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2019年7月

第372夜:友の会7月例会(R1)

1907reikai_kanou一昨々日(28日)、東京こけし友の会の7月例会があった。梅雨明けを思わせる天候の中、59名の出席者があった。ここ三か月は40名台の出席者だったので一安心。おみやげこけしは、仙台の加納博さんで4種類。新品こけしは6工人の様々な作品が揃った。例会ギャラリーは鈴木副会長の「新山久治のこけし」で尺5寸の大物の迫力は圧巻。入札・抽選を含む中古こけしの頒布を経て。第二部は橋本永興前会長の仙台カメイ美術館でのこけし展の解説。桜井昭寛、新山吉両工人によるトークイベントの話も興味深かった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし。

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第371夜:憲一の勝次型

Kenichi_katuji_s37_kao 西山憲一は多くの勝次型を作っているが、これまで今ひとつ気に入った作に出会わず、手元にこれと言った作は残っていない状況であった。先日のヤフオクに表情の良い勝次型が出ており、何とか入手することが出来た。これもこの4月に入手した勝次こけしのご縁かとも思う。今夜はその勝次型を紹介したい。口絵写真はその勝次型の表情である。

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第370夜:美津雄の古型ロクロ(その4)

Morimitu_rokuro_s50_kao 津軽系こけしの中でも盛秀型古型ロクロ(開き目)は好きなこけしで力を入れてコレクションしている。美津雄さんは各種の盛秀型こけしを作っており、この古型ロクロもそのレパートリーの一つなのだが、それがいつ頃から作られ始めたのかは判然としていない。「盛秀一家のこけし辞典」には美津雄さんのこけしが初期のものから各種年代順に掲載されており有難い。その中では昭和59年のものが一番古いようだ。先日ヤフオクに出品された古型ロクロは、署名と描彩様式からそれより古いものと思われ入手した。今夜はそのこけしを見てみたい。口絵写真はその古型ロクロの表情である。

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第369夜:梅吉こけしの魅力

Umekiti_s8_kao 梅雨真っただ中の天候の中、7月を迎えた。今年も半分が終わり、後半に入った訳である。国恵が梅吉こけしに興味を持ったのは、高橋金三の復元作を見てからである。良く筆の伸びたキリッとした表情、過剰とも思われるアクセントの付いた眉・目の描彩に惹きつけられた。藤井梅吉は「日本郷土玩具(東の部)」(昭和5年)で紹介されたが、昭和11年3月には亡くなっているので、その残るこけしも多くはない。古品市場に出てくるのも珍しく、数年前に楽語舎(旧たんたん)の即売会でようやく手にすることが出来た(第901夜参照)。それで一応満足はしており、あとは評価の高い手絡模様の梅吉を望んでいるが、それは今だに見かけない。今回の梅吉は黒頭ではあるが、面描と鬢の描法に惹かれて入手に至った。口絵写真はその表情である。

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