。この型は首が長く、頭がキナキナのように動くのが特徴である。

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